みなさん、こんにちは。
熊本出身・東京発ロックバンドtorchのボーカル、園木です。
連載第2回の今回は、楽曲に込めている”メッセージ”について触れていきます。
第1回でお話ししましたが、僕たちtorchは熊本県を中心に発生した震災のために行った募金活動をきっかけに地元出身の仲間で結成したバンドです。
こうした背景もあり、僕たちの届ける楽曲には、決して手放しに生き易いとはいえない時代に僕たちも悩み、迷いながら生きるひとりの人間として、ともに生きていく全ての人たちの目印でありたい。やさしく暖かい「灯=torch」でありたい。そんなメッセージがどの楽曲の根幹にも流れています。
歌詞の一節がこの連載タイトルにもなっている「CRAWLER(クローラー)」という”覚悟”を持って走り続けることを歌ったアップテンポな定番ナンバーをはじめ、活動初期から大切に歌い続けているバラード「アルファルド」等、様々な楽曲がありますが、バンド名の由来にもなっている、torchにとって特別な楽曲「灯(あかり)」は特に強くコンセプトが反映された楽曲になっています。
この楽曲はまさに悩みや苦しみを抱えた状態の誰かが、暗闇で苦悩を抱えながらも力強く立ち上がるために一つの灯を掲げるシーン、自分にとって大事な誰かとの関係性を築き保つために灯をともすシーン、そして世の中の多くの人たちに希望を示すために灯を届けていくシーンで構成されています。
このように僕たちは、活動においてだけではなく、楽曲に込めるメッセージにおいてもコンセプトを大切に活動しています(今回挙げた3曲はYouTubeで視聴できます!)。
さて、駆け足になりましたが、第2回は楽曲に込められたメッセージについての話でした。
次回、第3回はいよいよ最終回。お楽しみに。