女王蜂主催対バン企画 蜜蜂ナイト LIQUIDROOM 最終決戦 〜超!仁義なき戦い〜 女王蜂 vs 獄門島一家
女王蜂の対バンシリーズ『蜜蜂ナイト』、全6回のファイナルは、3月25日金曜日、アヴちゃんの別バンド=獄門島一家との対バン……って言うんだろうか、この場合。ハコをリキッドルームからEX THEATER ROPPONGIに移し、オープニングアクトで、話題のベッド・イン with パートタイムラバーズも出演。
まずはそのベッド・イン。「♂×♀×ポーカーゲーム」「C調び〜なす!」「限界LOVERS」(SHOW-YAのカヴァー)の3曲ながら、女王蜂ファンにそれはもうすさまじいインパクトを与えた。フロア、笑いと唖然と興奮が入り混じった、なんだかわからない空気になっていたが、まあそりゃあ知らずに観たらびっくりするよなあ、と思う。とりあえず、ベッド・インがなんであるかは、写真の様子から察していただければと思います。なお、2曲目と3曲目の間に『スーパーJOCKEY』を模した生着替えタイム、あり。ご存知ない世代の方は、なんのことだか意味不明でしょうが、この人たちのライブの定番です。それで水着姿になって「限界LOVERS」でがつんとアゲてシメるのも、定番です。
そして獄門島一家。左からお兄様(長岡亮介/ギター)、お父様(中村達也/ドラム)、西園寺(KenKen/ベース)が半円状に並び、7/8拍子のアドリブっぽいセッションからスタート、4〜5分それが続いたのちに赤いサテンのコートと黒いブラウスとミニスカート姿の長女アヴちゃんが登場、「どうもこんばんは、獄門島一家です」と、女王蜂の時と同じくドスの効いた声であいさつ。全員ユニゾンで歌う(そしてメロディは「すいかの名産地」である)「獄門島一家のテーマ」、アヴちゃんがトランペットを吹く「シーサイドスーサイド」、イントロ中にマイクケーブルで縄跳びをする楽曲、再びトランペットを手にする「死亡遊戯」などを連打し、フロアの温度をじわじわとあげていく。
アヴちゃん、「てんやわんやですね。お寿司と焼肉をどっちも食べないといけない私、今日はしっかり味わおうと思います」というMCから、シブがき隊のカヴァー「スシ食いねェ!」でフロアをめちゃめちゃ踊らせ、ベッド・インに賛美の言葉を贈り(そしてベッド・インのふたりはバルコニー席でジュリ扇を振ってそれに応え)、続いて「多幸感」を歌い、シメは再び「獄門島一家のテーマ」。最後にKenKenがフロアに香典を投げてステージを去り、終了した。
女王蜂ではアヴちゃん、黒いボブのウィッグに黒スーツで登場。獄門島一家の向こうを張って「スシ食いねェ!」でスタート、1コーラスやったと思ったら間髪入れずに「ヴィーナス」へ突入、そして「一騎討ち」「スリラ」「もう一度欲しがって」「売春」「デスコ」「空中戦」と、なんと8曲ノンストップで連打。オーディエンスは、次の曲のイントロが鳴ると大歓声、タテ揺れやヨコ揺れで応戦。
MC後はアヴちゃん、「この曲、関西ではみんな歌うんです」とデビュー当時から現在までキラーチューンであり続ける「告げ口」をぶちかます。そして、獄門島一家は、女王蜂が活動休止になり、実家に帰って音楽をあきらめようと思っていた時、事務所から「音楽やり、かっこいい子たちとやり」と勧められて始めた、ということを話し、獄門島一家の長女である自分も自分の本性である、女王蜂も獄門島一家も全部本物である、だから今日が本当にうれしい──と、言葉にする。
強烈な曲、インパクトのすごい曲、かっこいい曲などが数々ある女王蜂のレパートリーの中で、「普遍的な名曲ランキング」をつけるならその第1位(だと僕は思う)、「鉄壁」が本編のラスト。そのヴォーカルのポテンシャルの高さを存分に聴かてくれた。
アンコールでは、「久しぶりにお家から持ってきました」とジュリ扇を手に登場(50本くらいあるそうです)。「ちょっとギロッポンっぽいことしません?好きな言葉があるんで言ってもいいでしょうか?弾けないバブルをあなたに!」とベッド・イン定番のセリフをお借りしてから「バブル」へ。アウトロではベッド・インの2人が登場、アヴちゃんと共にジュリ扇を振りまくる。 最後に、5月に出る女王蜂のシングルが獄門島一家のスプリットになることを明かし、その収録曲である、つまり新曲であり5月の軽やかなダンス・チューン「金星」で、この日をしめくくった。いや、全6回の『蜜蜂ナイト』をしめくくったことになるのか。
6回すべてが「異種格闘技!」「でも観れば納得!」な組み合わせだったし、女王蜂のパフォーマンスは毎回すばらしかった。ただ、この最終回の女王蜂は、ちょっと特別だった気がした。全6回中ベスト・アクトだったと思う。あれだけ多彩なゲストを呼んでおいて、自分の別バンドと対決した時がいちばんいいってどういうことだ。と、思いました。でも、それ、なんかとてもわかる気もしました。
女王蜂VS獄門島一家のスプリット・シングル『金星/死亡遊戯』は5月11日リリース。それぞれ2曲ずつ収録。そのリリース・ツアーは5月15日名古屋ELLから7月9日Zepp DiverCity TOKYOまで全10本。つまり、この6本やり終えても、まったく止まらないということです。そういえば5本目と6本目間に地元神戸でもライブやったりもしていた。これからも楽しみです。
Report:兵庫慎司
Photo:釘野孝宏
本日ご来場のお客様に質問!
Q1.本日の対バンイベントに参加しようと思ったきっかけは?
Q2.印象に残っているシーンor曲は?
Q3.ベッド・イン with パートタイムラバーズのライブの感想&メンバーへメッセージをどうぞ!
Q4.獄門島一家のライブの感想&メンバーへメッセージをどうぞ!
Q5.女王蜂のライブの感想&「蜜蜂ナイト」最終決戦を終え、ワンマンツアーに挑むメンバーへメッセージをどうぞ!
◆(左から)ヤスナリオ[高円寺メタルめしをやってます]、チサ、ナオコ
A1.全部好きなバンド(ベッド・インも!)だからDEATH!!
A2.ベッド・イン「限界LOVERS」、獄門島一家「スシ食いねェ!」、女王蜂「鉄壁」
A3.ワンマンおギグ楽しみにしてます!!すごくかっこ良かったです!!
A4.かっこ良すぎましたー!下半身のポケベルが鳴りっぱなしでした。
A5.初めて女王蜂を観ました。「鉄壁」で泣きました。アヴちゃん、まじサイコー!!ワンマンツアーがんばって下さい!!
◆まほ(コメント記入)
A1.女王蜂のライブにはほぼ来てます。獄門島一家も前々から興味がありました。
A2.獄門島一家のセッションがかっこ良かった。女王蜂「鉄壁」がすごく良かった。
A3.初めてちゃんと観た・聴いたんだけど、演奏もとてもよくて、2人だけのバンドではないんだと感じました!
A4.クオリティの高さやかっこよさは予想していましたが、とてつもなく上回る感動を得ました。知らない曲なのに見入ってしまい、言葉が出なかったです。すごくかっこよかった!!メンバーのキャラもステキでした。
A5.ほぼ毎回ライブを観ていますが、毎度成長がを感じられて感動です。女王蜂それぞれのメンバーも、バンドも大好きですが、今日は今までで一番、ルリちゃん、やしちゃん、ひばりくんが美しかった気がします。ツアー楽しみ!!
◆関根兄弟
A1.獄門島一家のファン!
A2.獄門島一家「スシ食いねェ!」
A3.セクシー!
A4.楽しー!
A5.がんばってください!
◆妙佳
A1.アヴちゃんが大好きで、女王蜂も獄門島一家も好きだから。
A2.女王蜂「スリラ」、アヴちゃんがウィッグを外したシーン!
A3.めちゃくちゃ面白かったです!
A4.今日は本当に楽しかったです。大満足で、一週間くらい空気と水で生きていけそうなくらい満腹です!
A4.ワンマンも観に行きます!!楽しみにしています!
◆(左から)みどり、ゆり、えりこ
A1.美容室の客とスタッフです!!女王蜂のトークで盛り上がって、そのままノリで!!!
A2.女王蜂「鉄壁」(えりこ)
全部の曲のアヴちゃんの表情、脳内に保存してます♡(ゆり)
女王蜂の「デスコ」「スリラ」「ヴィーナス」で盛り上がって踊って、「鉄壁」で号泣しました!!(みどり)
A3.ジュリ扇の使い方、神!
A4.男臭くてサイコーです!!笑
A5.アヴちゃんの生き方、言葉、重みがあって最高です♡愛してます。やしちゃんのメイク、尊敬してます。(みどり)
新曲よかったです!これからっも応援してます!!仙台も行きます!!(えりこ)
仙台行きますっっっ!!!アヴちゃん大好き♡女王蜂大好き♡一生ついていきます♡♡♡(ゆり)
◆なり(左)、けぇたん(右)
A1.獄門島一家にKenKenがいるから。
A2.女王蜂も獄門島一家も初めて観たけど、アヴちゃんがかっこよかった!
A3.KenKenの誕生日イベントで観てからハマってしまいました♡
A4.初めて聴いたけどすごくかっこ良かった。いつも観るKenKenと違う感じがしてかっこ良かった。
A5.いつも観に行くLIVEとジャンルが違ってとても楽しめた。また機会があれば観に行きたいです!
◆ycotange
A1.女王蜂の最終決戦だったので是非みたかった。獄門島一家のデモが一曲ウェブで聴けるだけだったときから期待していたので初めてお目にかかれる!と。
A2.女王蜂の登場間もなく寿司食いねぇで驚き慄きつうつ普段見ないスーツ姿のアヴちゃんの汗だく姿には、早く脱いでしまいなよ!とひたすら思っていました。
A3.初めて指定席2階をとって望んだのですからしょっぱなから間近でみたくなり駆け下りてしまいました。今のご時世ジュリ扇の海とパンツが拝めるライブはベッドインと女王蜂だけ。ベッドインの物販でジュリ扇が販売されていたので、今回のジュリ扇率はんぱなかったですね。ラストだけ2階から見下ろしていた時アヴちゃんはジュリ扇の海がこんな風に見えていたんだ。。って感動しました。
A4.家族愛を感じました。極道感もっともっとだした衣装も見たいな。
A5.楽しみにしています。女王蜂のジュリ扇販売を期待しています。。。
セットリスト
ベッド・イン with パートタイムラバーズ(オープニングアクト)
- 1. ♂×♀×ポーカーゲーム
- 2. C調び〜なす!
- 3. 限界LOVERS(SHOW-YAカバー)
女王蜂
- 1. スシ食いねェ!
- 2. ヴィーナス
- 3. 一騎討ち
- 4. スリラ
- 5. もう一度欲しがって
- 6. 売春
- 7. デスコ
- 8. 空中戦
- 9. 告げ口
- 10. 鉄壁
- アンコール
- 1. バブル
- 2. 金星
女王蜂全国ツアー「金星から来たヤツら」
2016年7月9日(土)Zepp DiverCity(TOKYO)
17:00 開場 / 18:00 開演
スタンディング ¥3,800(税込)
2F指定席 ¥3,800(税込)
●5月14日(土) SALE
女王蜂全国ツアー「金星から来たヤツら」 公演詳細はこちら
GET TICKET先行抽選受付!
【受付期間(抽選)】 |
女王蜂VS獄門島一家によるスプリットシングル「金星/死亡遊戯」
5月11日(水)リリース決定!
※女王蜂約1年ぶりのリリースとなる新曲2曲、また獄門島一家初のメジャー音源2曲を収録。
※(CD+女王蜂VS獄門島一家攻略本[シール付])
収録楽曲:
1.金星/女王蜂
2.シーサイドスーサイド/獄門島一家
3.死亡遊戯/獄門島一家
4.く・ち・づ・け/女王蜂
※初回生産限定盤
※通常盤
フランス・パリにて初の海外単独公演&世界35カ国2地域での楽曲配信リリース決定!
6月21日(火)フランス・パリ日本文化会館
↓詳細はこちら↓
http://www.ziyoou-vachi.com/announce/index.html
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~キーワードは、DANCE~
2015年12月10日(木)
VS KEYTALK
18:00 開場 / 19:00 開演
オールスタンディング ¥4,500(税込)
ライブレポート
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~♡January15!!!! dream come true♡~
2016年1月15日(金)
VS Tommy heavenly6
18:00 開場 / 19:00 開演
オールスタンディング ¥4,500(税込)
ライブレポート
[Past Live]
最終決戦 ~超!仁義なき戦い~
2016年3月25日(金)
EX THEATER ROPPONGI
VS 獄門島一家
18:00 開場 / 19:00 開演
オールスタンディング ¥4,500(税込)
[オープニングアクト]ベッド・イン with パートタイムラバーズ