やついフェス スペシャル歌合戦 Photo by さいちょー
O-EASTで17:10から18:30まで行われた、当フェスの人気企画『やついフェススペシャル歌合戦』の1日目は、MCはやついいちろうと堂島孝平、審査員は (今年はバタコさんに扮した) しまおまほとSundayカミデ。バックは「バンドが休止してもここには出続ける男」、西崎ゴウシ伝説率いるカルモニカfrom Calmeraの8人である。
昨年の2日目に優勝した流れ星☆ちゅうえい、昨年の1日目に優勝した柏木ひなた(ex.私立恵比寿中学)、ペナルティのワッキー、街裏ぴんくの4人が出場。
昨年同様、やついに「ドラゴンボール居酒屋」を三回やらされる等の苦難を経た上で、ポルノグラフィティの「アポロ」を歌ったちゅうえい。街裏ぴんくは、驚くほど甘く美しい声で、SHAZNAの「Melty Love」を歌う。
去年はAdoの「私は最強」だったが、今年はAimerの「残響散歌」を選んで、すさまじい絶唱を聴かせた柏木ひなたには、やつい、「来年はライブで出ていただきます。この3人とは並ばせません!」。
「どうも、吉本のマイケル・ダグラスです」と登場したワッキーは、やついのむちゃぶりで野口五郎の「私鉄沿線」を歌わされた末に、尾崎紀世彦「また逢う日まで」を熱唱した。
その4人のうち、優勝を勝ち取ったのはワッキー。そして全員で、カミデが作ったこのフェスのテーマソング「FESTA!!!」を歌って終了。
ちゅうえい Photo by 浅香郁絵
街裏ぴんく Photo by 浅香郁絵
柏木ひなた Photo by さいちょー
ワッキー Photo by さいちょー
2022年の初開催でオーディエンスに衝撃を与えて以来、毎年恒例になったチャンス大城プレゼンツの『地下芸人トークショー』、今年はLOFT9にて18:45から20:00まで。セクシー川田、こばんざめ佐藤、クリスタル大坪、ギブ↑大久保、便座カバーよしえ、森林子──最年少34歳で最年長76歳の地下芸人たちが、オーディエンスを戦慄させたり爆笑させたりする。
トリは、唯一の4年連続出演のインタレスティングたけし。LOFT9がすっかりホームの空気感だった。
[MC]やついいちろう、チャンス大城[出演者]便座カバーよしえ、インタレスティングたけし、ギブ↑大久保、こばんざめ佐藤、セクシー川田、クリスタル大坪、森林子:地下芸人トークショー Photo by タマイシンゴ
インタレスティングたけし Photo by タマイシンゴ
O-EAST、キュウソネコカミの次のお笑いコーナーは、三四郎・街裏ぴんく・鬼ヶ島・ママタルト。コール&レスポンスで場をあっためてから大ウケした三四郎、「日曜日よりの使者」の替え歌ネタで爆笑を巻き起こした街裏ぴんく、野田勉がひとりでしゃべりまくり、ふたりはただただ立っている、その末に……というコントだった鬼ヶ島、警備員の漫才コントで全方位的に笑いをとったママタルト。この日の最後にふさわしいスロットだった。
三四郎 Photo by 浅香郁絵
街裏ぴんく Photo by 浅香郁絵
鬼ヶ島 Photo by 浅香郁絵
ママタルト Photo by 浅香郁絵
そしてO-EASTのクロージング・アクトは、DJやついいちろうでゲストが小林幸子、というスペシャルなコラボである。
やついが約30分の間DJ、それを自身の「きみはキョンシー」で締めてから、小林幸子が登場。「千本桜」のイントロからでフロアいっぱいの「オイ!」コールが響き、拳が突き上げられるという、なんだかすごい光景になる。
やつい、「私が言うのもあれですけど、すごいですね」と衣装を称賛すると、「どんな格好がいいですか?と訊いたら『ラフな格好で』と言われたので」と答え、フロア爆笑。続いて、昨年2024年にリリースした100枚目(!)のシングル「オシャンティ・マイティガール」を披露し、大拍手&大歓声を浴びた。
やついいちろう&小林幸子 Photo by さいちょー
小林幸子 Photo by さいちょー
やついいちろう&小林幸子 Photo by さいちょー
そのあと、曽我部恵一が作ったこのフェスの「みんなのうた」である「月が今夜笑ってるから、ぼくらそっと東京の空を見上げる」を、曽我部をはじめ、残っている出演者みんなで歌う──という恒例のフィナーレ。
リードボーカルは、曽我部→エレキコミック→今立進→しまおまほ→曽我部→Sundayカミデ→街裏ぴんく→エアコンぶんぶんお姉さん→曽我部の順で担い、最後にフロアをバックに記念撮影。2025年のやついフェスの1日目が終了した。
2日目に続く。
フィナーレ Photo by 浅香郁絵
Photo by さいちょー