山崎あおいのニワカ趣味のススメ 第3回「ダイエット」

「ニワカ趣味の楽しみ方について話す」という、出発地点からでもネタ切れする未来がうっすら見えていたようなこの連載も、今回で3回目となりました。

初期投資を全くしないDIY、苦痛を感じるためにスイッチを入れるゲーム…なんだか男勝りなニワカ趣味が続きましたが、ここで初めて「THE 女子」なテーマで話をさせてください。

今回ご紹介するニワカ趣味は「ダイエット」。

最近、ダイエットにハマっています。1ヶ月ほど前に「痩せよう」と決意したばかりなので、リアルにニワカなダイエッター歴です。もう1年ほど前から自分が太りつつあることには気がついていたのですが、なかなか痩せるきっかけもなく…そんなとき、友人たちがこぞってダイエットを始めたので、じゃあ私もと、便乗して始めてみたわけです。

ニワカ流のダイエットは、ジムと契約しません。痩身エステにも通いません。自分の持続力に過度な期待をするのは厳禁です。どうせ2ヶ月後くらいには投げ捨ててしまうもののため、高額な入会金を支払うのはもったいない！

代わりに、ひたすら歩きます。私の場合は、1日2万歩を目安に、歩きまくりました。ジムと契約して「運動しなくちゃ」というプレッシャーで動いて得る充実感よりも、別に誰に指図された訳でもなく、ただ「能動的に歩きまくった」という自己肯定感が、飽き性な人間の心を満たすのです。

そして、食事は、極端に減らします。これは健康にはあまり良くなさそうのでオススメはしませんが、中途半端に「夜は何時まで食べていい♡」「サラダに置き換えて♡」みたいな意識の高いことをやるよりも、いま私は飢えている、苦しみながら痩せている…というモードに自分を持って行った方が、「がんばって痩せてるストイックな私」を感じられて捗ります。

そう、すべての趣味をニワカで終わらせてしまうような飽き性な人間は、ダイエットすらも短期決戦なのです。

少しでも未来の自分に期待して、長期決戦に持ち込もうとしたら、そこで負けです。

だって今私は、1ヶ月続いたから大丈夫かな？と思い箱買いした「飲むヨーグルト」を、手つかずのまま大量に賞味期限切れにしようとしているのですから…。