カー活 = ゴミを漁ったファッションでカートを目指す
90年代グランジの代名詞として登場したNIRVANA(ニルヴァーナ)。そのフロントマンであり、今でもミュージシャンに影響を与え続けているUS西海岸のロックスター「カート・コバーン」。
そんなカートをリスペクトし、勝手にマインドを継承している男が日本にいた。
自身が考案したファッション活動「カー活」(カート・コバーン活動の略です)を実践し、10年代においてもグランジシーンを体現するKING BROTHERSのギタースクリーム「マーヤ」である。
[第2回] カー活の心得
さて、連載第2回目です。
「インターネットを棄ててカー活に出かけよう!」等とは言いませんが、スマートフォンを駆使した最近のカー活には大変興味ありますね。
昔よりかなりシステマチックにやれそうすよね、GPSで!
はっきり言ってカー活はすごく楽しいです。
これを御覧のあなたが、万が一「カー活」をするのなら、ごみ置き場付近の住民の皆様に迷惑かけないよう最善の注意を払ってくださいね。
夜中なんでうるさくしたらダメよ。
「これはヤバイな・・」という空気は場の雰囲気で解るはずなんで、原状復帰して即逃げること!
今回は、当時のカー活の心得を掘り下げてみましょう。
基本、深夜に集合して雨天決行。2〜3人のチームで行くと楽しいです。
(一人では判断しにくい獲物に対して、シビアな意見を言ってくれるため重要である。)
短時間で広範囲を探索するために、運転免許を持っている友達と車で行くことをお勧めします。
事前に目的の場所のゴミ事情等を下調べしてから行きましょう。
せっかく行くんだから、必ずお宝をゲットして帰るんだ!
(粗大ゴミの日、昨日だったんだ・・とかよくありましたね。)
車の注意点です。
車種にもよりますが、後部座席が拾ったお宝で山盛りになってしまい、バックミラーが機能しない状態になったりします。
サイドミラーで安全に運転できる技術を鍛えるんだ!
とは言うものの危ないので、拾って帰る物の優先順位をチームでシビアに判断し、車の積載量と相談しながら、バックミラーが機能するように積み込む事を心がけましょう。
お宝をより多く持って帰る為に、自分が考案した方法は、まず家を出る時、いらない服を着て出かけ、気になった衣類があった場合、即その場で着替える!履き替える!さらに上物が出てきた場合、その上からガンガン重ね着をする!
着てきた服をバンバン入れ換えよう。
家を出てきた時の自分とは全く違う自分になって帰るんだ!
身につけられるものは身に着けよう。
楽器や家具など、大きめのお宝の為に車の容量を確保しておく事が大切である。
時折、雨でお宝がビシャビシャになっている時があります。
そもそも、「カー活」はリアルなグランジファッションの真髄を追求する為の活動であるので、水に濡れているからと言って持ち帰らない理由にはならない。
だから、雨天決行である。
衣類などは、どうせすぐ洗濯機にぶち込みますし、大事なのは洗い落とすことができない根本的なダメージを見極めることである。
電子機器などの場合、乾かしてしまえば使えることが多いです。
「乾いてからも欲しい物かどうか?」その場でロックンロールな判断をしましょう。
最近おもちゃのピアノを某所で発見しました。
中から水がドボドボ出てきましたが「どうあれ必要でしょう」という決断をして家に持ち帰り、数日乾燥させた後、電池を入れてスイッチを入れてみたところ見事に音が出ました。
DEMO演奏ボタンを押し、チープな演奏を聴きながら珈琲を飲みタバコを吸いました。大変、良い時間を過ごせました。
収納スペースの事をよく考えるのもかなり重要です。
当時、持ち帰りすぎた衣類で、家の中の足の踏み場全てが衣類で埋まっていた時期があります。
フリーマーケットで売り捌きましたが、(相当な量の為、100円ぐらいで売りまくって、かなりの金額になった記憶があります!)結局のところ、普段は同じ服を着続ける習性があるので、今思えば「一回行くごとに、次の普段着を選んでしまうくらいの覚悟があればよかったのだな。。」と反省点もありますね。
長くなりましたが、あくまでも当時の状況での準備と心得です。
最近はガッツリ予定があり、中々「カー活」に行くことができないので、冒頭で触れたスマートフォンを駆使したやり方の様に、新しい方法を発見された方はTwitterのハッシュタグ #カー活 でこっそり呟いてください。
コメントたくさん頂き有難うございます!
バッチリ見てるぜ!ロックンローラー達!!!
(第3回に続く。。次回は3月下旬予定)
キングブラザーズ – XXXXX @ 夏の魔物2015
KING BROTHERS
Keizo Matsuo (Vocals & Guitar)、Masafumi Marya Koyama(Guitar & Scream)、Zony(Drums)1998年から兵庫県西宮を拠点に独自の活動を続ける史上最強のハードコアブルースバンド。99年には早くも1stフルアルバムをアメリカのインディーレーベルからリリースし、若干二十歳で怒濤の全米ツアーを敢行。その後もメジャーやインディーのボーダーを越え数々の作品をリリース、ジョンスペンサーのプロデュースは海外でも話題になった。また、ホワイトストライプス、ストロークス、ブルースエクスプロージョン等の来日公演のサポートなども多数経験し、幾度の海外ツアーや巨大フェスなどにも参戦。
2007年からは3ピースのベースレススタイルを一時捨て、ベースをいれた4人編成へ変化するも、再始動となった2014年1月11日、西宮市長も参加した復活ライブでは、再びベースレススタイルを披露し、公演もソールドアウト、泣く子も黙る破壊的で圧倒的なライブが健在であることを見せつけた。そして、2014年3月、復活第1弾としてニュージーランドからThe DHDFD'sを迎えたスプリット盤をリリースし、JAPANツアーも同時開催、再び世界を震わせる。