今秋9月スタートの、「-Who is ASKA !?-」に向けて
そうですね。そういう気持ちは確かにあります。「Who is ASKA !?」というフレーズは、デイヴィッドが僕のラジオ番組にロスからオンラインで出てくれたんですけど、番組のスタッフと打ち合わせをして、「じゃあ、本番行きます」と言った時に、「ところで、ASKAって誰?」とデイヴィッドが言ったわけですよ。さんざん打ち合わせした上で、「ASKAって誰?」って(笑)。そこでスタッフは固まったんですけど、その様子を動画で見て、僕はもうおかしくて、おかしくて。それはまさにデイヴィッド流のジョークなんですけど、“ちょっと待てよ”と。今、僕のコンサートに来てくれてる若い子たちが、“自分たちの同世代はASKAの音楽を聴いてないんだけど、それを聴いてる自分って浮いてるんじゃないか?”と思ってるところがあると思うんです。ということは、その子達のさらに向こうにいる若い人たちにしたら、まさに「Who is ASKA !?」なんですよね。その状況が、デイヴィッドのジョークとぴったり一致して、だから僕の中では迷わずこのタイトルつけさせてもらいました。
それはもう、1本1本ちゃんとお客さんと楽しめる状態を維持するっていうことに尽きるというか。それに、今回はわりとチャレンジなんですよ。この国の人口の5割が東京、大阪、名古屋の周辺に集まってしまってるという状況になってしまってますから、全国ツアーとは言っても隅々まで回ることがなかなかできない音楽業界になってしまいました。今回はちょっと無理していろいろ回ってみようと思って。初めて行くとこもいくつもありますし、その土地に足を運んで歌うっていうことをやってみたいなと思って、スケジュールを組みました。
はい、それ望んでますね。目指してます。
そうですね。前回は武道館1日だったんで、「次は2日間やるからね」ってテレビで話しちゃったんですよ(笑)。これも、自分で自分を追い込んでるんですけど。それも含め、結果、良かったですね。というのは、前回のツアーをやる時に、「次からは2年おきぐらいにさせてもらうね」と言ってたんです。「次のライブは1年半から2年おきぐらい。前のスタイルに戻すね」って。ところが、歌ってるうちに喉の回復具合が、自分でも“何が起こったのか?”と思うくらい回復してて、喉の調子がすこぶるいいので、この歌い方、この声の鳴りを忘れないようにと思って、今年もまたやることに切り替えたんです。ところがですね、「次は1年半から2年くらい先」というスケジュールで動いてた会社もプロモーターも、僕が急に「来年もやるぞ」と言い出した途端、ライブの小屋がなくて困るわけですよ。特に東京は本当に会場が取れなくて。で、アジア・ツアーの初日に、ということで取っておいた武道館2日間を最終公演にしました。全ていい方向に進んだと思ってます。
あ、プレッシャー(笑)。でも、そうさせます。
そうですね。基本的に自分のスケジュールは3年先まで埋めていくっていうのが僕のスタイルなんです。「来年が埋まったよ」じゃ、ダメなんですよ。「再来年も埋まってます」でも僕の意識はあまり変わらないんですけど、3年後が埋まってるとなると、つまり3年後に自分がまだ歌えてるっていう図があると、それに対する自分の中の期待感というか、高まってくるものがあるんですよね。だから、3年後のスケジュールが埋まってる自分でいたいって常に思ってます。
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