なお、去年のレポはこちら
1 今年はロック・バンド、豊富。
そもそも『Let’s chill』を謳い文句にしているフェスだけあって、アコースティック編成のアクトや弾き語りのアクトが多いのが『PEANUTS CAMP』、というイメージがあるが、一方でロック・バンドも出演して来た。今年特に目を引いたのは、1日目のGRAPEVINEや2日目のandrop、The fin.といった、ギター・サウンド主体のロック・バンドたち。新鮮だった。GRAPEVINE、各地のフェスで観て来たけど、ここで観ると何かとても違って感じたりもした。 あと今年は、1日目に「ナッツのステージ」に、芸人さんのネタタイムがあったのも、このフェスとしては新しい試みだった。どきどきキャンプ佐藤満春がMCを務め、猫ひろしとヒロシがネタを披露。とりあえず、猫ひろしは子供たちにものすごくウケる、ということを確認しました。
2 「いつもの人」と「新しい人」のバランス
カジヒデキ、かせきさいだぁ、DJみそしるとMCごはん、曽我部恵一、小山田壮平、大木温之、DJやついいちろう(エレキコミック)、小西康陽等の毎年おなじみのメンツと、初年度を盛り上げてくれたスチャダラパー、ザ・なつやすみバンド、昨年に続き二度目のコアラモード.。そして、wacci、台風クラブ、おとぎ話、カネコアヤノ、ゆるめるモ!、SOLEILなどの今年初めて登場したメンツ、両者のバランスがとてもよい感じだった、安心感も新鮮さもあって。曽我部恵一はもちろん、小山田壮平にも大木温之にも「そうだよなあ、今年もここで観たいよなあ」と思わされたし、小西さんのDJには「今年もさすがだなあ」と唸った。で、台風クラブやカネコアヤノには「おお、この人たちがここに立つとこうなるか!」というおもしろさがあった。『PEANUTS CAMP』の場合、ちゃんとした作りだけど日本中どこでも一緒みたいなステージと逆で、こぢんまりとしていて簡素だけど、木や背景も込みでステージができているみたいな素敵な特殊さがあるので、そこにその人が立つとどう見えるのか、というのが重要だったりするのです。
なお「ピータのステージ」、今年は装飾が去年より豪華に、ウッド調になっていました。