D.W.ニコルズ、初の野外ワンマンライブ開催。“感謝祭”と銘打たれた特別公演に臨む彼らの心情に迫る

インタビュー | 2018.07.27 15:00

──上野の野外ワンマンでは、小学生以下のお子さまには風船をプレゼントされるそうですが。
わたなべだいすけ「風船プレゼント」って書いてあると、“あ、子どもたちも行っていいんだね”って思ってもらえるじゃないですか。
鈴木健太そこは“僕らはウェルカムですよ”という意思表示の1つですね。
わたなべだいすけ“こちらは扉をあけていますよ”っていう。あとは単純に、せっかく来てくれたのであれば何か記念になるようなものを子どもたちにあげたいなって。来てくれた人になにかをあげたい気持ちはやっぱりあるんですよね。
──野外ライブ自体は数え切れないほどやられていますけど、その魅力や思い出というとどんなものがありますか?
わたなべだいすけ僕は神奈川県出身なので、地元の海の家とか、海の近くのイベントはやっぱり気持ちいいですね。照明がバシバシ当たるライブハウスよりも、やっぱり風とか太陽の光を感じながら歌うほうが気持ちいいですし、曲を作ることもスタジオに入るのも日中が多いんですよ。そうやって生まれてきた曲たちは、昼間に外でやるほうが自然なのかなっていう気はしますね。

──萬玉さんはいかがですか?
萬玉あいまだニコルズのメンバーになってないときに、お試しで初めてサポートさせてもらったのが、<GO OUT CAMP>っていうイベントで野外のステージだったんですけど。そのときに“絶対に楽しいし、ニコルズの魅力を一番知ってもらえると思うから”って言われたんですよ。

わたなべだいすけ僕らとしては、一番楽しいことを経験してもらいたかったんですよ。あの景色を観たら絶対にニコルズに入りたくなるはずだ!と思ったので。それにまんまとハマってくれましたね(笑)。
──実際にやってみて楽しかったですか?
萬玉あい緊張しすぎて全然覚えてないんです(苦笑)。でも、1年経ってまた同じステージに立たせてもらったら、いろんな景色がやっと見えました(笑)。
千葉真奈美野外でやるときにいつも思うのが、オーディエンスの方々の開放感がすごすぎて。やっぱりあのはじけっぷりはライブハウスとは違って独特だなって思うんですよ。
──なんなんでしょうね、野外のあの高揚感って。
千葉真奈美なんなんですかね? なにをやってもOKみたいな空気というか。
鈴木健太いやいや、なにをやってもOKなわけないでしょう(笑)。
千葉真奈美そうなんだけど(笑)、普段“フゥー!”とか言わない人が言っちゃう感じがあるじゃない? あの感じはやっぱり野外ならではだし、それが伝わってきて、こっちもワー!ってなれるから、あの空気感は病みつきになるというか、魅力の1つだと思います。

──鈴木さんはいかがでしょうか、野外ライブの魅力や思い出というと。
鈴木健太野外フェスというと、今をときめくロックバンドが出てきて、みんなで拳を振り上げる、みたいな。そういう印象が一般的には強いのかなと思うんですけど、そういうフェスに初めて出させてもらったのが<RISING SUN ROCK FESTIVAL>で。結構大きいステージだったんですけど、そのときに“そうじゃない景色”を観たんですよね。自分たちがライブをやったら、それまでなんとなく自分が思っていたフェスの雰囲気とは違う、すごいピースフルな光景を観れて。“野外音楽フェスって、これなんじゃないか?”って思ったし、自分たちは他の人たちとは違った野外ライブができるんだって思えたんですよね。そういう雰囲気の野外ライブを、今度は自分たち発信でやることにすごく意義を感じていて。だから、今回のワンマンでは、これが僕らの野外ライブなんだよっていうものをちゃんと観せたいなと思います。

──これからはぜひ定期的にやっていただきたいです。
鈴木健太まあ、今回が成功すればやれるかなと(笑)。やっぱり野外ライブってすごく大変なんですよね。単純にお金がかかるので。でも、今回はとにかく感謝の気持ちを表したかったので、儲けようなんていうつもりは全然なくて、チケット代もギリギリのところまで下げました。
──“ニコニコ価格”で2525円という。
鈴木健太ただ2525円と聞くと、そこまで安いと思わないかもしれないけど、そんな野外ライブの実情を知る人からしたら“これ大丈夫なの……?”っていう(笑)。
わたなべだいすけすでにいろんな人から心配されてますからね(笑)。

鈴木健太1回成功すればまたいろんなことがわかってくるので、まずはそのワンステップにしたいです。
わたなべだいすけそのためにも、ニコルズは野外でこんなおもしろいことをやっているんだよっていうことを、どんどん発信していきたいですね。今はまだファンの人たちに向けたところで止まってしまっているけど、外でチラチラ見ている人たちに“こっちにおいでよ”って言っていきたいです。そして、日比谷の野音へのステップにしたいですね。

PRESENT

サイン入りポスターを3名様にプレゼント!

※転載禁止

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

「D.W.ニコルズのニコニコ感謝祭」
〜はじめての野外ワンマン!あらためまして、ありがとう〜

2018年9月2日(日) 上野水上音楽堂
≫お申し込み・詳細

※未就学児無料(小学生以上チケット必要)
※中学生以下500円キャッシュバック
※入場時、小学生以下の方には風船プレゼント!

  • 取材・文

    山口哲生

  • 堀 清香

    撮影

    堀 清香

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