イラスト:河井克夫
サマソニのマリンスタジアム&BEACH STAGEと、MONSTER baSHの2日目と、GRAPEVINEの日比谷野音で、今年の夏の暑さを思い知った半月でした。
8月17日(日)SUMMER SONIC 2025(東京)の2日目 @ ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
前回に書いたSONICMANIAは、ほぼ毎年行っているけど、SUMMER SONICは2018年以来行っていない。2019年から、同じ日程に開催されるMONSTER baSHに仕事で行くようになった、というのが大きいが、サマソニとモンバスの日程が重ならなくなってからも、チケットを取りそこねたりして、行けていない。
今年こそ、足を運びたい。でも、ソニマニに行くから、1日目はしんどいので、2日目にしよう。というわけで、誰を観たいとかは考えないことにして、チケットを買った。
で、現場で、客層がだいぶ変わったことを知って、「そうかあ!」と思った。FALL OUT BOYがマリンスタジアムのトリだった1日目は、また違ったのだろうが、この日は、マリンスタジアムのトップがMrs.GREEN APPLEだったことと、ダンス・ボーカル系のグループの出演が多かったことが、客層を決めた感じだったのだ。
ダンス・ボーカル系のグループ、数えてみた。JO1、BE:FIRST、aespa、INI、MAZZEL、KATSEYE、FRUITS ZIPPER、NiziU、BMSG POSSE、Da-iCE、B&ZAI。11組。「出れんの!? サマソニ!?」枠を除いても、これだけ出ている。
サマソニ、昔は洋楽ロックファンが中心だったのが、ある時期からEDM系のアクトが増えて、お客さんもいわゆるパリピ的な人たちが目立つようになった。というくらいの時代までしか把握していなかったもんで、とても新鮮でした。
という中で、それらのグループを観たり、BEACH STAGEまで行ってRIP SLYMEを観たりして過ごしたが、いちばん「うわ、やられた」と思ったのは、やはり、マリンスタジアムのトリのアリシア・キーズだった。
終始圧巻のステージだった上に、後半では「Bad B*tch 美学」でAwich、AI、NENE、LANA、MaRIが次々に登場。その後、いったん引っ込んだAIが再登場して「ハピネス」を歌い、それがアリシアの「No One」とマッシュアップ状態になる、という、日本でしか観られないサプライズがあったのだ。
いやあ、いいもん観てしまった。雑な動機で来たくせに。という申し訳なさと多幸感がごっちゃになった気持ちで、帰途につきました。トリを最後まで観たから、電車、地獄の混みっぷりだろうなあ、と思ったが、意外とすんなり乗れた。
TOKYO DAY2⚡
MARINE STAGE①⚓#ALICIAKEYS#aespa#CAMILACABELLO#JBALVIN
公式サイトのPHOTO GALLERYで公開中💁https://t.co/szmNLps7aU#サマソニ #summersonic pic.twitter.com/8j9IotbtpJ
— SUMMER SONIC (@summer_sonic) August 29, 2025
8月23日(土)9:55 MONSTER baSH 2025の1日目 @ 国営讃岐まんのう公園
2019年から毎年、SPICEにアップされるオフィシャルのレポの仕事を、ライター鈴木淳史と手分けして書いている、香川の老舗野外フェス『MONSTER baSH』(以下モンバス)の1日目。
レポ納品済ですが、まだアップされていないので、上がり次第リンク貼ります。
※追記:アップされました ≫ 香川『MONSTER baSH 2025』昨年の雪辱を晴らし、歌って踊る大団円にーー氣志團、aiko、SHISHAMO、RIP SLYMEら豪華集結の初日をレポート(写真104点掲載)
MONSTER baSH 2025
Day1終了しました!今日最終日の方、ご参加ありがとう
明日参加される方はしっかり寝て、お越しください!来場者アンケートのご案内
モンバスをさらに充実させ、さらに良いフェスになるよう、今後の参考とさせていただくためのアンケートを実施しています。公式アプリから🔽 pic.twitter.com/xwiYMYhAJb
— MONSTER baSH (@MONSTERbaSH_) August 23, 2025
8月24日(日)9:55 MONSTER baSH 2025の2日目 @ 国営讃岐まんのう公園
前日と同じく、レポ納品済、アップされたらリンク貼ります。
なお、去年は、暴風雨と雷により、2日目の最後のアクト=Saucy Dogと、SMA50周年企画の最後のシンガーだった綾小路翔の出番を前に途中終了、ということになってしまった。
で、今年は1日目のトリが氣志團、2日目のトリがSaucy Dogで、どちらもそれはもうすばらしいライブをやった。という、ドラマがありました。
※追記:アップされました ≫ 香川『MONSTER baSH 2025』最高のシチュエーションとシンガロングーーSaucy Dog、SUPER BEAVER、あいみょんら豪華集結、四星球のDUKE 50周年祝祭など2日目レポート(写真109点掲載)
MONSTER baSH 2025 終演!
ご参加いただいたお客様、
出演してくださったアーティストの皆さん、
関わってくださった全ての関係者の皆さんに感謝します。二日間開催出来る幸せ🙋🏻♂️
また来年この場所で会いましょう。SEE YOU NEXT 2026!!#モンバス#MONSTERbaSH pic.twitter.com/nCEhtczRyH
— MONSTER baSH (@MONSTERbaSH_) August 24, 2025
8月26日(火)13:30 『コントと音楽vol.6 最低二万回の嘘』@ COTTON CLUB
演出・脚本・選曲=映画監督の飯塚健/音楽=海田庄吾/プロデュース=鈴木大介(COTTON CLUB)、の3人の製作陣によって、2019年にモーションブルー・ヨコハマでスタート。
2023年から会場がCOTTON CLUBに変わり、今回で2年ぶり・通算6回目だったのが、この『コントと音楽』シリーズである。ここでの「コント」は、日本で言ういわゆるお笑いの「コント」ではなく、フランス語で短い物語、寸劇を意味する「コント」だそうです。
というわけで、音楽と芝居でできているが、ミュージカルでも歌劇でもない。今回は二人芝居で、出演は中川大志と山中聡。彼らが芝居をするのは、ステージではなく、客席のまんなかである。
ステージには、椎野恭一(ds)、田中佑司(key)、西口明宏(sax)、高橋睦(b)という、豪華なメンツのバンドがいて、いわゆる劇伴的な音を出す時もあるし、役者二人が歌う時の演奏もする。芝居は3部構成になっていて、それらの合間とか最後とかに、「いかれたBaby」(フィッシュマンズ)、「時の流れに身をまかせ」(テレサ・テン)、「幸福な朝食 退屈な夕食」(斉藤和義)、「約束の橋」(佐野元春)の4曲が歌われた。
どうでしょう。よくわからないでしょう、どういうものなんだか。でも、観ると「そうか!」「なるほど!」と、なります。
COTTON CLUBだけあって、この公演、メニューやグッズ紹介も兼ねたパンフレットが、全席に配布される。それに掲載される中川大志&山中聡&海田庄吾のインタビュー、という仕事をした関係で、ゲネプロを一回、この日のこの時間に本番を一回観たが、とても新鮮だったし、刺激的だったし、おもしろかった。
これまで、演劇関係のオフィシャルな仕事をした経験は、松尾スズキと大根仁のみ。つまり「演出家が知人」という仕事に限られていたので、そういう意味でも、うれしかったです。
🎭 #コントと音楽 𝐯𝐨𝐥.𝟎𝟔「#最低二万回の嘘」
千秋楽を終えて、飯塚監督より終演コメントが到着🗣️ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
コントと音楽 vol.6 「最低二万回の嘘」、無事全公演を終えることができました。… pic.twitter.com/9kQY4g6keC— COTTON CLUB (@cottonclubjapan) September 2, 2025
8月30日(土) 17:00 GRAPEVINE @ 日比谷野外大音楽堂
ニューアルバム『あのみちから遠くはなれて』(通称アミーチー)のリリース・ツアーの途中で追加された、東京と大阪は野外・名古屋はホールの3本のうちの、東京編がこの日。
ぴあ音楽にレポを書きました。≫ 〝なんなんだろう、このバンド〟猛暑の日比谷野音で魅せた、GRAPEVINEの鉄壁ライブ【ライブレポート】
GRAPEVINE TOUR2025
8.30(土) 日比谷野外大音楽堂 SOLD OUT
9.6(土) 福岡DRUM LOGOS
9.7(日) 鹿児島CAPARVOホール
9.13(土) 札幌ペニーレーン24
9.15(月祝) 仙台Rensa
9.20(土) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
9.21(日) 名古屋市民会館ビレッジホール
9.23(火祝) 大阪城音楽堂🎫 https://t.co/5ebKP7IXLP pic.twitter.com/Ln5WlxTw7W
— news_grapevine (@news_grapevine) August 29, 2025







