12月1日(水)17:45 『Reunion Tour 2021 Eat music in the same LIVE HOUSE』ELLEGARDEN、10-FEET、マキシマム ザ ホルモン@USEN STUDIO COAST
ELLEGARDENと10-FEETとマキシマム ザ ホルモンの3バンドが、『Reunion Tour 2021 Eat music in the same LIVE HOUSE』と銘打って、東京・福岡・仙台・名古屋・大阪・東京を回る、という夢のようなツアー。ファイナルの12月21日(火)Zepp Hanedaがまだなので、詳しくは次回に書きます。
あ、でも、ひとつだけ。この日はELLEGARDEN、10-FEET、マキシマム ザ ホルモンという出演順だったのだが、トップのELLEGARDENのMCで、細美武士は「来年アルバムを出す」と言った。終演後に公式サイトを見たら、もうその情報がアップされていた。楽しみです。
12月3日(金)18:30 真心ブラザーズ@仙台Rensa
真心ブラザーズがバンドと弾き語りを混ぜながら回っているツアー『ORDINARY』、11月2日(火)の東京公演(バンドセット)は、別のライブレポ仕事が入って観れなかったので、仙台まで行きました。
まず、始まった瞬間、びっくりした。音が小さくて。仙台Rensa、初めて来たけど、ビルの7階だし(=地下じゃないし)、出音の制限が厳しいのかな。いや、他の音がでかいバンドも、いっぱい普通にツアーで来ている人気のハコだし、そんなことはないか。じゃあなんで……。
と、考えながら、3曲ぐらい観たところで「これ、わざとだ」という結論に達した。音が小さい分、各楽器の音や、それぞれの楽器が絡むアンサンブルが、細部までクリアに聴き取れるし、YO-KINGのギターなんて、エフェクターかませずに直でアンプに差してるんじゃないか、ってくらい、クリーンで自然な鳴りをしている。それを狙っているんじゃないか。そう言えば、この秋に本格的に再始動した新生ピーズも、爆音をやめて音を絞って、バンド・アンサンブルをしっかりと聴かせる方向にシフトしている。期せずして同じ方向を目指してるんだなあ、などと思いながら、その演奏と歌を堪能した。
新旧の曲が入り混じる中に、「うわさ」や「のり弁女」といった、ファースト・アルバム『ねじれの位置』(1990年リリース)の曲も入ってくるセットリストも、とてもうれしいものがありました。
久々の仙台でのライブ、演奏もMCも大変にご機嫌でございました🙌
免疫力高めな皆さま、ご来場ありがとうございました!バンド編は残すところツアー・ファイナル12/19大阪公演のみ。
ウネりまくるグルーヴの渦に巻き込まれにいらして下さい!https://t.co/tNBJjeJMaA pic.twitter.com/rnfwMNKQm1— Magokoro_official (@magokoro_bros) December 3, 2021
12月4日(土)17:30 浪漫革命@渋谷WWW X
浪漫革命、初めてのワンマンツアー『躍進』の追加公演。ぴあにレポを書きました。こちらです
≫ ぴあ:【ライブレポート】浪漫革命、6都市全公演ソールドアウトの『躍進』ツアーファイナル・渋谷WWW X
12/4 躍進 追加公演
WWW X ありがとうございました🙏これからの浪漫革命もよろしくお願いします pic.twitter.com/GuQF5l9dZg
— 浪漫革命 (@romankakumei) December 4, 2021
12月5日(日)17:00 四星球 ゲスト:忘れらんねえよ@渋谷Spotify O-EAST
2月に出たニューアルバム『ガッツ・エンターテイメント』のリリース・ツアーのファイナル。ゲストは忘れらんねえよ。途中、「踊れ引きこもり」をやっている途中で、柴田隆浩が四星球のまさやん(ギター)を呼び込む。まさやんが柴田のギターを手に取ると、曲が四星球の「クラーク博士と僕」に変わり、まさやんそのまま弾きまくり、柴田はカンペを手に持って読み上げるように熱唱する。
四星球はお返しに、忘れらんねえよの「俺よ届け」を1コーラスほどカバー。さらに「ライブハウス音頭」では、さっきMCで「康雄さんが服をくれた」と言っていた柴田が、その服に着替えて登場。三揃えのスーツのジャケットだけない状態=パンツとベストだけ、しかも裸の上にベストを着用する、という珍妙な着こなしで、出て来た瞬間にひと笑い取り、柴田の「これ……グレートマエカワさん?」というひとことでもうひと笑い取る。
で、康雄が、普通に観に来ていた赤飯(オメでたい頭でなにより)など数名をステージに召喚、その人たちも参加してパーッと盛り上がる。
ただ、全体としては、今回、シンプルでストイックなステージだった。いつも、ネタ振りと回収や、ギャグや、小芝居や、ダンボール小道具などが大量にあり、ゆえにどんどん長尺になるのが四星球のライブだが、今回はそういうのは少なめで、次々と曲をやっていく構成。
ツアーが始まった頃は緊急事態宣言のまっただなかで、20時までに終わらなきゃいけない等の制約が多々あったので、そういうシンプルなライブにした、という理由を、最後に康雄が明かしていた。ツアーの途中で緊急事態宣言が明けたからと言って、そこからネタ多数の長尺ライブに変えると、ツアーの前半を観た人に対して公平じゃなくなるもんなあ、なるほど。と、納得しました。
レッツ・エンターテイメントツアー
ツアーファイナル
12/5 東京Spotify (TSUTAYA) O-EAST
w/忘れらんねえよありがとうございました!
先ほど発表させていただいた
ホールワンマン「トレジャーハンター四星球」の配信もお楽しみに⭐️https://t.co/azHRKvunnV写真@MYT_dam13 新倉映見(えみだむ) pic.twitter.com/4rHLBeKnpi
— 四星球official (@sxc__official) December 5, 2021
12月5日(日)17:00 THE BACK HORN@新木場USEN STUDIO COAST/StreamingPass & FanStream
毎年恒例『マニアックヘブン』ツアー、今年は緊急事態宣言が明けたのとほぼ同時にツアーが始まる、という幸運な日程で、札幌・金沢・高松・名古屋・心斎橋・福岡・広島・仙台・東京の9本を回った。そのファイナル=東京・新木場USEN STUDIO COASTを、後でアーカイブ配信で観た。
「ええと、この曲、どのアルバムだっけ……あ、あれだ!」みたいなレアな曲が次から次へとプレイされる。というのは、これまでの『マニアックヘブン』と同様だが、いつも以上に「コアな曲」「カオスな曲」「狂った曲」「やばい曲」が多いように感じられた。バンドがそういう選曲をしたのかもしれないし、コロナ禍という環境下なので、こちらが勝手にそう感じたのかもしれない。
にしても。THE BACK HORN、1999年だったか2000年だったか、岡峰光舟の前のベーシストだった頃に、初めてライブを観たんだけど、20年くらい経ったら、こんなにカリスマティックなメンバーが揃っているバンドになっていようとは、正直、思っていなかった。
ボーカルの山田将司は、当時から「目つきがピュアすぎて歩いてるだけで職質されそうな人」だったし、初期はほぼひとりで詞曲を手がけていたギターの菅波栄純は、それを上回る「歩いてるだけではがいじめにされて即隔離」みたいな人だったが、ベースの光舟も、ドラムのマツ(松田晋二)も、今は見事にそうなっている。マツ、MCではちゃんとしたことしか言わないのに、曲に入ると音も表情もヒリヒリしっぱなし。光舟も、表情にしろ動きにしろ、とても目を奪われる。いい4人だなあ、と、改めて感じた。
#マニアックヘブン ツアーvol.14
<東京公演>2021年12月5日(日)
東京・新木場USEN STUDIO COASTツアー全9公演ありがとうございました👍👍
本日の公演のアーカイヴ配信は、明日12/6(月)18:00から!是非そちらもお楽しみに!
Photo by RUI HASHIMOTO#バクホン#マニヘブ pic.twitter.com/o3RTSwf1hn
— THE BACK HORN (@THEBACKHORNnews) December 5, 2021