そんな気概が伝わって来る、月に吠える。のロック・ミュージック。
その音を鳴らすロックな男たちの首謀者の名前は大森南朋(Vo,Gt)と塚本史朗(Gt)。
聞けば、初めて観に行ったライブが「The Street Sliders」(大森)、「エアロスミス」(塚本)という。
大人になってから結成したこのバンドが、本気で音楽と向き合っている。
ならば、その音楽のルーツや二人のあれこれをもっと知りたいと思った。
大森さんと塚本さん、酒を嗜みながら交わすいつもの会話を、手紙に託した文通がスタートです。
月に吠える。大森南朋(Vo,Gt) 塚本史朗(Gt)の「聴き捨てならない歌がある」第8回
大森南朋様
暖かくなってきました。
もう3月ですね。
とはいえ、この季節が一年で一番好きかもです。
「サンサーラ」を聴くと
本当に日曜の昼過ぎ、いや14時な気持ちになりましたとです。
前回の話になりますが、VINYLというドラマ見て、
そもそも、70年代の音楽といつ出会ったのかなーと、
ロックを好きになって、エレキギターを弾き始めて
僕はブルーハーツやBOØWYが弾きたかったのですが、
中学のころ、1年くらいギターを教えてもらったんです。
当時のギター教室あるあるで言うと、多分今でも?
いわゆる三代ギタリストから叩きこまれて、
ギタリストのルーツはそこにある、的な
ひとまず、邦楽ロックは一回忘れて、
そしてストーンズやビートルズより、ツェッペリン、クリーム、ついでにそこでブルースもみたいな。なんか今思うとあったんですよね。
ん、ここで、無自覚に何かを押し付けられたのかなぁ、、と、。
今となってはそのおかげで、色んな音楽に出会えたし、ブルーハーツもBOØWYも未だに大好きなので感謝してますが。
まあ、教えてもらう人によります、笑
だから率先して知ったわけでなく、
当然好きになるんですが、
70年代の音楽は、気付いたらそこにあって、
さも知ったかのように15歳の僕は、
ツェッペリンのロックンロールが弾けるようになってて
「ブラック・ドッグ」のリフに翻弄されて、それじゃダメだと
スティーヴィー・ワンダーの「可愛いアイシャ / Isn't She Lovely」(邦題好き)のコード進行覚えたり。
なので、ドラマ見て、ほとんどがフィクションでしょうが、なんか衝撃でした。
たしかにロックが人の食い物にされてる感じはあったし、レコード会社の内情も赤裸々だったし。憧れはありますが、ちょっといいかなーと、、。
話は変わりまして、月に吠える。3月はライブがありますね、
そして、4月27日、アラバキロックフェスも決定しました!!
初のロックフェスです、楽しみですね、
バンド練習よろしくお願いします!!
南朋さん、
サビで僕に問いかけるんです。
「理解できないものを信じていたら痛い目にあうよ」
スティーヴィー・ワンダー
TALKING BOOKより、
「迷信」
聴いてください!!
塚本史朗
スティーヴィー・ワンダー「迷信」
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──次回は更新は3月中旬頃の予定です