2019年4月27日のTSUTAYA O-WEST公演にて第2期の幕を閉じたTHE MICRO HEAD 4N’S。それから2ヶ月、新ボーカリストにAMENOを迎え、6月29日AKABANE RENY alphaにて第3期THE MICRO HEAD 4N’Sをスタート!7月3日に新体制後、初のシングル「REBIRTH -the 3rd form-」をリリースし、“終わりは始まり”の意味を込めた“A BEGINNING FROM THE END. -NIGHT OF REBIRTH-”と題した全国ツアーを開催!
──6月29日にAKABANE RENY alphaで行われたライブで第3期がスタートしましたが、まずはライブの感想から聞かせてください。
Gt. kazuya
本番の3ヶ月くらい前からリハーサルを重ねて、いい感じになったなと思ったところでようやく本番を迎えたんですけど。やっぱりリハと本番は違って。100%頑張っても70%とか80%しか出せないのが本番なんだなということを改めて感じましたよね。
Vo. AMENO
本番直前は緊張からピリピリした気持ちだったんですけど、実際にステージに立ってファンの皆さんの顔を見た瞬間に緊張が解けました。最初はお客さんも様子見をしているというか、“どんな人が入ったんだろう?どんなボーカルなんだろう?どんなステージングをするんだろう?”って緊張して観てるのを感じましたね。でも後半にいくにつれて熱量を感じ、みんなと一つになれたような気がします。
Ba. ZERO
本番4日前には当日使用する映像の準備も終えて、本番までライブに集中することができて。僕個人的にはいつもより準備のできた状態で臨むことができましたね。ライブ自体2か月ぶりだったのと、“やってやろう!”っていう気持ちで制御が効かなくて、ライブ中にもう体が痛かったです(笑)。
Dr. TSUKASA
オープニングSEに合わせて演奏することが初めてで、2曲目の「GLORIOUS BLAZE」は4年ぶりぐらいにやる曲だったんですよ。新曲感覚の曲が続いたので緊張で今一つハジけられないなぁと思いながら叩いてたんですけども。AMENO君の“お手柔らかに……なんて思わずにいくぜ!”っていう言葉に、“ほんまそやなあ”と思って。
Gt,DJ. SHUN.
なんで(山形弁訛りなのに)関西弁!?
(全員爆笑)
TSUKASA
そのAMENO君の言葉で何かが目覚め、そこからは楽しくて楽しくてしょうがなかったですね。
SHUN.
前日ほとんど寝られないくらい緊張してて。いざステージに立ったら、BGMとかを操作するiPadがあるべきところになかったり、それを直す時にギターをぶつけてチューニングが狂ったりと、最初は本当にテンパってたんですけど(笑)。あれだけのお客さんが待っててくれたのが本当に嬉しくて。この2か月、短いようで僕はめちゃめちゃ長かったので、ライブができる喜びをすごく感じましたね。
──最初にkazuyaさんが話していたように、しっかり準備したつもりでも皆さん想定外のこともあったみたいですね。
kazuya
根本的な僕の考えとして、言い訳できる環境を作っちゃダメだと思ってるんですよ。とにかくやれることは全部やって、それでダメだったら自己責任だよっていう。今回はセットリストも1か月前にはできてましたからね。
──そういう意味では第2期の始まりの時とはまた違いましたか?
kazuya
あの時の反省点があって。新ボーカルに対して“俺らに合わせろ”みたいな雰囲気を作ってたんですよね。そんなのついてこれなくて当たり前なのに。それで今回は俺らが彼(AMENO)に合わせようと。僕はライブに哲学がすごく入ってるので、“こういうことをライブを通してやりたい、こういうことに美学を感じてる”っていう話をしたりもしましたね。
AMENO
本当にメンバー皆さんが僕のペースに合わせてくれまして。第1期、第2期の曲も僕が歌いやすいように何度もキーを調整してくれたり。ライブ当日も、会場入りしてから本番を終えて帰るまで、こんなにやりやすい環境でライブができたことって今までになかったなって。いろんな人の力を借りてステージに立ててるんだなっていうことと、何より今与えられてる環境に本当に感謝しなきゃなって思いましたね。
──第3期になってさらにバンドの結束力が強まったようですね?
kazuya
そうだと思いますね。僕とZERO君は機材も変えちゃうぐらいの気合いの入れようですからね。
ZERO
第3期、もっとすごいものに変えていくためにも、今までの自分を壊したいなと思って。僕は家とかリハでベースを弾くのがあまり好きじゃないタイプなんですけど(笑)、機材を買ったり、ベースも1本マイナーチェンジをしてもらったのでスタジオに入りたくてしょうがないんですよ。
kazuya
今までで一番“バンドをやってる”っていう感じがしますね。
TSUKASA
僕も楽器に関しては気持ちの入れようが今までと違いまして。バスドラムのヘッドに新しいロゴを入れたんですよ。
kazuya
それライブで使いましたか?
TSUKASA
使ってないです。
(全員爆笑)
SHUN.
僕は特に機材は変わってないですけど。意見の交換がすごく多くなったんですよね。さっきkazuyaが言ってたように、リハの時も“バンドしてるなあ”ってよく言ってましたね。
──ところで、新ボーカルのAMENOさんはどんないきさつで加入されたんですか?
kazuya
脱退発表後、対バンイベントでとある先輩に“マイフォも大変だねえ。次はメンバーの過去のバンドにリスペクトがあって、マイフォにもリスペクトがあるボーカルがいいんじゃない?”って言われたんですよ。
──なるほど!
kazuya
その言葉がずーっと残ってて。それからZERO君の後輩の紹介でAMENO君と出会って、“メンバーの昔のバンドも好きなんだよ”って聞いたときに、とある先輩と話していた通りの人がきたなと思って。
ZERO
早速俺のほうから連絡して。
AMENO
すごく嬉しかったですね。これをどう捉えられるか人によって違うと思うんですけど、脱退発表のニュースをその日に見てて。その時に実は“このバンドにもし自分がいたら、どんな世界が見えるんだろうな?”って思ったんですよね。ZEROさんから連絡をいただいたのはそれから数か月後でしたけど、すごく嬉しかったです。もちろんマイフォも聴いててライブも観てましたし、もともと僕はD’espairsRayのコピーをしてたくらいめちゃくちゃ好きだったので。このチャンスは逃せないと思いました。これ皆さんに言ったことないんですけど、意地でもついていこうと思いましたね。
──SHUN.さんとTSUKASAさんは、AMENOさんに対してどんな印象を持ちました?
SHUN.
何度か会ってる中で、自分の意見をちゃんと考えたうえで発信できるしっかりした人だなと。
AMENO
メンバーとして加入するにあたって、自分はどういうボーカリストになりたいとか、こうしていきたいっていう、プレゼン資料的なものを作って持って行ったんですよね(笑)。
TSUKASA
AMENO君のほうからD’espairsRayのことだとか、僕の演歌活動(最上川司)のことだとか、“そんなことも知ってるんだ”っていうことを話してきてくれて。自動的に好感が持てましたね。