崩れゆく北極の流氷をバックにイタリア人ピアニストが環境保護をアピール

ニュース | 2016.07.30 17:00

イタリア人ピアニスト

国際環境NGOグリーンピースが北極海の流氷の中にグランドピアノを設置し、世界的なイタリア人ピアニスト、ルドヴィコ・エイナウディが演奏するという歴史的なパフォーマンスが公開された。

溶け出した氷河をバックに演奏し、環境保護を訴えるという映像は、ノルウェーのスバールバル諸島で撮影され、海上に浮かぶ舞台を設置し「Elegy for the Arctic(北極のための哀歌)」と題したオリジナル曲を演奏した。

イタリア・トリノ出身のエイナウディは、映画『ぼくの瞳の光』や『そして、デブノーの森へ』などのサウンドトラックでも知られ、日本でも人気の作曲家でピアニスト。崩れゆく氷河をバックに「Please Sace The Arctic(北極を守れ)」というスローガンと共に演奏する姿への反響は大きく、これを受けてグリーンピースは7月20日に行われた海洋保護条約、オスパール委員会でも北極圏での国際水域の保護の重要性を訴えている。

記事提供:AOL News