第2回「ムーミン」
sajou no hanaボーカルのsanaです。
1週間ぶりのコラムどうぞよろしくお願いします!
今回の「好き」の第2弾は「ムーミン」について書こうと思っています。
やっとムーミンの話が出来る!!!
ムーミンが好きと言うとよく「丁寧な暮らししてそう。」と言われるのですが、全然違うと叫びたいsanaです(笑)。ムーミンのお話の中で丁寧な暮らしをしてるのはムーミンママぐらいじゃないかな?ムーミンは愛らしくも滲み出るクレイジーさが魅力だと思っているので私の視点で好きな部分についてお話しようと思います。
私がムーミンにハマったのは大人になりたての時。
学生から解放されて大人ってどういう風に毎日を過ごしたらいいんだろうと悩んでいた時に、「本を読めるようになろう」と思い立って読みやすそうだからと「ムーミン」を読み始めたのがきっかけでした。
1番初めに読んだのが「ムーミン谷の彗星」というお話。ムーミン全集の1番最初の物語なのですが、このお話の衝撃が強すぎて…。大洪水が起きたかと思うと、その後すぐに彗星が地球に衝突しかけているという衝撃の始まり方をします。いきなり地球滅亡の危機じゃないか…(笑)。彗星が近づくにつれて空が赤くなって、海は干上がったり、嵐が起こったりと…。なんか知っているムーミンと違う…。理想の家族だと思っていたムーミン一家の関係性もどこか怪しいし…。ひたすら絶望の連続に衝撃を受けました(笑)。
でも、そんな中でも小さなかわいい生き物たちは彗星のことを心配しながらも、ゲームをしたり、歌ったりと意外とわちゃわちゃ過ごしてるんですよね。登場人物みんな自分の興味がある事だけをやってるのに、ちゃんと話が進んでいくのが不思議なところ。そしてみんなちょっと口が悪い(笑)。でも、お互いに危機的状況で好き勝手に行動しながらも、なんとなくお互いにし尊重しあって生きているところがムーミンワールドの好きなところだなぁって思います。ムーミンを読んでいるとこのキャラクター私だなぁ、あの人だなぁって感じられるところも面白いところかなと。ずっとリアリティとファンタジーが混ざり合っている絶妙さが癖になるんです。未来がどうなるか分からない、そんな不穏な空気感が読んでいた当時の自分と重なったからここまで深くハマったのかな、なんて思ってます。
ちなみに私の一番大好きなキャラクターは「スナフキン」。
好きになったきっかけは「ムーミン谷の夏祭り」という作品で、子供たちの公園に「立ち入り禁止」「〜禁止」の立て看板が何個も立っている光景を見て、ルールや命令されることが嫌いなスナフキンが全ての看板を片っ端から引き抜いていくお話です。
「子供向けの本でそんなことする!?」
って思ったけど、同じくあまりルールが好きじゃない私にとってはなんだかかっこよく見えてしまって(笑)。そこからスナフキンが大好きになりました。そこっ?て感じだけど(笑)。
読んでいる人に心配されそうだから、一応書いておくけどもちろんsanaは最低限のルールはちゃんと守ってますよ(笑)。
そんな感じでクールに見えながらも突然突拍子もないことをしちゃうスナフキンが大好きです。自由を愛するあまり自ら「孤独」を選択するところも好き。原作小説では信じられない行動がかなり多いので、気になる人は是非読んでみてください(笑)。
そんな感じでほんの一部でしたが、私のムーミン愛は伝わりましたか?皆さんの好きなキャラクターも知りたいな。
それでは、また次回のコラムもお楽しみに〜。