【→Pia-no-jaC← HAYATO(Piano)・HIRO(Cajon)】
──そもそものenraとの接点を教えていただけますか。
HIRO(Cajon) 1回、俺らのライブに遊びに来ていただいたことがあって。その時に打ち上げで仲よくなって、その次にenraの公演に行かせていただいて、そしたらものすごくて。「何か一緒にできたらいいね」って話はしてたんですけど、『→PJ← ワンダーランド』っていうイベントでコラボレーションさせてもらったのが最初ですね。
HAYATO(Piano) もともと→Pia-no-jaC←は歌のない音楽なので、いろんな可能性はあるなっていうのは結成当時から思ってたんですよ。歌い手さんのバックでやるのは普通ですけど、もっと……書道家の方とコラボしたり、DJの方とコラボしたり。で、enraのパフォーマンスは前からめっちゃ好きで。もともと僕が、が~まるちょばだったり、BLUE MANだったりっていう、身体ひとつで表現するパフォーマンスがすっごい好きなんですよ。それってインストに似てるとこもあるなと思ってて。言葉がなくて音楽だけっていうのと、身体を使ったパフォーマンスだけっていうのは。それで→Pia-no-jaC←のライブでも、パントマイムを取り入れたりしてたんですね。なので今回、またenraとのコラボレーションが決まった時も、ワクワクしましたし。映像と動きと音楽を合わせるってういうのはすごく難しいんですけど、合わさった時の感動っていうか、鳥肌感はすごいものがあって。
──enraのメンバー曰く、最初に一緒にやった時の衝撃がすごかったと。
HAYATO そうでした! 1曲1曲終わるたびの拍手があるじゃないですか。そのenraとコラボした曲が終わった時の拍手が、別物やったんですよ。熱量がハンパなくて、その拍手でこっちも鳥肌が立つというか。最初はenraだけでやってもらって、途中で1曲コラボして、そのあと俺らが残ってやったんですけど、あそこで終わってもよかったぐらいの。
HIRO (笑)うん。
HAYATO 「あ、すごいものができたんだな」って実感しました。
HIRO 普段音楽やってると、音で高め合おうというか。この音が来たからこうしよう、みたいなのがあるんですけど、映像だとそれを自分で見れるわけではないんで、お客さんの反応が大事になるんです。それが本当にすごくて。拍手がそれまでと全然違ったので。
HAYATO だから今回、お話が来た時はうれしかったですね。あのスリリングなコラボがまたできるのか!と。
──ただ、稽古を見て思ったんですけど、これ、生演奏でやるのってすごく大変ですね。
HAYATO いや、めちゃめちゃ大変ですよ(笑)
──一切ハシれないし、モタれないし。
HIRO そうです。普段はふたりでアイコンタクトしながら演奏していて、気持ちが高まったらテンポ上げたりもできるんですけど、映像とダンスが一緒にあるのでそれはできないし。
HAYATO だから普段のライブよりも、違う意味でより集中してますし。いい緊張感の中でプレイできると思います。本番がめちゃめちゃ楽しみです。聴いて、見て、楽しめるライブにできると思うので、ぜひ来ていただきたいですね。
■<enra × →Pia-no-jaC←コラボ作品>「METROPOLIS」