楽しかったですね!個人的には夏が苦手なんですけど、ライヴの時はもちろん気合いが入ってるし、バックヤードのご飯も美味しくて(笑)。『ロックのほそ道』に呼んでいただけたのも嬉しかったです。子供の頃から家族旅行の車の中で聴いてたし、ずっとスピッツの大ファンなので。草野マサムネさんがMCで“the peggiesはキラキラしてポップなバンドと思っていたけど、ライヴはすごくロックだった”と言ってくれて。メンバーのみなさんともお話できたし、良い経験になりました。
ありがとうございます。この曲の原型はデビューしたちょっと後くらいに作ったんですが、TVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のOPテーマの話をいただいてから完成させたんです。歌詞に関しては、アニメのストーリーにも寄せていて。脚本を読ませてもらってから書いたんですが、1番は主人公の女の子の気持ちだったり、アニメの舞台になっている七里ヶ浜(神奈川県)の風景を意識していて、2番は私自身が感じたことを表現しています。ファンタジーの要素があって、ちょっと不思議な世界観のアニメなんだけど、主人公の内面のなかに“こういうところは分かるな”って共感できる部分もたくさんあったんですよね。
はい。レコーディングではヘビーな感じのバッキングといろんなフレーズを重ねていて。ライヴではどっちも弾いているんですけど、フレーズのリズムと歌のリズムが違うところもあるので、めっちゃ練習してます(笑)。最近、ギターを弾くのが楽しいんですよ。
以前はキャッチ―な曲に対するちょっとした抵抗感があったんですが、それはなくなってきましたね。バンド然とした要素はアレンジで作れることもが分かってきたし、歌メロや歌詞にしっかりポップスのテイストを入れられるようになって。そこは変わった部分かな。
ありますよ(笑)。そういうときはいろんな音楽を聴くようにしてます。“こういう感じでやってみたい”と思って作っても、インプットからアウトプットまでの過程で全然違う雰囲気の曲になるので。歌詞に関しては、写真集や映画がヒントになることもあります。聴いてくれる人のなかで映像や絵が浮かぶような歌詞が書きたいんですよね、私は。あとは1曲のなかに展開がいっぱいあるような曲も好きだし、“ライヴでこういう雰囲気を作りたい”とイメージしながら曲を書くこともあって。やりたいことはいっぱいありますね。
そう思ってもらえたら嬉しいです。インディーズの時はライヴのやり方がよく分かってなかったんですよね(笑)。スタッフのみなさんと話をしながら、ライヴで楽曲を活かして、しっかり届けるためにはどうしたらいいかを考えて。演奏、観せ方を含めて、この1年半でかなり変わったと思います。毎回、課題が違うんですよね。最初の頃は棒立ちで演奏してたから“ちょっと動いてみようか”から始まって。動けるようになってきたら、“演奏をしっかりやろう”ということに取り組んで、その後は“こなしている感じではなくて、もっと衝動的にやってみよう”というテーマが出てきて。メンバーのふたりもライヴに対する意識がかなり変わったと思います。以前はステージで自分を出せなかったし、コーラスもやってなかったので(笑)。
不安要素が全然ないんですよ、今回のツアーは。ミニアルバム『super boy ! super girl !!』(2018年1月発表)の時は初披露の新曲が多くてドキドキしていたし、“自分たちのライヴのカッコ良さを主張したい”という気持ちもあったんですが、理想に届かない部分もあって…さっきも言いましたけど、今年はライヴに力を入れてきたし、そこで学んだこと、得たこともたくさんあるので、今回のツアーではそれを全力でぶつけたいと思います。音源とライヴはまったく別のベクトルで考えているんです、私は。“ライヴのほうがいいね”ではなくて、音源もライヴもどっちもいいねと言われるバンドになりたいですね。the peggiesは明るくてポップなイメージもあると思うから、それを活かして、みんなを巻き込むようなライヴをやりたいです。
お弁当にモチベーションをキープしてもらってます。各地のイベンターの方も分かってくれていて、美味しいお弁当を用意してくれるんです(笑)。