moumoon、デビュー20周年。その活動を振り返り気付いた“一番大事なこと”とは?共に歩んだファンへの感謝と、さまざまな形態で精力的に届けるライブについても語る

インタビュー | 2026.07.10 18:00

ずっと夢だったライブが叶った感じだよね(YUKA) / 最初から最後までストリングスアレンジのライブは本当に初めてだし(MASAKI)

──まず、7月には関内ホールで「20th Anniversary Premium Live」が開催されます。どんなライブになりそうですか?
MASAKIそれこそ10年以上前から、ストリングスとやるライブっていうのをやりたいなって言っていて。なかなか実現できなかったですけど、やっと今回。
YUKAずっと夢だったライブが叶った感じだよね。これまでもチェロやバイオリンの方が入ってくれたライブはあったんですけど、今回は、カルテットの皆さんと生ピアノという編成になっていて。
MASAKI最初から最後までストリングスアレンジのライブは本当に初めてだし、音も全部聴こえると思うんですよね。
YUKAこんなに贅沢なことってないなって思っています。「mmm!!!」というアコースティックライブもシンプルな編成でやってきたんですけど、その延長でスペシャルにしていて。舞台の演出でも一夜限りっていう感じの演出をしていただこうと思っているので、楽しみにしていてください。

「これを入れたら喜んでくれそう!」とか言いながらセットリストを決めていて(YUKA)

──お客さんにはどんな気持ちで足を運んでもらいたいですか?
YUKA日頃からアンケートを取ったりしていて、みなさんが聴きたい曲もなんとなくわかってきているので、「これを入れたら喜んでくれそう!」とか言いながらセットリストを決めていて。
MASAKI原曲に弦が入っている曲もいっぱいあるんで、絶対にこれやるよねっていうのだけでも埋まっちゃうぐらいなんですよね。結構、絞るのも迷って。弦でやりたい曲がいっぱいあるんですよ。
YUKA一夜では足りないんだけど、凝縮して選んだよね。
MASAKIあとは、ホールなので、音がすごく気持ちいいと思うんですね。自分でもクラシックのコンサートを見に行った時にちょっと、うとうとするパターンがあるんですけど、そのくらい気持ちよくなっていただくのもいいんじゃないかな、と。
YUKAぐっすり寝ていただいてもいいと思います!

moumoonの来た道そのものっていうか。お互いが楽しみだなって思い合いながら集まってる、同窓会みたいな感じですね(MASAKI)

──(笑)そして、 11月には東京国際フォーラム ホールCで開催される「20周年記念FULLMOON LIVE SPECIAL 2026 〜中秋の名月〜」が控えてます。「FULLMOON LIVE」は20年続いてますね。
MASAKI(暦が全然合わないので)名前だけが残っている形ですけど(笑)。
YUKAあははは。いつも満月に合わせてやっていたんですけど、土日がいいってことでずれちゃったりして、満月の日だけではなくなってしまって。ただ、<中秋>は年に一回のお正月みたいな日としてやっているので、遠方の方も直接会いにきてくださるんですね。ステージに出ていくと、やっぱり楽しみに来てくれているんだなっていうのがみんなの表情や拍手からすごく伝わってくる。だから、毎年、続けていきたいなと思っていて。2025年は出来なかったので、余計に気合を入れていきたいですね。バンド編成なので、ストリングスのライブとはまた全然違うライブにしたいなと思っています。
MASAKI「温泉ライブ」って言ってたことがあるね。
YUKA言ってたね。
MASAKIなんで「温泉ライブ」だったんだっけ。
YUKA熱気と高揚感で最後、温泉に入った後みたいに気持ちよく解放できるような場所っていう感じで言ってたんじゃないかな。
MASAKIそうだ。最初は新宿の路上のカフェでやらせていただいてたんですけど、そこから毎年できるようになって。その名前がついたライブはみんなが楽しみにしてくれているし、moumoonの来た道そのものっていうか。お互いが楽しみだなって思い合いながら集まっているというか。
YUKA会えて嬉しいっていうのを交換する場所って感じだよね。「よくぞ元気で!」みたいな感じもあるし。
MASAKI中秋は年に一回だからね。僕らにとっても同窓会みたいなあたたかい場所ですね。

音楽を聴くと、羽ばたけるような感覚になる時がある。そういう音楽を届けられる場所にできたら(YUKA)

──さらに、今年の1月に「ふかく、はばたく」という新たなタイトルがついたライブが始まりました。隠れ家のような距離感で歌と演奏をじっくり味わえるライブになっています。
YUKA2025年にライブをお休みして、皆さんと会える機会がなかったので、昨年末のオンラインライブを経て、もっと皆さんにライブを楽しんでもらえる場所を作っていこうっていう風にスタッフさんとも相談して決めて。本当に息遣いも聞こえるようなパーソナルな空間からスタートしていきたいという思いと、より近い距離感で届けたいっていう思いが出てきて。ずっと定期的に続けていくライブにしたいなと思っています。
──「ふかく、はばたく」というタイトルにはどんな思いを込めてますか。
YUKA音楽を聴くと、心の中の深いところに触れられたり、それと同時に、扉が開いて、羽ばたけるような感覚になる時がある。私たちの目標として、そういう音楽を届けられる場所にできたらいいなと思って。いつもそれをイメージしながら、どうやったらそういう感覚になってもらえるかなっていうのを考えながらやっていますね。
──これまでに3回ほど開催していますが、どんな手応えを感じてますか。
MASAKIお客さんに近い距離で見てもらえるライブなので、僕たちも皆さんの細かい表情の変化までよく見えるんですよね。今、喜んでくれているなとか、引き込まれているのかなとか、すごく聴き入ってくださっているなとか。そういうのがダイレクトに見えるので、こうやって音楽をやってきたなっていう原点も感じられる場所だし、また新しい発見もあったりして。
YUKA最近、「やっぱり基本が大事だね」っていう話をしました(笑)。基本に立ち返ってやっていこう、みたいな。
MASAKIそうそうそう。すごく基本的なことを見つめ直しつつ、そこからまた新しいことが生まれそうだなという予感がありますね。
──中秋より前になりますが、8月に京都文化博物館 別館(重要文化財)での第4回目の開催が決まっています。
YUKA会場がまたすごく素敵な場所なんですよ。元々は日本銀行だった場所で、明治を代表する洋風建築として、国の重要文化財になったそうなんです。音の響きや建物の雰囲気が大好きで。よくライブもしてきたんだけど、今度はギターの朝三憲一さんをお迎えして、「ふかく、はばたく」のちょっとスペシャルなバージョンとして出来たらいいなと思っています。

感動をまたちょっとずつつないでいって、それが30年につながっていったらいいなと思います(YUKA)

──ストリングス編成、バンド編成、アコースティック編成とスタイルの異なるライブ三昧の1年となりそうですが、これから先の未来はどう考えてますか?
MASAKI曲がどんどんできる時とあんまりできない時があるんですけど、今はできてきている時なので、新曲を出せるといいなと思っています。ライブは今年はちょっと多めにできているけど、「中秋」や「ふかく、はばたく」はこれからも続けたいし、いろんな形態で、また違うものを見せられたらいいなと思います。あとは、場所もですね。最近は関東、関西や近畿でしか出来ていないので、いろんなところでライブがしたいですね。
YUKA二人で作っていて、「これだ!」「できた!」「これはみんなに聴いてほしい!!」って思える曲を作りたいです。その瞬間にまた出会いたい。さっきも泳いでいるときや、テクテク歩いている時が浮かんできたのは、そういうことと関係があるんだと思うんですけど、今、まさにそのトライアンドエラーをしているところで。さっき質問していただいた「どうして続けてこられたと思いますか?」というお話の続きになるんですけど、やっぱりその「できた!」っていう感動が続いてきたから、この 20年間、続いてきたと思うんですね。その瞬間をまたちょっとずつつないでいって、それが30年につながっていったらいいなって思いますね。

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