つい先日、福岡に帰って、3日間滞在したんです。福津市にある「王丸屋」というゲストハウスに泊まったんですが、そこは大学の同級生が運営しているです。
彼は学校の先生だったんですが、辞めてしまって。おばあちゃんから譲り受けた古民家をリフォームして「王丸屋」を始めたんです。1階は、町の人も誰でも自由に立ち寄れるコミュニティスペースで、2階がゲストハウス。私も公務員をやめてミュージシャンになったし、「お互い、安定した仕事をやめたときは怖かったよね」って話をして(笑)。彼も「この先、何ができるだろう?」と考えてたみたいなんですけど、福津市に移って、革製品を作ってる人、陶芸家、海中カメラマンとか、この町に移り住んだ人たちと知り合ううちに、「人間の可能性は無限だ」と目が開いたみたいで。考えてみると、九州ってそういう土地なんですよね。いろんな人がやってきて、触れ合いながらコミュニティを作っていくというか。
大学の同級生5人くらいで集まって、町を案内してもらったんですけど、そのときもすごく楽しくて。めちゃくちゃきれいな海が近くにあって、私、服のまま飛び込みました(笑)。夜も海岸でお酒を飲んで、夜光虫が光っていて。「こんなにいい町だと分かった」って何回も言いました。“そういう故郷があって、東京でがんばる”というのが私には向いていると思うけど、死ぬときはやっぱり九州がいいですね。
そして、「王丸屋」さんに泊ってみたいですね。
黒木さんのツアーで福岡行き、検討してみようという方も多いのでは?
黒木さん、ありがとうございました!