2022年、デビュー25周年を迎えるOBLIVION DUSTにインタビュー!Zepp Tokyoでのライヴの思い出、年明けのアニバーサリー・ライヴについてメンバー3人に訊いた

インタビュー | 2021.12.13 19:00

2022年はデビュー25周年、まずその手始めとして1月22日(土)に渋谷O-EASTにて、デビュー25周年ライヴ『OBLIVION DUST - 25th anniversary year “No Quarter” Live 2022』を行うOBLIVION DUSTだが、その前に急遽、予定外のライヴが入った。
2021年いっぱいでクローズが決まっているZepp Tokyoで、12月21日(火)に開催が決まったものである。
そのライヴのことや、1月22日(土)のアニバーサリー・ライヴのこと、25年前と現在のことなどについて、メンバー3人に訊いた。

ライヴで笑いたい、っていう思いが強かった

──夏の東名阪ツアーは、やってみていかがでした?
KEN LLOYDKEN LLOYD:コロナ禍でのツアーは夏で2回目でした。1回目の時は、うまくライヴをやれるのか?感染者が出ないか?とか心配事がいろいろありました。でも、ファンのマナーがすごくしっかりしてたし、感染予防対策はスタッフもメンバーも徹底してできたので。その分、2回目は安心してライヴに挑めたというか。まあ、今の状況の中でのベストなものができたな、と思いました。
RIKIJIお客さんも演ってる方も、座席がある状況に慣れたっていうか。昔、LOUDNESSとかも渋谷公会堂とかでやってたじゃないですか、スタンディングがまだなかったから。客席にきれいに人が並んでいるのをステージから見て、「昔のライヴっぽいなあ」と思いながら演ってました。
お客さんも、だいぶ明るくなった感じがします。マスク越しなんですけど、目が……。コロナ禍での1回目のツアーの時は緊張感があったっていうか。声も出せないし、どうしていいかわかんない、みたいな感じでしたけど。2回目の時は楽しみ方を学んで観てるなっていう印象でしたね。
K.A.Zコロナ禍でライヴのスケジュールを決める時は、この先どうなるかわからない、当日にライヴがやれるかどうかっていう心配があるのはもう付き物なので。それはもうしかたない。その上で、バンド自体はいつもどおりのライヴがやれたと思います。ただ、お客さんはコロナ禍に対して日々の生活での免疫が少しついて良くなっている感じも受けた一方で、やっぱりメンタル的にはかなりダメージを受けていることも事実だし。
──あ、現場でそれを感じました?
K.A.Zちょっと感じましたね。明るくしてるんだけど、やっぱり表情とか…。それは、ファンがくれる手紙からも読み取れるし。だから、ライヴの短い時間だけでも、お互いコロナ禍を忘れて楽しめる様な、笑いたいっていう思いが強かったですね。
──前回のZepp Tokyoの時、K.A.ZさんはMCの時にセンチメンタルになっていましたよね。
K.A.Zそうですね。「これで終わりか……」っていう感じがありましたね。今までのバンド人生で、いちばんライヴをやっている場所なので。OBLIVION DUSTでももちろんやってたし、VAMPSも86回とかやってるんですよね。
──10デイズとかやってましたもんね。
K.A.Zだから、すごくホーム感もあるし。いろんな思い出が詰まっている場所ですね。1999年にZepp Tokyoができた年にhideちゃんのバンド”Zilch”と一緒にイベントをやったりとか。最後にもう一回やれるのはすごくうれしいですね。前回来れなくても、今回は来れるっていうお客さんもいるだろうし。この機会にすごく感謝しています。
──KENさんRIKIJIさんもZepp Tokyoに対するなんらかの思い出とかはあります?
KENまあ正直、僕はK.A.Zほどは思い入れはないんですけど(笑)。K.A.ZはVAMPSの方が多くて、僕はZepp TokyoはFAKE? の方が多かったかな。ただ、Zeppってなると、やっぱりちょっとウキウキはしますよ。
──パフォーマンスする側としては、どんなハコですか?
KEN僕、けっこう動き回るので、そういう意味で言ったら、すごくやりやすいハコかな。お客さんをちゃんと見渡せるぐらいステージが高いし。2階席も歌を歌っていても、しっかり目線が届くの高さというか。会場によっては2階が高すぎて、見えていないと忘れがちになるんですよね。
──RIKIJIさんは?
RIKIJI観に行った側の話ですけど、Zepp Tokyoは、モトリー・クルーのライヴを観に行ったのをよく憶えています(※2011年10月3・4・5日)。その時のミック・マーズのギターの音がすごくよかったんですよ。まだミック・マーズも元気だったし、ギターがストラトの音とは思えないくらい、めちゃくちゃヘヴィーで。今までライヴで聴いたギターの音で、歪みの音がいちばん良かったです。

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