“告うた”で女子学生を中心に圧倒的共感を得る、シンガーソングライター・ericaの多彩な魅力を紐解くインタビュー！ワンマンは「みんなのために」

もうそろそろ自分のためじゃなく、誰かのためにワンマンをやろう。「次は私が支えるよ」

──では、そんなericaさんが2年ぶりに開催するワンマンライブ。こちらには『ようこそerica映画館へ』というタイトルがつけられてます。これにはどんな意味が？

ワンマンライブって、これまでは1年に1回、自分の誕生日にやってたんです。ワンマンをやるよりも、いろんなところに行って私のことを知ってもらうことがまず大事だと思ってたんで、イベントやショッピングモールで歌ってきて。ワンマンライブは自分の成長を確認するみたいな捉え方をしてたんですね。でも、去年はワンマンをやらなかったんですよ。もうそろそろ自分のためじゃなく、誰かのためにワンマンをやろうと思って。なので、今回は私のためではなく、みんなのためのライブという意味で、自分の誕生日でもなんでもない日をまず選びました。これまでは「ericaちゃん、1年頑張ったね。これからも一緒に頑張ろうね」というのが強いワンマンライブだったと思うんです。そうやって、これまでは私が支えてもらったから、次は私が支えるよという意味で、今回はみんなに「最高に楽しかった」「明日からまた頑張れる」「私のためにやってくれたライブだ」と思ってもらえるライブにしようと思います。なので、今回はみんなが楽しめる構成を考えました。私の曲を組み合わせて、ひとつのストーリーを作って、1本の映画を観たようなライブにしたいなと。ストーリーのエンディングは、どんな風に終わるのがいいと思います？

──いきなりそんな重要な相談をされても困ります（苦笑）。

ですよね（笑）。ハッピーエンドがいいのか、片思いから失恋にいったほうがいいのか。何パターンもあるので。これは当日までのお楽しみにしてもらえたらと思います。

──当日はericaさんの弾き語りになるんでしょうか？

バンド編成で、ピアノを弾こうかなと思っています。私はライブハウスでもあまりやらないんですよ。中高生の学生さんたちが夜だと来られないから、ショッピングモールで昼間に歌うようにしてるんですね。なので、今回のライブも学生さんたちのことを考えて曜日と開演時間にこだわって、土曜日の5時半スタートにしたんです。場所も、地方から来る方のことを考えて新幹線が停車するところがいいということで、品川にしたんです。そこまでいろいろ考えたから、来てもらわないと困るんだよね。みんなには（笑）。

──では、ライブに向けての抱負を聞かせて下さい。

ファンの方は、私がホールでライブをやるというイメージとかないと思うし、ライブというものに行ったことがない人も多いと思うんですよ。だから、音楽好きの方にももちろん来て欲しいし。生まれて初めてライブに行くよという子たちにも、頑張って来て欲しいです！！