KICK THE CAN CREW「復活祭」、開催迫る！ KREVA、LITTLE、MCUが多彩な出演アーティストとの繋がり、祭へのモードを語る！缶蹴る奴ら、全員集合！！！

インタビュー／三宅正一

──「復活祭」の開催が迫ってきました。いとうせいこうさん、倖田來未さん、藤井隆さん、そして旧知の先輩であるRHYMESTERという濃いゲストが集いますが、どのように決まったんですか？

もちろん出演してほしいアーティストはいっぱいいたけど、みんなに出てもらえるわけじゃないから。なので、今までお世話になった人とか、昔テレビでご一緒したことがある方とか、そういうところまで調べて。そのなかから候補を挙げて、オファーして、決まったメンツという感じですね。

──MCUさんはせいこうさんとプライベートでも付き合いがあるんですよね？

何回か遊びに行ったことがありますね。せいこうさんが鰻をご馳走してくれたことがあったんだけど、そのとき俺は鰻が苦手だということを言えなくて（笑）

あと、雄志（MCU）くんは、せいこうさんの家で酔っ払ってずっとフリースタイルして「うるせえ」って言われたことがあったらしい（笑）

ご迷惑おかけしました（笑）

──RHYMESTERはもう、言うまでもないですよね。

そりゃもう、RHYMESTERは絶対ですよ。避けて通れないですよ。

呼ばざるをえない（笑）

RHYMESTERが活動休止期間に入る前の武道館ライブ（2007年3月31日開催）にもゲストで出させてもらったしね。それだけでも俺たちがどれくらいの関係性なのかがわかると思います。

あと、「神輿ロッカーズ feat. RHYMESTER」はKICK THE CAN CREWのベスト盤にも入っていると勘違いされるぐらいのビッグチューンだと思ってるから。

──RHYMESTERがライブで「マルシェ」をカバーしたこともありましたね。

※RHYMESTERシングル「Walk This Way」のカップリングに「マルシェ」のライブ・カヴァ―・バージョンが収録されている。

そうそう！すごい先輩だなと思った。

──藤井隆さんは？

藤井さんはかつてTV番組のゲストに俺たちを呼んでくれたことがあって。最近は積極的な音楽活動もしてるし、お祭り感がバッチリあるパフォーマンスをしてくれると思うので、俺が名前を挙げさせてもらいました。楽しみです。

──そして、倖田來未さん。

倖田さんはKICK THE CAN CREWと同時期にデビューしていて。そういういわゆる同期のアーティストの名前がたくさん出ていたなかでも、まさかオファーに応えてもらえるとは思ってなかったから。最初は「昔、クラブで一緒になったこともあったよね」くらいの感じで。でも、いざオファーしたら快くOKしてくれて。その心意気に感謝ですね。

──倖田さんも熱いコメントを寄せてますね。「私がデビューしたてのクラブで歌っていたあの頃、もうすでにKICK THE CAN CREWさんは雲の上の存在でした。いつかは同じ曲を奏でられる日が来ることを夢見てました。まさかこの復活のタイミングでお話を頂けるなんて正直驚きでした」と。

あら、ヤだ。うれしい。こちらのほうこそですよ。今回の「復活祭」に対して「すごいメンツですね」って言ってくれる人たちが感じてるインパクトの8割くらいは倖田來未ちゃんが担ってくれていると思うので。

雲の上の存在なんて全然そんなことない。むしろ逆ですよ。

──でも、クラブで共演していた過去があったんですね。

俺は覚えてる。

そう、LITTLEに聞いて「あ、そうだった」と思い出して。

福岡のクラブで一緒になったと思う。彼女がリハをしてるときにもちろん存在は知っていたから「あ、倖田來未ちゃんだ」と思って。

──ゲストアーティストとのセッションなどは期待していいんですよね？

いや、そこは期待しないでほしい（笑）。みんな勘違いしてるかもしれないけど、俺たちは復活を祝ってもらう気満々だから。「みんなそんなにプレゼントを持ってこなくていいよ！」と遠慮しちゃうくらいのテンションで。とにかく復活を祝いに来てくれたらうれしいなと。我々主催の「復活祭」ですから。お祭りですよ。

「受け身じゃなくて、祝いに来てください」って感じだよね。ショーケースを見せるというよりは「一緒にパーティしよう」というテンションなので。

──この日しか販売しないグッズも販売するという話もありますが。

そうそう。昔作ってたグッズのこの日だけバージョンみたいなやつをけっこう作って。売れなかったらヤバいんじゃないかっていうね（笑）

売る側は強気でいるので、買ってください（笑）

■KICK THE CAN CREW「千％」MUSIC VIDEO