──The Songbardsの音楽はメロディがキャッチーだから、ある意味J-POPとしても聴けるんですけど。それでも「ロックバンドだな」と思うのは4人のグルーヴだからだなって。
松原J-POPというのは僕ら的には全然OKなんですよ。むしろ嬉しいというか。逆に、ポップセンスを嫌いすぎて、カッコつけたり固執したりすると勿体無いなと思うんですよね。「じゃあ何のためにやってるの?」と言ったら、多くの人に聴いてもらうためであって。むしろ音楽好きの人の方が、世の中には少ないと思っているので。だからリスナーは音楽に詳しくなくても良い。むしろ流行りの音楽でも良いから、楽しんでもらえる方が良いんですよ。純度の高い音楽を作るのはあくまでこっちの役割で、それをいかに大衆に聴かせられるかどうかも作り手の楽しみじゃないかなって。だから僕らの音楽を聴いて、ポップという言葉は嬉しいですね。
──アルバムのリリース後、1月23日から対バンツアーが始まりますね。2、空きっ腹に酒、Helsinki Lambda Clubなどの出演が続々と発表されてますけど、どういう意図で決まったんですか。
松原これまで交流のあるバンドもいれば、初めてご一緒するバンドもいます。すでに何度も対バンを重ねている気心知れたバンドとの対バンもやってはみたい反面、自分たちをより強くしたい気持ちもあるので。2とか空きっ腹に酒なんて特にそうですけど、熱いバンドにも踏み込んでいきたい、という気持ちがあります。
柴田先輩バンドが多いんですよね。だから立ち向かって行くつもりでステージに立とうと思ってます。
松原今の段階では楽しみよりも怖さが勝っているので(笑)。とにかくしっかり準備をして臨みたいですね。
上野3月6日からはワンマンツアーがあるんですけど、対バンで経験したことをワンマンで活かせたらと思います。
──初日は神戸から始まりますね。ちなみに今も神戸に住んでいるんですか。
松原去年の6月から東京に住んでます。
──じゃあ拠点を東京に移して。
松原そうです。それまでの1年間は、神戸に4人で住んでいたんですけど。今は神戸を離れて1人暮らしをしています。
──というか4人で住んでいたっていうのが、僕的にはビックリで。
松原1年間だけですけどね。栄秀がバンドに入るときの条件が「4人で一緒に暮らしたい」というのがあったんです(笑)。
──ん、どっちが提案したんですか?
松原栄秀が提案したんですよ。
──へー!
柴田すごいっすよね。
松原良い形でバンドに入る方法を考えてくれた上での提案だと思うんですよね。
岩田1人だけ過ごした時間が短かったからこそ、一緒に住んだ方が急速にお互いのことが知れるかなと。その方が音楽的には良いと思ったので。
柴田「じゃあそうするか!」って。
松原一緒に暮らしてなくて東京へ来てたら、また4人の雰囲気は違ったと思います。
上野距離が近くなったから衝突する場面もあったんですけど、そこで色々と話し合う機会も多くなって。それぞれが感じる心地良い距離感というのが、一緒に住むことで早く分かり合えたかなと思いますね。
──男4人が1つ屋根の下で暮らすというのは、どんな感じなんですか。
松原話したいことがあれば、すぐに共有できるので「ちょっと下でミーティングしようか」というやり取りはあるんですけど、特に細かいルールはなかったです。みんなそれぞれバイトをしていたから生活パターンも違うし、飯を一緒に食べることもないし。一緒に暮らしていたけど、それぞれが自立した生活を送っていましたね。
柴田シェアハウスと近いのかもね。
松原それぐらい馴染んでいたというか、気にかけずにいられたのはあると思います。
上野今はみんなで東京に出てきてバンド活動をしているからこそ、もう後戻りできないし、1本1本のライブを通して感化されるようになってきた。より作品作りとかバンド活動に覚悟を持って臨む姿勢は、東京に来たことで高まりました。この4人で、自分たちの音楽で勝負していくぞって。
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