「第88回アカデミー賞®」の授賞式が現地時間2月28日(日)に開催されるが、今年もっとも注目を集めている俳優といえば、やはりレオナルド・ディカプリオだろう。1993年の『ギルバート・グレイプ』でのノミネート(助演男優賞)以来、幾度となくノミネートされてきた常連にもかかわらず、一度も受賞経験がないディカプリオは、今年こそオスカーを獲得できるだろうか?
日本では今年4月22日(金)に公開される『レヴェナント:蘇えりし者』(監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)で主演男優賞にノミネートされているディカプリオ。実は、既にアカデミー賞の前哨戦と言われている2つの賞において主演男優賞を獲得しているため、本人にとっても念願であろう受賞が有力視されている。
ディカプリオは、今年1月に行われた「第73回ゴールデングローブ賞」と「第22回全米映画俳優組合賞」において、『レヴェナント:蘇えりし者』で主演男優賞を獲得済み。特に米映画俳優組合賞は、会員の多くがアカデミー賞®でも投票権を持っていると言われているため、多くの評論家もディカプリオを今年の主演男優賞の大本命として挙げているのだ。
なお、ディカプリオが『タイタニック』(1997年)で共演したケイト・ウィンスレットも今年、ゴールデングローブ賞において『スティーブ・ジョブズ』で助演女優賞を受賞している。彼の人気を不動のものにした『タイタニック』だが、そんな名作のシネマ・コンサートが、今年4月に日本でも開催されることをご存知だろうか?
世界と日本の歴代興行収入ランキングで、ともに第2位を記録している『タイタニック』。当時アカデミー賞で11部門を受賞したジェームズ・キャメロン監督による歴史に残る名作の“シネマ・コンサート”が、遂に日本初上陸を果たすことになった。
シネマ・コンサートとは、名作映画を生演奏と共に大スクリーンで上映するという、非常に贅沢な試み。『タイタニック』では、オーケストラ&アイリッシュバンドの生演奏による音楽(作曲:ジェームズ・ホーナー)、そしてグラミー賞も受賞した主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」が、大ホールに響き渡ることだろう。自宅でのDVD鑑賞はもとより、映画館でも味わえない、まったく新しい興奮と感動が味わえるはずだ。