──そして、今回のイベントですが、どんなステージを見せたいですか?
イベントとして、単にそれぞれの曲を順番にやって、次の人が自分の曲をやって、というだけのイベントにはしたくないかな。それは一番初めに顔合わせした時にもそういう話になったけど、ギタリストどうしがどういう形で絡んでいけるか、というのを見せたい。見に来た人も、自分の好きなギタリストが別のギタリストと絡んでいる姿を見たいだろうし。自分の好きなギタリストの出番まで待って、終わったら座っているとか、そういう空気になるのは嫌なんです。もちろん、それぞれの得意な曲を持ち時間でやりつつも、ギタリストどうしが交わっていくというのを、ひとつの大きなテーマにしたいなと思っています。
──ソロと絡み、その割合も楽しみですね。
そうですね。5人が一緒に出てきてやる曲があってもいいと思うし。
──自分たちもお客さんも楽しめそうですね?
ギターというひとつの楽器でも、これだけ違うんだって体感していただける日になるんじゃないかな。みなさん、個性的だし、ギターだけでもこれだけ歌声のように違っていて、世界が違うというのを知ってもらういい機会になるし、自分自身もそこを体感したいと思っています。絡みもそうですし、各々のステージも違うし。
AKIHIDE (BREAKERZ)
──聴き比べると、違いがより明確に出てきそうですね?
斬新だと思いますよ。ツインギターのバンドとも違うので。時にはバトルのようなシーンもあると思うし、協調的な場面もあったり。そういうさまざまなシーンがあると、エンターテインメント的に面白いんじゃないかな。
このメンバーってそれぞれ音楽性がさまざまだから、いろんなことができそうですよね。会場に来てくれる人の中には、今までそこまでギターを中心に聴いてこなかった人もいると思うんですけど、ギターってこんなに楽しいものだとか、いいなと思ってもらえたらなって思いますね。
決められた世界観を構築していく中でも、いろんな方と共演して新しい発見を感じられる瞬間があると思うので、聴いてくださる方も自分たちも楽しめるライブになるんじゃないかな。ギターって素晴らしい楽器なので、日本中でギターミュージックが薄くなっている中で、これを機会に盛り上げられたらと思います。
僕はインストをやっていなかったので、逆にみなさんが発信されているものを吸収したいですね。こうやって世界観を演出するんだなって。インストを作るのがあまり得意じゃないので、歌で表現していたものをどうやって完パケようって悩むんですけど。実際にやられているみなさんの演奏を生で見て聴いて、僕も刺激を受けて次につなげられる一日になればなと。そうやって楽しんでいるところをお客さんに伝えられたらと思います。
後編へ続く
後編では当日使用予定のギターやインスト曲について、さらにディープな話題が飛び出します!
そして来場者へのメッセージも!お楽しみに!
後編は11月11日(金)掲載予定