インタビュー/森 朋之
今年8月にオリジナルメンバーのレディビアードが脱退。9月に黒宮れい、金子理江のWセンターを中心にリスタートした“The Idol Formerly Known As LADYBABY”がメジャーデビューシングル「参拝!御朱印girl☆」をリリース。本格的なヘビィロックサウンドとキャッチーなメロディ、日本のカルチャーを背景にした歌詞がひとつになったこの曲からは、このユニットの圧倒的な個性がダイレクトに伝わってくる。来年2月から3月にかけて初の東名阪ツアーも決定!
──れいさん、理江さんのふたり体制になったときは、どんなふうに感じました?

あまり深く考え過ぎるとダメだなって思ったので、とりあえず「いままでのLADYBABYとは違う、ふたり体制のLADYBABYをどう見せていこうかな」ということを考えましたね。「ふたりでやれることをやろう」って。!

目に見えるインパクトが減っちゃったからこそ、ステージングだったりパフォーマンスだったり、ふたりの見せ方を考えなきゃと思って。
──すぐに“ふたりでどう見せるか?”という意識に切り替えたと。

はい。引きずったら負けなんで(笑)。

逆にふたりでしか出来ないことをやっちゃえばいいなって。そこを大事にしていけば大丈夫だって思ってました。

私も同じですね。理江とはもともと似てるところが多くて、意気投合したっていうのもあるので。考えてることも以心伝心しちゃうんですよね。不安やイライラも伝わっちゃうから、そこは気を付けてます(笑)。

生き方は違うし、全部が似てるとかではないですけど(笑)、お互いに感情を共有でいきるのは強いですよね。
──ふたり体制による最初のステージは、恵比寿LIQUIDROOM(9月17日)でのツーマンライブでした。

そのときは正直、不安が多かったんです。見られ方というか、ファンの人はどう思うのかなって。でも「やるしかない!」って。

いままで3人でLADYBABYを作ってきから、ふたり体制でどういうライブができるのか、復活するまで自分たちもよくわかってなかったんです。でも、いざライブをやってみると、ふたりにしか出せない気持ち良さだったり、ふたりだから見せられるものがあるなって実感できて。楽しかったですね。

うん。ふたり体制になったことで、それぞれの良さももっと出せるようになったし。
──ファンのみなさんの反応はどうでした?

もちろんいろんな意見があるんですよ。賛否もあるんですけど、どんな意見が来ても、私たちはやるしかないので。

否定されても肯定されても、それが原動力になるというか。みなさんからもらえる意見は大切ですね。

人間だから傷つくこともあるけど、痛みを知ることで、また出来ることも広がるんじゃないかなって。
──すごい。メンタルは強いほう?

いや、豆腐メンタルです(笑)。

弱さを強さにしてるだけなんですよ。

そうそう。すぐ病むし、すぐ落ち込むから。

だからこそ強気でね。

うん。自己暗示ですね。私はやれる、自分たちは強い、ふたりなら大丈夫って。
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ついにメジャーデビューシングルリリース!
ついにメジャーデビューシングルリリース!