センチメンタル・ミー/アゲイン/何者
兼丸まず、ここまでお話した2024年リリースの3曲はですね、1曲ずつ、今までのthe shes goneでやったことがないことをやろう、っていうテーマが、やんわりとあったんです。
「エイド」は、今まで以上にthe shes goneの本質を、兼丸を出した曲で。「タイムトラベラーと恋人」は、自分たちのやりたいことをやる曲。電子音とかを入れるとか。で、「LONG WEEKEND」は、さっき話したように、洋楽のアプローチ。
で、2025年に出すこの3曲は、説明しなくても「the shes goneの音だよね」ってお客さんがわかる曲、というのを、なんとなく頭に入れながら作りました。だから3曲とも、自分たちが思うアイデンティティを出した曲になっていると思います。
3曲とも、せつなさっていう部分が、共通してちゃんと入っているんじゃないかなと思っていまして。そこがthe shes goneっぽさのひとつなのかなと。僕は幸せな曲でも、絶対一個はマイナスな自分だったり、せつないポイントを入れていたので。それを久々に全面的に出した3曲ですね。
「エイド」は、今まで以上にthe shes goneの本質を、兼丸を出した曲で。「タイムトラベラーと恋人」は、自分たちのやりたいことをやる曲。電子音とかを入れるとか。で、「LONG WEEKEND」は、さっき話したように、洋楽のアプローチ。
で、2025年に出すこの3曲は、説明しなくても「the shes goneの音だよね」ってお客さんがわかる曲、というのを、なんとなく頭に入れながら作りました。だから3曲とも、自分たちが思うアイデンティティを出した曲になっていると思います。
3曲とも、せつなさっていう部分が、共通してちゃんと入っているんじゃないかなと思っていまして。そこがthe shes goneっぽさのひとつなのかなと。僕は幸せな曲でも、絶対一個はマイナスな自分だったり、せつないポイントを入れていたので。それを久々に全面的に出した3曲ですね。
兼丸(Vo&Gt)
ひらひら
兼丸この曲は、プロデューサーの島田昌典さんに、お力をいただいて。以前から、プロデューサー、島田さんとご一緒してみたいな、とthe shes goneのチームで話していたんですけど。この曲の元となるバラードの弾き語りのデモがありまして、ご一緒するならその曲が、島田さんに合うんじゃないかとオファーしたところ、受けていただけまして。
ほんとに、自分たちをぶっ壊してもらうつもりで、というか。で、結果、島田さんはプロ中のプロなので、the shes goneらしさってなんだろう、ということを、言葉にしなくても音で表現してくださって。僕らも、こういう音を使いたいとか、こういうのをやってみたいっていう話をしたら、その中からいいところを見つけて、取り入れてくださって。
やっぱり島田さんが手掛けた曲を通ってきてるので、「これは夢なんじゃないかな」って思いながら、作っていましたね。僕ら以上に島田さんが、歌詞に対して、曲に対して、音の親和性が高かったので。こういうふうにすれば歌詞が引き立つんだ、こういうふうに音を合わせればメロディが引き立つんだ、とか、すごくいろんな面で勉強になりましたね。
ほんとに、自分たちをぶっ壊してもらうつもりで、というか。で、結果、島田さんはプロ中のプロなので、the shes goneらしさってなんだろう、ということを、言葉にしなくても音で表現してくださって。僕らも、こういう音を使いたいとか、こういうのをやってみたいっていう話をしたら、その中からいいところを見つけて、取り入れてくださって。
やっぱり島田さんが手掛けた曲を通ってきてるので、「これは夢なんじゃないかな」って思いながら、作っていましたね。僕ら以上に島田さんが、歌詞に対して、曲に対して、音の親和性が高かったので。こういうふうにすれば歌詞が引き立つんだ、こういうふうに音を合わせればメロディが引き立つんだ、とか、すごくいろんな面で勉強になりましたね。
熊谷兼丸の弾き語りのデモを、島田さんに送ってちょっとして、1コーラス分、「こんな感じでどうでしょう?」って返ってきたやつが、もう、「良い」とかそういう次元の話じゃないというか。「やっぱり引き出し、すごい数あるんだな」とか、「ここでこう行くんだ?」みたいな。その1コーラス分を聴きまくって感動していました。
熊谷亮也(Dr)
兼丸たとえば、サビ前で、スネア一発だけでサビに行くアレンジがあるんですけど、自分たちでは思いつかないというか。
マサキレコーディングでは、ベースとドラムと島田さんのピアノを、いっぺんに録っていたんです。それがもう、見たことないオーラというか。結局一発目のテイクが使われたんですけど。その時のレコーディングのピアノがもう最高だったし、さらに熊さんのドラムと松田くん(松田ナオト/ベーシスト)のベースで、やっぱ自分らの曲なんだ、自分らで作り上げていくんだ、っていうのを感じた上で、ギター・テイクを録ったので。このレコーディングでの感動は、すごく大きかったですね。
マサキ(Gt)
兼丸僕は特に、歌詞が負けないように。メロディは島田さんが立ててくださっているので。物語が、主人公の気持ちが、音に負けないように、みたいなのは、すごくありましたね。
『AGAIN』の軸になっている曲とは
──このアルバムが出るまで聴けない、唯一の曲である「何者」。これ、ものすごく大事な曲じゃないですか。
兼丸そうなんですよね。
──このアルバムの軸は、「エイド」とこの曲なのでは、というぐらいの。
兼丸お! よくぞ言ってくださいました。
マサキ・熊谷(笑)。
兼丸「何者」っていう曲は、正直、「エイド」以上に兼丸だな、と、僕は思っていまして。この曲では「エイド」みたいに誰かを鼓舞しようとは思ってないんですよね。ちょっと、吐き出しといいますか。“ストーリーではなくて、言いたいことを言う。”というのも、ロックだと思うので。
このアルバムの最後は、バラードとかポップな曲で、きれいに終わるんじゃなくて、この曲で終わりたいっていうのがあって。このアルバムを締めくくるにあたって、この曲がこのアルバムの本質なんだ、この曲じゃなきゃと思って、最後の曲にしました。
このアルバムの最後は、バラードとかポップな曲で、きれいに終わるんじゃなくて、この曲で終わりたいっていうのがあって。このアルバムを締めくくるにあたって、この曲がこのアルバムの本質なんだ、この曲じゃなきゃと思って、最後の曲にしました。

