Gacharic Spin・F チョッパー KOGA、オレオレオナの初めて立ったステージは？

高校1年生の時に、当時やっていたバンドで、六本木のライブハウス、morphで、対バンで。
私、すごい学校が厳しくて。チケットとか持ってたり、フライヤーとか見られたら激怒されるような学校だったんで、友達とか後輩にコソコソとフライヤーを配って、チケットを買ってもらったりとかして。で、同級生とか、親とかを集めてやったライブです。
ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」を弾いて、「やったったぜ！」みたいな、すごい快感を覚えた記憶があります。ステージ上手で、自分のキーボードを斜めに置いて。ちょっとステージ高くて、学校の友達とかがやたら騒ぐ、みたいなのがすごくうれしくて。
フリフリのお気に入りの服を着て……当時フリフリが大好きで。普段メイクしないのに、その時だけ奇抜なメイクをしたりとか。すごい夢見心地な感じでした。「バンド楽しい！」っていう気持ちだけでやってた気がします。 あの時から考えたら、今もバンドを続けていられることが、すごいなあと思って。ありがたいなあと思います。

初めてステージに立ったのは、高校2年生の時に、初台DOORSで。その時は先輩に誘われて、「ベースいないからやって」って。
そのイベントは……私、もともとグラビア(アイドル)をやってて。その事務所内の先輩が「バンドやりたい」って言って、後輩だから「ベースを持て」って言われたんですよ。だから、自分の中ではその時は、バンドをやるというよりも、「先輩にお仕事をもらって、これをちゃんとやらなきゃいけないんだ」って思って。
でも形にならないから、キーボードとドラムは前からやってた子が入ってくれたんですね。私は初めてだから「追いつかなきゃ」と思って、めっちゃ練習したのを憶えてます。1ヵ月ぐらい練習して、6曲覚えて。
だから、初めて持ったベースが、お花の形のショートスケールのモデルで、それでスラップやってました(笑)。その時、事務所のスタッフに教えてもらったのが、スラップだったんですよ。だから、ベーシストはみんなこういうふうに弾くんだと思って始めちゃったんです。指弾きとかはほんとにあとで覚えて。
で、そのあともベースを弾いていくうちに、アイドルもやってるけどバンドもやってるから、アイドル・バンドと思われたくないっていう意地が出てきて、すっごい練習して。で、高校を卒業して、グラビアはやめてバンド1本になったんですけど、バイトしながら。だから、その最初のライブの時は、自分がこんなにベースを続けるとは思ってなかったです。