久保田利伸の、「〇〇の秋」といえば！？「ニューヨークの秋。秋は人と人が優しくなれますね」

ニューヨークの秋。お洒落です(笑)。ニューヨークはなかなかいい季節がないんですけど、秋だけちょっと涼しくなって、世界中からワサワサ集まってくる人たちが優しく朗らかになりますね。いつもは刺々しいですけど(笑)。でも、しばらくすると冬が来て寒くなるし、夏の間は暑くて臭いし(笑)、秋はちょっと心も涼やかになれる季節で、サンマの秋よりニューヨークの秋のほうが好きですね。疲れる場所が少ないです。ニューヨークは疲れる街じゃないですか、でも秋は人と人が優しくなれますね。
場所としてはセントラルパークがいいです。でもすぐ寒くなるので、そのタイミングを間違えないように。僕の住んでいる場所からセントラルパークは遠いので、バッテリーパークっていう場所にもよく行きますね。ハドソン川沿いにあるんですけど、ここはジョギングしている人やカップルもいて、川沿いは高い建物もないですから気楽に過ごせますね。
マンハッタンって秋に歩くと楽しいところなので、いくらでも歩けます。日本では信じられないような距離をいつのまにか歩いてしまう。街もいろんなものがあって楽しいし、歩いている人もワンブロックの中に30か国語があって、30か国の顔がありますから。余裕がある時は楽しいですね。真冬は寒くて自分のことしか考えられないけれど、この時期はキョロキョロできる。バッテーリーパークから遠い場所にいても、30～40分ぐらい歩いてマンハッタンを横断しても大丈夫ですね。だから、ニューヨークの秋は楽なスニーカーを履きます。ナイキ、楽でいいです。ただ、先週もニューヨークのナイキで買ったんですけど、なぜか右足だけ靴擦れが起きる(笑)。このスニーカーはハズレでした。