カー活 = ゴミを漁ったファッションでカートを目指す
90年代グランジの代名詞として登場したNIRVANA(ニルヴァーナ)。そのフロントマンであり、今でもミュージシャンに影響を与え続けているUS西海岸のロックスター「カート・コバーン」。
そんなカートをリスペクトし、勝手にマインドを継承している男が日本にいた。
自身が考案したファッション活動「カー活」(カート・コバーン活動の略です)を実践し、10年代においてもグランジシーンを体現するKING BROTHERSのギタースクリーム「マーヤ」である。
[第1回] カー活とは?
まあ僕がですね、
まだ19才くらいの時にカート・コバーンに魅せられ、「どうしたら彼らの様になれるか?」と、まずはファッション面から近づいて行くために考えた結果、お金もないし、いろんな意味で、店で売られているものではもう間に合わないという結論にたどり着き、日々悩んでいたところ、近所の粗大ごみ置き場などに散乱して棄てられた、いい具合に汚れてボロボロな大量の古着をみつけたときに、「リアルなグランジファッションの真髄はここにあるんじゃないか」と電撃が走ったんすね。
参照:グランジファッションを生み出したNirvana
それからはもう、粗大ごみ置き場を夜中に友達と回りまくる日々が始まりました。それっぽい服やジーンズや靴や帽子を粗大ごみ置き場でチョイスしその場で試着して、友達みんなで『それはカートっぽい!』とか『それは違う!』みたいな話をしながら、いろいろ掘り出し物をみんなで真夜中に探索し続け、朝方に帰るっていうことをすごくやってましたね。
滅茶苦茶楽しかったすよ。
カート・コバーンに近づけるという嬉しさと、宝探しまでできちゃう、たまらない活動でした。
もちろん、昔ほどではないすが、粗大ごみを見かけたら今でもドキドキしますし、「これは!」というものがあれば容赦なくいただいて帰ります。
10代最後あたりから20代前半のカー活により、僕のファッションへの感覚はこういった経験から歪に広がり今に至ります。
カート・コバーンに出会う事により、こんな風にファッションについて考え、新しい楽しみ方や素敵な思い出をつくりました。何かを作り上げる上での非常に大事な何かを導き出す考え方のヒントをくれた大事な経験です。
「ありがとう!カート・コバーン!!」というわけで、すげーいい場所があったら、こっそりおしえてください。
(Twitterのハッシュタグ #カー活 でこっそり呟いてください。)
2016年、まだまだ宝探しは終わらないすよ!
(第2回に続く。。次回は2月)
Rock ‘n’ Roll Panty
Rock ‘n’ Roll Panty – ロックンロールパンティ STAITON ID
パンティはロックだ!!!
“ロックンロールの爆音で、パンティを奏でよう”をテーマに制作されたステーションI
ロックバンドの演奏する楽器の音が専用装置に入力され、巨大スピーカーから出力される
KING BROTHERS
Keizo Matsuo (Vocals & Guitar)、Masafumi Marya Koyama(Guitar & Scream)、Zony(Drums)1998年から兵庫県西宮を拠点に独自の活動を続ける史上最強のハードコアブルースバンド。99年には早くも1stフルアルバムをアメリカのインディーレーベルからリリースし、若干二十歳で怒濤の全米ツアーを敢行。その後もメジャーやインディーのボーダーを越え数々の作品をリリース、ジョンスペンサーのプロデュースは海外でも話題になった。また、ホワイトストライプス、ストロークス、ブルースエクスプロージョン等の来日公演のサポートなども多数経験し、幾度の海外ツアーや巨大フェスなどにも参戦。
2007年からは3ピースのベースレススタイルを一時捨て、ベースをいれた4人編成へ変化するも、再始動となった2014年1月11日、西宮市長も参加した復活ライブでは、再びベースレススタイルを披露し、公演もソールドアウト、泣く子も黙る破壊的で圧倒的なライブが健在であることを見せつけた。そして、2014年3月、復活第1弾としてニュージーランドからThe DHDFD'sを迎えたスプリット盤をリリースし、JAPANツアーも同時開催、再び世界を震わせる。