MUSIC MONSTERS SPECIAL 2014 ～SAYONARA-AX～ ライブ、イベント、コンサートのチケット情報・先行予約・一般発売・当日券ならDISK GARAGE(ディスクガレージ)

2000年12月に営業をスタートしたライブハウス、SHIBUYA-AXがついに営業終了日を迎えた。こけら落としのDragon Ashから始まり、多くの観客の記憶に残る、数え切れないほどの伝説のライブが行われた、忘れがたい会場のラストライブ。司会進行・藤田琢己氏（J-WAVE『TOKYO REAL-EYES』ナビゲーター）の「明日以降、ここでは音が鳴らないんです…」という言葉が胸を打つ。その感慨深さはここに集まった全ての人が共有したはずだ。

最初に登場したのはWHITE ASH。ソリッドなギターリフの「Crowds」で始まり、疾走感あふれるサウンドとメロディアスな楽曲で突き抜けていく。

「ここのステージに立つのは3～4回目ですけど、ライブを見に来る機会が多くて。バンドマンにとってSHIBUYA-AXを埋めるのは目標の上位なんです」（Vo&G/のび太）そして、the pillowsのトリビュート盤に参加したカバー曲「White Ash」を披露。シンプルかつパワフルな音と歌で魅了してくれた。

続いて9mm Parabellum Bulletの登場。印象的なメロディの「Answer And Answer」をはじめ、濃密なナンバーを次々に演奏。エモーショナルなボーカル、暴力的なまでに美しいサウンドに観客も酔いしれる。

「ライブを見に来たり、ライブをしたり、という繰り返しで、この箱にはとても思い出があります。最終日に出演できてとても嬉しいです。今日は出禁になる覚悟でライブをします（笑）」（Vo&G/菅原卓郎）彼らもthe pillowsのカバー曲である「インスタント ミュージック」を披露。そして、ライブ終盤の「Discommunication」では“わたしはAXの探し物”と歌詞を変え、この日だけのバージョンを歌って会場の熱を更に盛り上げた。

そしていよいよ本当にこの会場のラストライブを飾るバンド、the pillowsの登場だ。しなかやなロックンロールナンバー「I think I can」でスタート。会場の空気を彼らのカラーに染めながら、「Funny Bunny」では大合唱が沸き起こる。

「AXのステージは今日で24回目です。長きに渡り、ステージとフロアで目に見えない音楽のキャッチボールが繰り返されてきました。AXがなくなるのは寂しいけれど、美しい思い出に感謝を込めて。連れてってやる、この世の果てまで!」（Vo&G/山中さわお）そんなMCに導かれた「この世の果てまで」が、会場の熱気をさらに高める。アンコール2曲を含め、キャリアに裏付けられた揺るぎないバンドサウンドで圧倒してくれた。

最後はステージ上で出演者全員からSHIBUYA-AXのスタッフに、ねぎらいの言葉と花束が贈呈されるという感動的な場面も。この場に立ち会えたことと、このライブハウスにまつまる様々な思い出を胸に、多くの観客が名残惜しい表情を浮かべていた。

なお、今回の“DISK GARAGE MUSIC MONSTERS SPECIAL 2014～SAYONARA-AX～”は、DISK GAREGEが主催している都市型音楽フェスのスペシャル版。次回は“DISK GARAGE MUSIC MONSTERS‐2014 summer‐”として、8月24日に開催。“今見てほしいアーティスト”40組以上が渋谷に大集結するだけに、こちらも見逃せない。

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