12月25日(水) 女王蜂 @ Zepp Tokyo
毎年恒例のアヴちゃん生誕祭(12月25日が誕生日)。アヴちゃん、もうすぐ出るニュー・アルバム『BL』のジャケットで、真っ青な編み込みドレッドヘアになっているけど、その姿で初めて人前に出たのが、この日でした。ものすごいインパクト。
で、最近の女王蜂のライブにしてはめずらしく、アンコールあり、長めにしゃべるMCもありでしたが、とにかく圧巻。無敵だと思う、もう。うっとりしたり戦慄したりしながら観ていたら、あっという間に終わってしまった。
12月26日(木) 石野卓球『地獄温泉』 @ LIQUIDROOM
毎年恒例、石野卓球が誕生日にLIQUIDROOMで行っている、頭から最後までひとりでプレイするオールナイト・イベント。普段の石野卓球のDJとは違う選曲で、テクノ以外の曲がいっぱいかかる、というのが、これまでの印象でしたが、今年は電気グルーヴの曲、自身のソロ曲、自身が手掛けた他のアーティストの曲などがいっぱいかかる、という構成でした。
最高でした。最高すぎて、飲みすぎて(ひとりで行ってひとりで帰ったのに)、翌朝、軽い二日酔いでした。
12月28日(土) COUNTDOWN JAPAN 19/20 1日目 @ 幕張メッセ
このフェス、4日間開催なんですが、2日目の29日以外の3日間、行きました。以下、その日観たもの(全部観たのも一部観たのも含む)を挙げていきます。
まずこの初日は、
ヤバイTシャツ屋さん→King Gnu→Hump Back→マカロニえんぴつ→宮本浩次→奥田民生→BiSH→赤い公園→あいみょん→Creepy Nuts→魔法少女になり隊
個人的に特にキたのは、まず、ソロでバンド編成のライブを観るのがこの日初めてだったもんで、観る前からドキドキしてたんだけど、始まったらもっとドキドキした宮本浩次。すごいテンションだった。危険なものを観ている気がすごくした。
そして、奥田民生。ひとり股旅弾き語りライブの時って、「曲数なるべく少なく」みたいなことを(本心じゃなかったとしても)言いながら、マイペースで進めていくことが多いのに、この日は残り時間が微妙になったところで、ソデにいたこのフェスの総合プロデューサー・渋谷陽一に「渋谷さん、もう1曲やらしてくれ!」と言って「CUSTOM」を追加する、など、何か、いつもと違う感があった。
12月30日(月) COUNTDOWN JAPAN 19/20 3日目 @ 幕張メッセ
ネクライトーキー→ビッケブランカ→Base Ball Bear→ウルフルズ→Cocco→never young beach→climbgrow→スキマスイッチ→NUMBER GIRL→サカナクション→四星球
ビッケブランカがめちゃめちゃウケてたこと。ウルフルズがCOSMO STAGEを超満員にしていてトータスが「いやあ、いっぱいやあ、ありがとう」とうれしそうに言っていたこと(超ベテランなのにすごい素直に感じた)。NUMBER GIRLの音のあまりのすさまじさに、EARTH STAGE最後方で観ていた人たちも愕然としていたこと。四星球が(いつも、どこででも、だけど)ネタ満載の爆笑ステージだったこと。
などなど、この日も見どころいっぱいあったけど、個人的に特に食らったのはCoccoだった。びっしり埋まったGALAXY STAGE、オーディエンスみんな微動だにせず固まっている、歓声も上げない、でも誰も出ていかなくて人は増える一方、そして曲が終わるとドーッと拍手──という、フェスの祝祭感とかとは無縁の、オーディエンスを「呑む」ステージ。それでこれだけの人数を釘付けにしているわけで、音楽性がフェス向きかフェス向きじゃないかとか、Coccoくらいになると関係ないんだなあ、と思った。昔からどこのフェスでこの人を観ても、そう思っている気もするが。
12月31日(火) COUNTDOWN JAPAN 19/20 4日目 @ 幕張メッセ
クリープハイプ→め組→ヒトリエ→仲井戸“CHABO”麗市→the shes gone→サンボマスター→横浜銀蝿40th→teto→宇宙まお→コレサワ→POLYSICS→キュウソネコカミ→m-flo→打首獄門同好会→MINAMI NiNE→chelmico→火寺バジル& gari(魔法少女になり隊)[DJ]→忘れらんねえよ
このフェス、5つすべてのステージでカウントダウンが行われるんだけど、その時間はEARTH STAGEのキュウソネコカミを観た。このフェスを企画制作しているロッキング・オンの「優勝したらフェスに出られるコンテスト」RO JACKに出場した時の映像から、プロになって夏冬のフェスに出るようになった時の映像を次々に画面に映した──つまり、アマチュアから始まって今日いちばん大きなステージでカウントダウンを任されるところまできた、その物語を映像で示してみせたのが、とても感動的だった。
他に印象に残ったのは、サンボマスターがとんでもなく盛り上がっていたこと。老若男女関係なく、どのバンドのファンかも関係なく、曲のイントロが鳴るたびに「おおっ!」って湧いて大合唱、という光景が続いていた。
それから、横浜銀蝿40th。この人たちがブレイクしていたの、僕が小6~中学の3年間くらいの時期であって、若いお客さんは去年テレビドラマ『今日から俺は!』の主題歌としてカバーされた「男の勲章」くらいしか知らないんじゃないか? と、ちょっと心配だったのだが、歌わせる、踊らせる、三三七拍子させる、三三五拍子もさせる、という、オーディエンス巻き込み型のパフォーマンスで、めちゃめちゃ場の空気をアゲていた。超ベテランなのはダテじゃない。あと、ジョニーのギターがかっこよかったです。ソロ弾きまくり。