そんな気概が伝わって来る、月に吠える。のロック・ミュージック。
その音を鳴らすロックな男たちの首謀者の名前は大森南朋(Vo,Gt)と塚本史朗(Gt)。
聞けば、初めて観に行ったライブが「The Street Sliders」(大森)、「エアロスミス」(塚本)という。
大人になってから結成したこのバンドが、本気で音楽と向き合っている。
ならば、その音楽のルーツや二人のあれこれをもっと知りたいと思った。
大森さんと塚本さん、酒を嗜みながら交わすいつもの会話を、手紙に託した文通がスタートです。
月に吠える。大森南朋(Vo,Gt) 塚本史朗(Gt)の「聴き捨てならない歌がある」第10回
大森南朋さま
春爛漫の折から桜の花は今を盛りと、満開をアピールし始めました。
目黒川沿いはご機嫌としか言いようがありません。
そして、おぼろ月夜の美しい頃となり、夜な夜な家路に戻りながら、夜空を楽しんでる次第でございます。
アラバキフェスも決まり、バンド練習よろしくお願いします!
聴きました、ジョージ・マイケルのFAITH。
MVも見ました!
80年代がギュッと詰まってて、なんとも甘酸っぱい気持ちになりました。
そんな中、新しいモノへの不信感を、いや、不信感と言うよりも、何かあきらめに近い感覚を払拭したく、まだ生えかけのアンテナがキャッチした情報をもとに、老舗レコードショップへ駆け込んだとです。
1973年にリリースされたアルバムを今、録音しなおして新たに出された細野晴臣さんのアルバム、「ホチョノハウス」。
当時では、新しいモノであったに違いなく、
それを細野さんの今の感覚で録り直すということは、非常に興味深く、そして何より触れてみたく、
なので、あえて当時のアルバムと聴きくらべずに
大先輩のその表現に触れてみました。
素敵でした。
「ホチョノハウス」より
「恋は桃色」
なおさん、聴いてみてくださいー!
塚本史朗
細野晴臣「恋は桃色」
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──次回は更新は4月中旬頃の予定です