”Best piano festival in the planet ♡♡” ーアントニオ・ロウレイロ
誰もが親しみのあるもっともポピュラーな楽器のひとつ、『ピアノ』をキーワードに、ジャンルでくくらずにオリジナリティ溢れるピアノ音楽を創造し演奏するピアニストたちを国内外から招聘し一挙に紹介する《THE PIANO ERA(ザ・ピアノエラ)》。
アメリカ(北米)、アルゼンチン(南米)、トルコ(中東)、エストニア(欧州)、日本から個性豊かで独創的なピアノ音楽家を集め6回目の開催が決定。
”今”聴くべき世界の「ピアノ音楽の現在」にフォーカスし、世界で多様に発展しているピアノ音楽の”今”を体感できるともに、ピアノから放たれる、弾く者の音から染み出る音楽性や個性、生まれ育った文化や地域性までも感じ取ろうという画期的なフェスティバルだ。いま誰もが体感すべきピアノ音楽、ピアニストの魅力に出会える2日間をぜひお楽しみに。
《Day1》11月23日(土祝)
ポスト・クラシカルの伝説的デュオ、バルモレイが奇跡の初来日。
バンド名はテキサス西部の小さな街の名前に由来し、独特の広々としたミニマリズムでクラシック音楽の伝統や実験的なアコースティック・フォークを共有しながら開放的な音楽感覚を放つ。「アンビエント・アメリカーナとコンテンポラリー・クラシックの見事な融合」と評され、クラシックの殿堂、ドイツ・グラモフォンと契約をし世界的に注目を広げるバルモレイがファン垂涎の初来日を果たす。
Rob and Michael, Balmorhea
エストニア出身でロンドンを拠点に活動するハナキフも初来日。
UKジャズシーンを代表するGondwana Recordsからデビューし、プリペアドピアノをメインにクラシカルで 情感溢れる旋律とエレクトロニカの要素を取り入れて構築されたその音楽は、故郷エストニアの聖歌や伝統音楽、美しい海辺や森といった彼女のルーツも反映し美しいメロディーと電子音がエモーショナルに融合する唯一無二の音世界を作り出す。
原 摩利彦はストリングスに加え NHK『日曜美術館』のテーマソングで共演した坂本美雨を迎えた原 摩利彦 feat. 坂本美雨で出演。
原 摩利彦
《Day2》11月24日(日)
現代アルゼンチン音楽を代表する孤高の存在にして生ける伝説、カルロス・アギーレがついにピアノエラに降臨。ネオ・フォルクローレ・シーンの精神的な支柱として厚い信頼と幅広い支持を得るコンポーザー/ピアニスト/ シンガーそして詩人。アルゼンチン・南米への愛と先住民族へのリスペクトに満ちた美しい旋律と滋味深い歌声、ソロとしては7年振りの来日。
ビュシュラ・カイクチャはトルコ出身、ピアノエラ初のイスラム圏からのピアニスト。
若く建築家でもあり音楽家としてのキャリアは長くないが、ミニマルでオリエンタルな要素が垣間見れれる叙情的なサウンドで、ニルス・フラームが提唱している Piano Day のコンピレーションに収録されワーナー・クラシックスと契約するなどヨーロッパで急速に人気を集めている。プリペアードのアップライトピアノを弾く神秘性を纏ったステージは見逃せない。
江﨑文武はWONKでキーボードを務めるほか、King Gnu、Vaundy、米津玄師、millennium parade等、数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加、また劇伴や芸術教育への参加など 多方面で活躍する一方で、アカデミックな高い知識と技術力を背景に自身の音楽表現を広げている。ピアノエラでは MIDI ピアノを使ったステージを予定していてどんな音楽世界で魅了してくれるのか楽しみだ。
世界的に最もポピュラーな楽器のひとつ、ピアノ。楽器としての能力の高さと長い歴史からその人気は揺るぎなく、ピアノに触ったことがない人はいないのではないでしょうか。日本でも今現在レッスンを受けている人だけでなく、趣味としてまた独学で演奏を楽しんでいる人も含めて大変多くの人がピアノに親しんでいます。
世界中から訪れた人々が空港・駅・街に置かれたストリートピアノで思い思いに音を紡いでいく姿を定点カメラで見つめる番組、NHK BS『空港ピアノ・駅ピアノ・街角ピアノ』は、ピアノを通して演奏する人の思いや人生を映し出す番組で好評を得ています。
そして近年、世界的にジャンルを越境するオリジナリティ溢れるピアノ音楽・ピアニストたちの存在が注目されています。ポスト・クラシカルと呼ばれるキーワードでクラシックとエレクトロニカが接近したり、民俗音楽をピアノで表現するアーティストがさまざまな国で同時多発的に現れだしたり、その土地、そしてそのアーティストならではの個性的な音楽家の登場が注目されています。
“THE PIANO ERA(ザ・ピアノエラ)”は、”今聴くべき世界の「ピアノ音楽の現在」”にフォーカスし、多様に発展してきている世界のピアノ音楽の”今”を体感するとともに、ピアノから放たれる、弾く者の音から染み出る音楽性や個性、生まれ育った文化までも感じ取ろう、というコンセプトで2013年にスタートしました。
隔年開催で過去に5回開催され(コロナ禍は3年開けて)、ジャンルで括らず独自のピアノ音楽を創造する国内外のアーティスト数組が毎回出演。シンプルなコンセプトであるが故に弾く者を丸裸にし、発せられるダイナミズムをダイレクトに浴びるように感じることができる音楽純度の高い公演として毎回注目いただき、世界でも類を見ないコンセプトと内容で最近は海外にも認知を広げています。
ザ・ピアノエラは、ピアノファン、音楽ファン、クリエイターへ刺激を与えるだけでなく、ピアノに親しんでいる子供たちにも感じ取ってもらい「世界にはこんなにスゴイ音楽があるのか!こんなすごいピアニストがいるのか!僕も、私もピアノで表現したい!」と思ってもらえる、創造意欲の背中を押す体験となることも目的としています。
第6回目の今年は、初来日のアーティスト3組を含む全員がピアノエラ初出演、アメリカ(北米)・アルゼンチン(南米)・トルコ(中東)・エストニア(欧州)・日本から個性的で創造性溢れる音楽家が集います。
今回もいま誰もが体感すべき世界のピアノ音楽、ピアニストの魅力に出会える二日間です。