高橋 優が掴み取った“誰にも似ていない自分だけの自由形”。再出発のさらにその先へ、新たな旅が始まる!

インタビュー | 2019.11.01 12:00

──そして12月20日からスタートする『高橋 優 LIVE TOUR 2019-2020「free style stroke」』。テーマは?

「free style stroke」というタイトルは僕がつけたんですけど、『STARTING OVER』ツアーをやって、一旦ゼロに戻ろうと思ったんです。あれをやることで自分の中にあるものをカラッポにして、そこにまた新しいものを入れていく、今年はその作業を自分の中でやっていた。その中から出てきた「free style stroke」という言葉はすごく感覚的なもので、最初に路上ライブに立った時に僕は、本当に自由な形でギターをかき鳴らして歌っていたんですね。それから10年以上経って、自分のギターをうまいと思ったことは一度もないですけど、ギタリストの人たちからは「高橋くんのストロークは独特で真似できない」とよく言われるんです。その感じをあらためて、ゼロから始める一発目のツアーで、僕自身が音楽を楽しんで、聴いてくれる人にも自由に楽しんでほしいということで、「free style」という言葉はすごくいいなと思ったのと。「stroke」という言葉も面白くて、辞書で弾くとゴルフの一打撃、鳥の一はばたき、水泳の一かきとかそういう意味があって、「free style stroke」は水泳で言うと「自由形」になるんです。これが自分にとってあらためてのファースト・ツアーだとしたら、どんな感じでやるか?と思ったら、やっぱり自由形だなと思ったんですよ。これからも自由に泳いでいきたいという今後の意気込みも含めて「free style stroke」にしました。

──なるほど。

そう思うと、やりたい曲はいくらでもあるんですよ。今まではアルバムやシングルがあってのコンセプチュアルなツアーでしたけど、今回はそうじゃない。もっと自分の深層に迫るような、感覚的な部分が大きいツアーになります。間違いなく。感覚的な部分なので、本当に楽しいかどうかで判断してほしいし、音楽を一緒に楽しめる時間にしたいです。「こういう思いがあってアルバムを作ったんだ」とか、難しいお話を今までしてきたような気がするし、これからもするかもしれないけど、今回に関しては、たとえば家に帰る途中で「ちょっと音楽聴こうか、とか思ったりするよね?」という感じでライブに来てもらえたら嬉しいです。僕は元々歌わずにはいられない人間なので、誰に止められても会場に行って歌を歌うと思うんですけど、来てくれる人にとっても喜びの場であってほしいし、日常の中でふと再生する音楽の中に高橋優が置かれていればいいという思いがあるので。「free style stroke」はみなさんにとってのいちストロークでもあってほしいと思うし、すごく自分らしいツアーになると思います。

──みなさん楽な気持ちでぜひ。

さっきお話した「胡坐」というライブも、型にはまることなくやってきていたので、今年の活動はそっちがメインになっていたというか、自由に楽しくやってきたことが形になった1年でもあったので。メガネツインズ(亀田誠治&高橋 優)のツアーとか。

──ありましたね(笑)。そういえば。

ベースとアコースティック・ギターのふたりだけでやるツアーなんて、あんまり見たことないじゃないですか。やってみたらものすごく楽しくて、それもある意味で自分がずっとやってきたスタイルなのかな?と思ったし。「free style stroke」は、今年1年をすごく象徴するツアーになりそうだなと思います。

──楽しみにしてます。新曲とかも聴けそうですか?

『STARTING OVER』を作ってツアーをやって、自分の中を全部カラッポにして、そのあとどうなるかは、カラッポにしてみないとわからないと思ってたんですよ。そこでグーッと出てくるものを期待してたんですけど、4か月ぐらい試行錯誤する時期がありました。8月いっぱいまでは、自分のことを様子見していたというか、どうすんの? 歩くのやめんの?ぐらい、自分にハッパをかけた時期もあったし。それが最近ようやくひとつ打開できたものがあって、それが新しいのか元々あったものかはわからないけど、芽を出し始めたものがあって、「音楽は楽しいな」という気持ちがすごく強くなってきているところです。そこから曲ができ始めて、「free style stroke」というタイトルをつけて、本当の意味で『STARTING OVER』の次なる一歩が動き出してるのを、9月ぐらいからすごく感じてます。この記事が載る頃には、新曲も流れているので、そういった楽曲たちをツアーでも演奏したいと思っています。僕の中で、2019年の今本当にいいなと思うものをこのセットリストの中に組み込んで、みなさんと一緒に解き放ちたいと思います。

高橋 優 書き下ろし楽曲「アスファルトのワニ」Short Ver.~NHK発達障害キャンペーン イメージソング~

PRESENT

ツアーグッズを3名様に!

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

高橋 優 LIVE TOUR 2019-2020「free style stroke」

2019年12月20日(金) 埼玉・戸田市文化会館 【FC限定販売公演】
2019年12月24日(火) 山口・下関市民会館 大ホール
2019年12月26日(木)27日(金) 愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール
2020年1月10日(金) 岡山・倉敷市民会館
2020年1月12日(日) 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
2020年1月13日(月・祝) 滋賀・びわ湖ホール
2020年1月16日(木) 北海道・カナモトホール
2020年1月19日(日) 京都・宇治市文化センター 大ホール
2020年1月25日(土) 山形・シェルターなんようホール(南陽市文化会館)大ホール
2020年1月26日(日) 宮城・東京エレクトロンホール宮城
2020年1月29日(水) 千葉・市川市文化会館
2020年2月2日(日) 群馬・ベイシア文化ホール
2020年2月3日(月) 茨城・ザ・ヒロサワ・シティ会館
2020年2月7日(金) 埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール
2020年2月9日(日) 新潟・新潟県民会館
2020年2月11日(火・祝) 三重・四日市市文化会館第1ホール
2020年2月17日(月)18日(火) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
2020年2月24日(月・祝) 青森・リンクステーションホール青森
2020年2月26日(水)27日(木) 秋田・秋田市文化会館 大ホール
2020年2月29日(土) 長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)
2020年3月1日(日) 静岡・静岡市民文化会館大ホール
2020年3月5日(木) 神奈川・神奈川県民ホール
2020年3月14日(土) 鹿児島・宝山ホール
2020年3月15日(日) 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
2020年3月19日(木)20日(金・祝) 福岡・福岡サンパレスホテル&ホール
2020年3月22日(日) 鳥取・米子コンベンションセンターBiGSHiP
2020年3月24日(火) 香川・レクザムホール 大ホール
2020年3月28日(土)29日(日) 大阪府・フェスティバルホール

チケット一般発売日:2019年11月30日(土)

RELEASE

「STARTING OVER」

6th ALBUM

「STARTING OVER」

(WARNER MUSIC JAPAN)
2018年10月24日(水)SALE

★各配信サイトにて高橋優楽曲をストリーミング配信中!

★映像作品「高橋優 SPECIAL LIVE DVD/Blu-ray Diary of 2019 -STARTING OVER & 胡坐-」

2019年12月26日(木)Release!
  • 宮本英夫

    取材・文

    宮本英夫

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