2016年8月28日、ニューヨークで開催された「MTVビデオ・ミュージック・アワード」で使用された巨大なスクリーンが「世界一大きなプロジェクションスクリーン」に認定された。
オーストラリアの空中広告のプロフェッショナル「Branding By Air」が開発したシステムは、幅250フィート(76.2メートル)のスクリーンを2台のヘリコプターで広げ、映像を映し出すヘリには4k動画のプロジェクターを積み込み投影するというもので、ハドソン川上空にイベントロゴや映像が映しだされた。
「Branding By Air」という会社、もともとは空飛ぶビール缶や、空飛ぶバナーなどの空中広告をメインにやってきたが、ここまで巨大なスクリーンを扱うのは過去になかったため2年間のテストを重ねてこのイベントに臨んだ。
当初は「映し出す画像が暗すぎる」といった問題解決に時間がかかったようで、解決までには、縮小したスケールモデルでの風洞実験や、投影に相応しい距離、風の影響など緻密な計算と実験が繰り返されたという。
今回のギネス申請は「最も大きく映しだされた空中広告」。
もちろん前代未聞の巨大プロジェクトということで、3日後にはギネス記録に認定された。
記事提供:AOL News