──flumpoolの皆さんが、それぞれ初めて立ったステージを教えてください。
阪井 一生(Gt)俺は中2の……。
山村 隆太(Vo)はやっ。
尼川 元気(Ba)俺、小1のピアノの発表会。
阪井もっと上おったやん。
小倉 誠司(Dr)俺は幼稚園やな。俺もエレクトーンの発表会やな。
阪井もっと上おるやん！
山村すげえ。カッコいいな。
阪井(笑)カッコよくはないやろ！
──あははは。エレクトーンの発表会の思い出から聞かせてください。
小倉幼稚園の年長だったと思うんですけど、あんまり記憶にはなくて。でも、写真があるんですね。4人で同じ曲を演奏するステージだったんですけど、緊張して(リズムが)走りまくってたっていうのだけ覚えてて。音楽のちゃんとしたステージはそれが初めてですね。その後、何年かしてやめちゃいましたけど。
山村やってたんや。全然、いきてないな、今に。
尼川確かに。
小倉いきてんちゃう？五線は読めるからな。
──エレクトーンも手と足、全部バラバラに動かすので、なんとなく繋がってる感じはします(笑)。尼川さんのピアノの発表会は小1？
尼川そうですね。その前に、俺(尼川と阪井)が通ってた幼稚園も演奏会がある幼稚園やったんで。1クラスずつ、オーケストラみたいなのを組んでて。
阪井マーチングやな。
尼川大多数の生徒が鍵盤ハーモニカで、あとは、マリンバとか、木琴、鉄琴、シンバルとかの打楽器。毎年一、二回あった気がする。
阪井やった記憶はある。鼓笛隊みたいなので、太鼓を叩いてた。
尼川俺、ボンゴもやった気がする。すごい活発な幼稚園やった気はします。一人やと、小1のピアノかな。松原文化会館やから、割とちゃんとしたところ。教えてくれる先生も披露するんですけど、先生が緊張して途中で飛ばしてたなって。
阪井一番あかんやつ。僕は中2で楽器を始めて。ブームじゃないでけど、みんながエレキギターを買ってて。その流れで「表現祭」みたいなのがあったんですよ。そこで披露したのが初ですかね。
尼川表現祭、懐かしい。ヤンキーのせいで文化祭が無くなって、復活させようみたいな流れで、表現祭になった。
阪井そうそう。言い方を変えてね。それがバンドで初めて出たステージ。
尼川中2やったら、ここ(山村)一緒ちゃう？
阪井一緒やったんですけど……。
山村省かれた。
阪井練習までは一緒にやってたんですけど、下手って言うのと、パートがなくて。ギターが2人いて、3人目だったので、ちょっとクビに。
尼川俺も表現祭きっかけでアコギを始めた。ここの二人とじゃないけど。
阪井ゆずや19が一番流行ってた時やったから。それやったら間違いないんですけど、俺らはだいぶ渋い選択で、THE YELLOW MONKEYをカバーしてて。
尼川めっちゃおもろなかったですね。
阪井あはははは。ほんまにその通りです。やりながら、ほんまにおもろなかった感じだけは伝わってきてました。
山村盛り上がってなかったな。
尼川自己満中の自己満。みんな、下を向いてやってて。
阪井そやな。
──山村さんは？
尼川club massive(大阪・堺東)ちゃう？ここ、３人の初ライブ。
阪井19くらいの時？
山村そう。それまで路上ライブでずっとやってて。1年ぐらい経った時に、路上ライブをしてたら、「ライブハウスでやってみいひんか」みたいに声をかけられて。その時は何にもわからない中で、対バンがいるイベントに出て。
尼川お客さんおらんよ。対バン相手の彼女しかおらんなかった。
阪井ほんまに5人くらいしかおらんかったよな。
山村あははは。あんま覚えてないけど、MCも「緊張してます」しか言わんかったよな。
阪井「緊張してます」以外、言わんかったな。
山村「ああ、緊張するな。本番、緊張するわ」って。そこでオリジナルをやって。今でいうアシガルユースも違う名前で出てて。割とちゃんとしたイベントだった気がしますね。
尼川それのビデオは残ってます。俺、まだ持ってますけど、絶対に見せたくないですね。
─flumpoolの皆さん、貴重な初ステージの思い出をありがとうございました！
