FRONTIER BACKYARD×illiomote座談会!話題のコラボリリースを引っ提げイベント開催!出会いの経緯や楽曲制作、イベントについて話を聞いた

インタビュー | 2025.03.12 12:00

昨年、1stアルバム『FRONTIER BACKYARD』リリースから20周年を数え、『frontier』と『backyard』という2作のアルバムをリリースしたFRONTIER BACKYARD。一方、“HAPPY POP”を掲げ、昨年はこれまでで最もポップなEP「HAPPY LUCKY WONDER LIGHT LAND」をリリースしたilliomote。一見意外な2組がコラボレーションを果たした。異世代、異ジャンルに思えて両者とも生音とデジタルをバンドのマインドで融合していたり、何より2ピースという特徴に共通点も多い。今回は両者の出会いやコラボシングル「Dancing in the Paradox」と竹内 まりやのヒット曲「不思議なピーチパイ」カバーの経緯や制作プロセスを軸に、4月開催のイベント「Two Beats, One City」に向けての展望をインタビューした。
──最初にこのコラボとイベントのことをお聞きした時に意外な2組だと思ったんですけど、出会いの経緯はどんな感じだったんですか?
TGMXFRONTIER BACKYARD側からのアプローチなんですけど、もともとは僕がたまたまFMを聴いていて、「あれ、この人たちなんだろう?」と気になって、「ああ、illiomote、沖縄の人たちなんだ」とか(笑)。そういうイメージを持っていたんですけど、そしたらilliomoteのスタッフで、かつサポートギターをされてる田中さんに知り合うことがあったので、それでお声をかけさせていただいたという感じですね。ざっくり言うならばそういう流れです。
MAIYA私たちはそれこそ田中さんきっかけでFRONTIER BACKYARDのお2人を知ったんですけど、曲を聴く前にライブを初めて観たのが強烈で。「ライブやっばー!かっこよ!」と思って、そこから楽曲を聴くようになって。そしたらお声掛けいただいたんでもう本当「え?うちらで?…いいですか?ありがとうございます!」と。

──TGMXさんはそもそもコラボしたいという伝え方だったんですか?
TGMX年齢が違うのでどういう風にアプローチしたらいいか分かんないんですね(苦笑)。「仲良くなってください」っていうのも変だし。「曲を作りませんか」って言ったほうがなんか近づけるのかなと思って。
MAIYA・YOCOははは。
TGMX僕らはいわゆるバンド育ちだけど、そうじゃない新しい感じをスルッとスマートにされているから、そういうのも知ってみたくてっていうのもあって。

TGMX

──FRONTIER BACKYARDは曲もライブもコラボレーションは多い印象があります。
TGMXここ数年、わりとそういう動きをしようとしてたんですね。もうメンバー2人しかいないので、このままだと閉鎖的な人達になっていっちゃうなと思って。ますますコラボしたいなとか思っていたところだったので。
──福田さんはこの話が出た時にどんな印象でしたか?
福田“TDC”忠章TGMXからilliomoteってバンドいるよって言われて聴いて、根本というか、目指してるとこが近いなと思って。なんでしょうね?僕たちが今やりたいことをもうやってるというか、そういう印象だったんで、すごくいいなと。実はすごく合ってるんじゃないかなと思いましたね。

福田“TDC”忠章

MAIYAうちらは逆にバンドみたいなのに憧れがまだあるので、「ドラマーいるじゃん!」となりました。

MAIYA

福田ははは。
TGMX(笑)。もともとバンドなんだもんね。
MAIYAそうなんです。私たちももともとバンドなのでそこの経緯も似てるし2ピースだしっていう共通点もあるし。で、うちらはこの歳にしてはちょっと古い音楽が好きだから親和性はまああるなみたいな。
──YOCOさんはどんな印象でしたか?
YOCO世代も違うし、ジャンルも違うしっていうところでお声がけいただいて最初はすごくびっくりしたのが大きかったんですけど、バンドサウンドの要素と打ち込みの要素だったり英語の歌詞が入ってきてる要素、“二人”っていうのが共通点なので、なんかすごい面白いものができるんじゃないかなとか思って、結構最初の方に粗いデモとかを投げさせていただいて(笑)、すごくワクワクしてましたね。

YOCO

──最初はilliomoteからデモを投げたんですか。
YOCO私の中では自己紹介みたいな感じで。私、本当にこんなものしか作れないから結構周りの人にもこういろんな方の手を借りながら制作をさせてもらってるなと思ってるんですけど、本当に私のデモって粗いんですよ(苦笑)。そのデモを「私は、こんな者です」っていうつもりで何個かあげさせていただいて、それにアレンジをつけていただいたりして、まずはそこのやり取りをさせてもらいました。

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