Photo by 堀 清香 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
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Photo by 堀 清香 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved次のアクトは弾き語り。バンド同士ではお互い高校生の頃から同じステージに立っているふたり、BIGMAMAの金井政人とUNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介である。ユニゾンの活動休止を受けて、金井と鹿野キャプテンで談合を行い、「ギターを弾いて歌っていないと死んでしまう生き物を、ほっておいてはいかん」(金井)ということで、斎藤宏介を誘ったという。金井「でも、明日は?」斎藤「群馬です」金井「先週は?」斎藤「大阪です」金井「……お忙しいとこ、すみません」などというふたりの会話に、みんな爆笑。
「春は風のように」「ライドオンタイム」「秘密」「オリオンをなぞる」「I Don’t Need a Time Machine〜MR.アンディ」と、BIGMAMAの曲とUNISON SQUARE GARDENの曲を交互に歌って参加者たちを歓喜させたが、本当のピークはそのあとだった。
金井政人(BIGMAMA) & 斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN/TenTwenty) Photo by 釘野孝宏 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
ただの弾き語りじゃなくて、みんなが知っていてみんなが口ずさめるような曲を、最後にやりたい、とふたりで話し合った結果、斎藤宏介曰く「たぶんどこかで道を間違えてしまったんですけど、『旅立ちの日に』という合唱曲を、みんなで歌いたいと思います。みんな知ってる?」。
で、オーディエンスを男女でソプラノとアルトに分けたり、斎藤宏介が歌詞をガイドしたりしながら、みんなで練習する。という段階で、参加者みんな、歌を練習しながら大笑いだったのだが、「みんなで歌って伝説残そうぜ!」と、全員で本番に入ったら、「笑える」を超えた、意味不明の感動のようなものが、この場を包んだのだ。ほかでは味わったことのない体験だった。歌い終えて「みなさんにこそ、大きな拍手を」と金井。斎藤宏介は、「なんか謎に感動してる、今」。
金井政人(BIGMAMA) & 斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN/TenTwenty) Photo by 釘野孝宏 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
「涼しいー」という第一声から最新曲「SPIN」でスタートしたKroi(17:25〜)は、曲が始まった瞬間に、思わず「うわ」と声が出てしまったくらいの音の良さである。5人それぞれの楽器の音がいい、演奏が確かでアンサンブルがきれい、グルーヴが太い、PAがすばらしい、等のすべてが揃っているのだろう。続く「All in」も、次のインスト曲「papaya」も、同様である。
「超楽しいですね。Kroi初めての人、どのくらいいます? (客席エリアを見渡して)あ、いるねえ。好きになってほしいわあ」と内田怜央。ちょっと押して始まったけど、曲は絶対に削りたくないので、MCをなしにしました、ということを6曲目「risk(demo ver.)」のイントロに乗せて伝えるくらい、ノンストップでオーディエンスを踊らせていく。
7曲目の「明滅」まで終えたところで、内田怜央、「ああっ、駆け抜けたあ!」。確かに。「みんな最高でございます。最後まで今日はぶちあがって、いい日にしてくださいね。Kroiちゃんでした、ありがとうございました!」と、ラストの「Juden」を歌い始めた。
Kroi Photo by 山川哲矢 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
Kroi Photo by 山川哲矢 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
次も、すばらしいグルーヴの演奏と、すばらしい歌が続く。スガ シカオだ(18:35〜)。1年目の大トリを務めて以来、4年ぶりの『TOKYO ISLAND』である。「SUGA SHIKAO 30th ANNIVERSARY」のロゴをバックに「19才」「Party People」そして「午後のパレード」 という、「みんなの聴きたい曲をどんどんやります」的な選曲に、オーディエンス、大喜び。
TOKYO ISLANDの一回目にトリで出た、その時は今日みたいにお客さんがいなくて寂しい感じで、ぶっちゃけ「このフェス、これで終わりかな」と思った。でも少しずつ少しずつ大きくなっていくのが本物のフェスだと思う。そのフェスにしばらくぶりに出られてとても幸せです。いきなり大きくしようとすると失敗する、少しずつ前に進んでいくことが成功の鍵だと俺は思っている──というMCから、「Progress」が始まる。
来年2月でデビュー30周年、12月からそのアニバーサリー・ツアーを行う、東京は2月23日横浜アリーナ──と、告知したりしつつ、ラストの「コノユビトマレ」で、オーディエンスの腕を左右に大きく振らせて感動の内に終了──と思ったら突然「One Night Carnival」を演奏し始め、「さあこのあとは、いよいよ氣志團がやって来るぞー!」と絶叫して締めた。そんなことする!?
スガ シカオ Photo by 釘野孝宏 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
スガ シカオ Photo by 釘野孝宏 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
という最高のフリをもらったこの日のトリ、氣志團(19:45〜)は、バイクのエキゾースト・ノイズと叶 亜樹良のドラムソロが重なる→團長(綾小路翔)がゾク車にまたがって登場、アクセルでリズムを刻んでドラムとセッション→メンバー+微熱DANJIが加わって「喧嘩上等」でスタート、という、昨年のツアーやフェスからおなじみになったオープニングである。
そこから「房総魂」「スウィンギン・ニッポン」「萌え萌えROCK’N’ROLL」までは、同じく昨年からの流れだったが、次が2026年のツアーから始まった新展開になる。メンバー+微熱DANJI、総勢9名による和太鼓だ。音もアクションもまさに一糸乱れぬそのパフォーマンスに、みんな大拍手。続く「汚れなきクソ野郎ども」でも、和太鼓が打ち鳴らされる。
氣志團 Photo by 山川哲矢 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
「氣志團、初めての人!いっぱいいる。好きになってほしい。はい、ここまでがKroiちゃんのMCのカバーでした」と笑わせたり、11月7・8日幕張メッセで開催の『氣志團万博』のチケット購入のQRコード看板4枚をメンバーが掲げて写真を撮らせたりした末に、「せっかくトリだから、トリっぽいことしていい?」と、参加者たちにスマホのライトを点けてもらい、「それそれ、この景色見たかったです。天の川!」と、「愛羅武勇」を歌い始める團長。この曲と「我ら思う、故に我ら在り」「One Night Carnival」でピークを迎え、最後にメンバー全員楽器を置いて「ジャンボリーカーニバル」(「One Night Carnival」を「ジャンボリミッキー!」で歌うあれ)で、ステージの上も下も、みんな楽しく踊って終了。
氣志團 Photo by 山川哲矢 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
そして鹿野キャプテンの説明を経て、このフェスの名物「音楽花火」。King Gnuの「白日」に合わせて、4分35秒の間、見事な花火が打ち上がり続けた。
Photo by 釘野孝宏 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
その「音楽花火」が終わってからのクロージング・アクトは、DJオカモトレイジ。OKAMOTO’Sは明日福井のフェスに出演するにもかかわらず、オファーを受けて残ってくれたという。Kroi「SPIN」でスタートし、[Alexandros]「ワタリドリ」、L’Arc~en~Ciel「READY STEADY GO」、ORANGE RANGE「イケナイ太陽」、MAHO堂「おジャ魔女カーニバル!!」などなどを、1分から1分半ぐらいの尺でどんどんつないでいく、おそろしく楽しいプレイで、残った参加者たちを踊らせまくった。個人的には、フジファブリックの「夜明けのBEAT」が、特にグッときました。
Photo by 釘野孝宏 ©TOKYO ISLAND All Rights Reserved
2日目に続く。






