2016年3月27日(木)日本武道館
Photo:三浦麻旅子、柴田恵理
Text:編集部
1966年生まれ(60年に一度の丙午だった年)ミュージシャンが集結し、あの名曲やカバーを豪華大セッション!
出演者はもちろん、FM802/FM COCOLO・キョードー大阪・ディスクガレージ・キョードー東北などのスタッフまで、’66年生まれが中心になって作り上げたこだわりのイベント。2006年、男の厄年(数え年42歳)を前に開催された第1回から10年、今回は二人の女性アーティストも加わり、震災から5年が経過する東北、ビートルズが公演をおこなった日本武道館、そして、このイベントをプロデュースするFM COCOLOの地元・大阪城ホールで開催。
10年に1度の夢の響宴、大いに笑い、大いに歌い、大いに感動がうずまいた、3/27(日)日本武道館の模様をフォトレポート!
出演:友森昭一 1月13日 / 宮田和弥[JUN SKY WALKER(S)] 2月1日 / 大槻ケンヂ(筋肉少女帯・特撮)2月6日 /
福島 忍(勝手にしやがれ)3月21日 / 中川 敬(SOUL FLOWER UNION)3月29日 / 増子直純(怒髪天)4月23日 /
田島貴男(ORIGINAL LOVE)4月24日 / 田中邦和(sembello)5月13日 / 塩谷 哲 6月8日 / 斉藤和義 6月22日 /
渡辺美里 7月12日 / スガ シカオ 7月28日 / ABEDON(UNICORN)7月30日 / 阿部耕作(THE COLLECTORS)7月30日 /
伊藤ふみお(KEMURI)8月22日 / 沖 祐市(東京スカパラダイスオーケストラ)9月5日 / 斉藤由貴 9月10日 /
吉井和哉 10月8日 / たちばな 哲也(SPARKS GO GO)11月18日 / 八熊慎一(SPARKS GO GO)11月28日 /
奥野真哉(SOUL FLOWER UNION)12月2日 / 田中 和(勝手にしやがれ)12月12日 /
木暮晋也(HICKSVILLE)12月17日 / 谷中 敦(東京スカパラダイスオーケストラ)12月25日 /
トータス松本(ウルフルズ)12月28日 / GUEST MUSICIAN tatsu(レピッシュ)※誕生日順
02.「夜ヒット形式メドレー」
フジテレビの人気音楽番組「夜のヒットスタジオ」(’68-‘85放送)の登場シーンを模して、次の出順の人の歌を歌って一言添え、バトンを渡す構成。宮田「最近エアロビにハマってるらしいです、大槻ケンヂ!」
増子「さっき楽屋で弁当食ってる時ほっぺにマヨネーズくっつけてました、田島貴男!」など。
セットリストも歌う順番も、もちろん誕生日順。
04.「さらば愛しき危険たちよ」宮田和弥
宮田が10年前に作ったというイベントのテーマソング「丙午Song」に続き、’95リリースのJUN SKY WALKER(S)、至極の名曲。
Gt.友森昭一
05.「日本印度化計画」大槻ケンヂ×斉藤和義
大槻「野郎どもは全員初老!」を連呼。「いまだに似ているとネット上で話題!」と呼び込まれた斉藤和義は特攻服で身を包みGt.で参加。
06.「満月の夕」中川敬
「大槻のあとはやりにくい!みんな10年前より明らかに話がくどくなった。あと、人の話を最後まで聞かない」と月日の流れを率直に言葉にし、阪神淡路大震災を思い作った名曲を披露。
Tb.福島 忍(勝手にしやがれ)
07.「オトナノススメ」増子直純
「感動中失礼!良い曲のあとはやりずれえ!」と言いながら、「オトナはサイコー!」と高らかに歌い上げ、大いに会場を湧かせる。もちろん、イベント中のMC、というか50’sの自由奔放なお喋りは増子と大槻ケンヂの二人の興行師がリード。
08.「銃爪(ひきがね)(世良公則&ツイスト)」増子直純×トータス松本×田島貴男
表情も振り付けもバッチリ、渾身のパフォーマンスを見せつけた三人!最後は寸劇のような展開で笑わせる。
Sax.田中邦和(sembello)
09.「接吻」田島貴男
メンバーからも“田島のひとりソウルショウ”と命名を受けたほどの田島は、イベント中終始ハイテンション、全身から「楽しい!」という感情が溢れ出ていた。クールと思われがちなパブリックイメージとは真逆の、パッションの人。そのテンションで「しっとりしたポップスを」と言い、「接吻」を熱唱、このギャップがまた、会場を呑み込む。間違いなくこのイベントのキーパーソン!
Key.沖 祐市(東京スカパラダイスオーケストラ)
10.「Changes(デヴィッド・ボウイ)」中川敬×田島貴男×吉井和哉
まず他ではあり得ないこの組合せ!中川曰く、浪速のデヴィッド・ボウイこと中川敬と日本のデヴィッド・ボウイこと吉井和哉、デヴィッド・ボウイというより日本のロッド・スチュワートの田島貴男の3人が、中川による日本語詞でカバー。
Pf.塩谷 哲
11.「Progress」スガ シカオ
「濃い口の味噌ラーメンの後に、ステーキが出てくるようなイベントですね。このイベント中、薄いところここしかないですから(笑)、さわやかに歌います」
誰もが知るあの名曲を、言葉通りさわやかに、そして、会場全員の胸を焦がす。
12.「リンダリンダ(THE BLUE HEARTS)」スガ シカオ×伊藤ふみお
みんなの青春ソングを、会場全体が拳を突き上げながら熱唱!
Dr.阿部耕作(THE COLLECTORS)
13.「ずっと好きだった」斉藤和義
トータスが「完全に場つなぎトークです」と、斉藤由貴と登場。演奏準備をしつつ途中から加わった斉藤和義が「リハーサルで斉藤って書いてある目印のところに立ったら、 “そこは由貴さんです”って言われた(苦笑)」と会場を大爆笑させ、「ずっと好きだった」のイントロへ。