籠城型のライヴは、安定したクオリティーの高い演出ができる
──6月からはいよいよライヴハウスツアー<HYDE LIVE 2018>が開幕します。会場をスタンティングのライヴハウスにした理由は?
もともと激しいライヴをする場合、スタンディングにこだわっているので、それ以外に選択肢はありません。
──このツアーもVAMPを継続して籠城型スタイル(同じ場所で何日も続けてライヴを開催)になっていますが。HYDEさんがこのスタイルにこだわる理由を教えてもらえますか?
同じ場所で繰り返すのでさまざまな修正が容易であり、安定したクオリティーの高い演出ができるからです。いまとなっては、毎日違う会場で1から音を作っていくのはかなり大変なことだと思ってしまいます。籠城型以前のライヴは、スタートしてから数曲目から音が安定してきた、なんていう会話が当たり前に行なわれていましたが、籠城型では前日以上のいいサウンドが当たり前という状態でスタートするので、違う次元で会話が行われます。
──では、激しいHYDEさんのパフォーマンスが見られる今回のツアー。いまのところ、どんなものになりそうですか?
VAMPSよりさらに自由になるってことかな。
──ライヴはバンド編成でやることになりますか?メンバーやバンド名など決まっているものがあったら教えてください。
すべてはツアー当日まで秘密です。まずはVAMPSを超えるのを目標にしていきます。
──このツアーで、ギターを弾きながら歌うHYDEさんは見られますか?
歌に専念します。
──ライブのセットリストはHYDE、VAMPS、L’Arc〜en〜CielとHYDEさんのオールキャリアから選曲したものになりそうですか?
確かにソロなのでなんでもアリなのですが、ジャンル的に演奏できる曲は限られるので、なるべく“新曲”を用意します。やるとしてもVAMPSが数曲っていう感じになるかな。
新たな伝説がスタートする瞬間を見逃さないように
──このツアーに行けば、いち早くHYDEさんの新曲が聴ける訳ですね。昨年末に行なった“黑ミサTOKYO”でも、ソロ『ROENTGEN』に続くアルバム制作を予感させる発言もあったことですし。ゆくゆくはニューアルバムのリリースも…?
近い将来に作れたらいいなと思っています。
──L’Arc〜en〜Cielのhyde、VAMPSのHYDE 、ソロのHYDE、どれもご自身ですけど。HYDEさんのなかでステージパフォーマンスなど、なにか明確に区別していることってあるんですか?
特にないけど。曲が激しいと激しいテンションになるよ。ソフトな曲なのに激しいMCだと変だしね。
──ところで、今回のツアーのなかでは名古屋、大阪公演のなかには1日ずつ“BEAUTY & THE BEAST“の公演が設けられていました。美女と野獣たちが集まるこちらの公演は、どんなところが通常とは異なっているんでしょうか?
スタンディングフロアが男の子だけになる企画なので、安心して煽ることができて、盛り上がります。それを見ている2階席の女の子も負けじと盛り上がります。多分、男子が少ないと思うので、友人をお誘いの上はっちゃけてください。
──では、今回初めてHYDEさんのライヴに行ってみようと思っている方々に向けて、HYDEさんのライヴを楽しむためのアドバイスがあったらお願いします。
ライヴハウスでの日本人の悪い特徴は、前の隙間を埋めるように前に押すことです。それだと満員電車状態でスペースがなくなり、踊ることもできなくなってしまいます。近くでアーティストを観たいのは分かりますが、それをなくせばもっと楽しめるライヴになると思います。
──このツアー後も夏フェス出演や、もしかするとHYDEバージョンの<BEAST PARTY>などなど、楽しいスケジュール発表を期待して待ってていいのでしょうか?
“ビスパ”はありません。フェスはスケジュール的に可能なものには出ようかと思います。
──それでは最後に、このツアーを楽しみにしているファンのみなさんに一言メッセージをお願いします!
まだアルバムも出てないのにツアーをすることになるけど、アマチュアバンドだった頃はそれが当たり前だったし、新たな伝説がスタートする瞬間を見逃さないように。
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