Anonymouz、1/28にワンマンライブ開催!「強く前進していく力をお互いに送り合えるようなライブがしたい」

インタビュー | 2021.12.28 18:00

2019年3月からYouTubeでJ-POPの英語カバーを発表。透明感と力強さを併せ持った歌声、自ら手がけた英語詞のクオリティの高さによって注目を集めたAnonymouz。Sony Xperia 5 Ⅱ CMのタイアップ・ソング「Eyes」を含む2nd EP『Addiction-EP』、
香港ネスカフェCMソングに起用された「In Our Hearts」を収めた3rd EP『Greedy』もヒットし、シンガーソングライターとしての評価も高まっている。
2022年1月28日には、東京・日本橋三井ホールでワンマンライブ「Anonymouz Live 2022 〜Forward〜」を開催。「強く前進していく力をお互いに送り合えるようなライブがしたい」という彼女に、2021年以降の音楽活動と今回のライブに対する意気込みについて語ってもらった。
──まずは2021年の活動を振り返ってみたいと思います。5月には東京・恵比寿LIQUIDROOMで初のワンマンライブ「Anonymouz 1st Special Live 〜Daybreak〜」を開催。手ごたえはどうでしたか?

人前で歌った経験がほとんどなかったので、緊張しました。いつも応援してくれているみなさんにお会いできるのは嬉しかったんですけど、けっこうフワフワしてました(笑)。

──初ライブ、やっぱり緊張しますよね。

そうですね。ガチガチだったし、悔しい思いもあって。どうしたら成長できるか考えて、妥協せず、どうしたら成長できるか考えて、妥協せず、できるだけ努力して。歌詞をまちがえないのように、何度も繰り返して練習したり。ライブの1か月くらい前から1日1回(セットリストを)通して歌ったり。それでも足りないんですけどね。それを続けてきたことで、少しずつ成長できた1年だったと思います。不安な要素を全部取り除いかないと、ライブのときに楽しめないので。

──素晴らしい。もともとストイックな性格なんですか?

いえ、音楽のことだけです(笑)。大阪のライブ(11月6日に大阪・なんばHatchで開催された「STYLE PARK 2021」)では楽しいという感情も芽生えて。最初はやっぱり緊張してたんですけど、「ちゃんと時間をかけて練習したじゃん!」と思えたし、「せっかく同じ空間にいるんだから、みなさんに楽しんでもらいたい」という気持ちになれたんですよね。自然に歌が出てくる状態だったし、そのぶん、しっかり感情も乗せられたなと。もっとがんばればお客さんとつながれて、楽しんでもらえるんじゃないかなって。そう考えるとワクワクします。

Photographer:Viola Kam (V'z Twinkle)
Photographer:Viola Kam (V'z Twinkle)
Photographer:Viola Kam (V'z Twinkle)
Photographer:Viola Kam (V'z Twinkle)
──オーディエンスのみなさんの反応はどうでした?

みなさんがマスクをしている状態でしかライブをやったことがなくて、ホントに楽しんでもらえているのかわからなくて。でもSNSなどを見てみるとちゃんと楽しんでくれてたことがわかったし、良かったなって安心しました。達成感にもつながりましたね。

──なるほど。特に印象に残ったシーンは?

「そっけない」(RADWIMPS)の英語カバーですね。ずっと歌ってきてるんですが、大阪のライブのときはいちばん自分と向き合えたし、同じ空間にいてくれるみなさんにしっかり伝えられた感覚があって。その後も「みなさんに楽しんでもらいたい」ということを目標にして、自分の表現だったり、伝え方を研究して……。ライブの映像を観ても、反省点がいっぱいなんですよ(笑)。手や身体を使った表現も大事だけど、やっぱり声で感情を表現することがいちばんなのかなって。課題は多いです(笑)。

【English Ver.】RADWIMPS/そっけない (Prod. by トオミヨウ)[Official Audio] by Anonymouz

──2021年は新曲のリリースも続きました。「足りないよ」など、日本語の歌詞の楽曲もあり、音楽の幅も広がってますね。

はい。「足りないよ」は全部日本語の歌詞で、いつも聴いてくださっているみなさんの共感の仕方もかなり違っていたんです。普段は声についてのコメントが多いんですが、「足りないよ」は歌詞の感想だったり、ご自身の経験を書いてくれる方が多くて。ファンのみなさんとつながるためにも、もっと日本語の曲を増やしていきたいなとおもいましたね。

Anonymouz - 足りないよ [Official Video]

──英語と日本語だと、歌い方も変化しそうですね。

ぜんぜん違いますね。日本語で歌うとかわいい感じの声に寄っていきがちなんですよ。かっこよく日本語の歌詞を歌うのは、まだ探しきれてないですね。英語と日本語が半分ずつの曲もあるし、いい感じで交わる歌い方ができたらいいんじゃないかなって。

──去年の8月にはラップを取り入れたオリジナル曲「Lips」、「東京フラッシュ」(Vaundy)、「夜に駆ける」(YOASOBI)、「カタオモイ」(Aimer)の英語詞カバーを収録した「Essence」をリリース。歌はもちろん、英語詞のクオリティも上がってるなと。

ありがとうございます。カバーに関しては、原曲の雰囲気を壊さないことや、韻を踏むことも意識していて。韻の踏み方によって、曲の明るさや暗さにもつながってくると思うんですよ。感覚的に翻訳できるようになってきたし、これからも続けていきたいですね。

Anonymouz - Lips [Official Video]

【English Ver.】Vaundy/東京フラッシュ(Prod. by ESME MORI)[Official Audio] by Anonymouz

【English Ver.】Aimer/カタオモイ(Prod. by A.G.O)[Official Audio] by Anonymouz

──リスナーとしてはどんな音楽に興味がありますか?

ストリーミングでランダムにシャッフルして、好きな曲をチェックしてます。2021年はオリヴィア・ロドリゴさんにしっかりハマって。あと、中学生の頃によく聴いてたテイラー・スウィフトさん、PiNKさんの曲も聴き返したりもしてますね。ちょっと懐かしい洋楽の感じを、自分の曲に取り入れられたらいいなって。

──音楽性にも影響しているんですね。

そうですね。久しぶりに聴くと、以前と聴こえ方がちょっと違うこともあるので。

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