「芸名が下品すぎるアイドル」としてバラエティ番組『有吉反省会』(日本テレビ系)に出演し、世間をざわつかせた、歌手のぱいぱいでか美さん。昨年末にはニューシングル『東京イメージトレーニング許可局』をリリースし、ゲスの極み乙女。のバックコーラスとして紅白に出場するなど、多方面から注目を浴びています。また彼女は、歌手やタレントとしてのみならず、Berryz工房・嗣永桃子(ももち)の熱狂的なファンの“ハロオタ”としても有名!
高校時代にももちに出会って以来、一貫してハロオタ活動に惜しみない情熱を注いできたという、ぱいぱいでか美さんに、今回は「アイドルファンとしての正しいお作法」を教えていただきました!
名古屋の現場に通い、予想外に目立ってしまた高校時代
―Berryz工房・ももちさんの熱狂的なファンとして有名なでか美さんですが、いつからハロプロにはまったのですか?
小学校の時からモーニング娘。は普通に聴いていましたが、高校1年の時に観たBerryz工房の『ジンギスカン』のMVに衝撃を受けて、いわゆる“ハロオタ”になりました。高校時代は三重在住だったので、名古屋で開催するハロプロイベントに頻繁に通ってましたね。当時は、アイドルオタクの数も今よりずっと少なく、私が女オタだったこともあって、名古屋では結構浮いている感じがしました。
―そんなに目立ってたんですか?
普通、女オタは友達を連れて現場に行くんですけど、私は面倒なんで1人で通ってて。だから開演までしゃべる人もいないので、いつも漫画を読んで待ってたんです。そしたら、ハロオタの掲示板で「うすた京介の漫画読んで、開演待ちしてる女いるけど、何なの?」って何回か書かれて(笑)。どうやら、現場のハロオタの人たちをざわつかせてたみたいです。
1人ハロオタ支部!校内での草の根活動
―学校では、ハロオタであることは隠してましたか?
いやいや! みんな知ってましたよ。当時はAKB48の第1回総選挙の直後で、「ハロプロがAKBの勢いにおされてる!」っていう焦りが私にはあったので、「ハロプロは、普通の女子が聴いてもいいものだよ」と皆にアピールするために、積極的にハロプロ好きを公言してました。
―1人でハロプロを広める「草の根運動」をされてたんですね(笑)
後輩には慕われるタイプだったので、「仲井先輩が聴いてるなら、聴きます!」(注:ぱいぱいでか美さんの本名は「仲井優希」)って感じで広まり、あとマイノリティーを気取りたい後輩たちは、「仲井先輩も聞いてるし、やっぱAKBよりハロプロだよね。」って言ってくれてました。
―まさにファンの鏡!
できれば避けたいオタク軍団でのトラブル
―高校卒業後に上京されたでか美さんですが、その後ハロオタ仲間はできましたか?
いえいえ! オタクとしてのポリシーが違う人と現場に行っても楽しめないので、“オタクの軍団”にも入らず、相変わらず1人で通ってました。
―ん? あの、“オタク軍団”って何ですか!?
情報交換したり、一緒に現場にいくオタクの集まりですね。でもトラブルが起きがちなんですよ! 例えば、特定の女オタだけが“姫扱い”を受けて、ちやほやされてない子がひがんだり、“女オタオタ”って呼ばれるタイプの男オタが、女オタにしつこくつきまとったり、グループ内に元カレと今カレがいたり……。
―大変そうですね……。
私みたいな「現実のトラブルを忘れるために、アイドルを見に行っている」ファンは、1人で行くのが1番楽しいと思います。でもオタ仲間が多いと、“何が入ってるか分からないグッズ”や“誰をひくかわからない握手券”で、確実に推しメンの物に交換できるというメリットもあります。ももち(嗣永桃子)が推しメンで、オタクグループに入っていない私の場合は、ネットで「譲 嗣永」で検索して、一生懸命に交換相手を探してますね(笑)。もちろん、オタク界隈でも“うまくいってる仲良しグループ”もあるので、入る前の見極めが大事だと思います!
今回は、自身のハロオタとしての経歴とファン活動の落とし穴“オタク軍団”について教えてくれた、ぱいぱいでか美さん。後篇では、“ハロオタ独自のお作法”について熱く語っていただいたので、お楽しみに!
(後篇は3月6日掲載)
山本隆太郎
ぱいぱいでか美
1991年5月3日生まれ。三重県出身。 一度聞いたら二度と忘れられない名前と、「言うほどでかくないがそこそこでかい」おっぱいを武器に、場所を選ばず大活躍。日本テレビ「有吉反省会」への出演、大森靖子プロデュース楽曲の発表やゲスの極み乙女。の幕張ワンマンライブへのゲスト出演、はたまた週刊プレーボーイでの水着グラビアなど、ジャンルやメディアにとらわれず神出鬼没。退屈な人生を送っていたが、ももちこと嗣永桃子さんに出会って以来人生桃色に。 休みの日はハロプロの動向をつぶさにチェック、もしくは動物園巡り。生涯ベリヲタ。