whatʼs THE PIANO ERA
“THE PIANO ERA(ザ・ピアノエラ)”は、近年メキメキと拡張し躍動を続ける“今聴くべき世界の 「ピアノ音楽の現在」”にフォーカスし、現在多様に発展してきている世界のピアノ音楽の“今”を体感するとともに、ピアノから放たれる、弾く者の音から染み出る音楽性や個性、生まれ育った文化までも感じ取ろう、というコンセプトで2013年にスタートした。
隔年開催のザ・ピアノエラは過去に3回開催され、ジャンルで括らず毎回独自のピアノ音楽を創造する国内外のアーティスト数組が出演。シンプルなコンセプトであるが故に弾く者を丸裸にし、発せられるダイナミズムをダイレクトに、浴びるように感じることができる音楽純度の高い公演として毎回注目を集めている。
ザ・ピアノエラは、ピアノファン、音楽ファン、クリエイターへ刺激を与えるだけでなく、ピアノに親しんでいる子供たちにも感じ取ってもらい「世界にはこんなにスゴイ音楽があるのか!こんなすごいピアニストがいるのか!僕も、私も音楽を作りたい!」と思える、創造意欲の背中を押す体験となることも目的としている。
第4回目の今年は、南アフリカ・ブラジル・ポーランド・イスラエル・アメリカ・日本から、個性的で創造性溢れる音楽家が集う。
“アフリカン・ピアノの後継者”カイル・シェパード(南アフリカ)は、同じく南アフリカのドラマー、クロード・カズンスとベーシスト・松永誠剛とともに、南アフリカと日本のルーツ・ミュージックであり、かつ最先端の響き“A Portrait of Home ~ルーツの肖像~”を奏でる。
ニタイ・ハーシュコヴィッツ(イスラエル)はイスラエルをルーツに自身の内面を投影した優しく静寂な音楽を表現。
様々な楽器を演奏するスキルと有機的に絡み合う革新的なサウンドによって、21世紀のミナス/南米シーンだけでなく世界をリードする現代ブラジル最注目の若きアイコン、アントニオ・ロウレイロ(ブラジル)は自身のトリオを日本で初披露。間違いなく我々は衝撃を目の当たりにするだろう。
アップル、フェイスブック、グーグルなどのCMの楽曲も手掛け、地球を巡る太陽の軌道や空気を題材にしたサウンドトラックとも言える神秘的で不完全な音楽世界がが坂本龍一に“とても美しい音楽”と評されるゴールドムンド(アメリカ)は10年ぶりに奇跡の来日。
ゴーゴー・ペンギンを排出したUKのレーベルGondwana Recordsからファーストソロアルバムがリリースされたハニャ・ラニ(ポーランド)は、ピアノのハンマー音や軋む音までも響きとして取り込み無限の空間と時間の感覚を投影する美しい音楽世界の表現がヨーロッパを中心に急速に話題となり、早くも初来日。
そして日本からは、「おおかみこどもの雨と雪」等の細田守監督の映画音楽を手掛け、最近は自然を招き入れたピアノ曲集“マージナリア”を続ける高木正勝が、その多様な音楽表現から第1回から唯一連続出演する。
今回もジャンルに関わらずピアノ音楽ファン、全ての音楽ファン、クリエイター、そして日々ピアノに親しんでいる大人と子供達に向けて、いま誰もが体感すべきピアノ音楽、ピアニストの魅力に出会える2日間となる。
チケットは明日7月6日(土)12:00より、オフィシャルサイトにてチケット先行受付がスタートする。