ティーンネイジャーのようなキラキラした新鮮さと鮮烈さを放つ、ハードでポップなロックンロールステージ! 4月にTSUTAYAレンタル限定盤「17(SEVENTEEN)」、5月にシングル「しろくま」、6月に最新アルバム「YOUNG BLUE」と充実した作品リリースが続くSISTER JETが、5月25日、渋谷STAR LOUNGEで“White teenage Riot Tour”初日を迎えた。舞台上のレッドカーテンに映える、白ジャケット姿で登場した3人。ギターを掻き鳴らすワタルSが「SISTER JETです!」とひと声告げ、「さよならポケット」の息の合った演奏でライブが始まる。痛快なギターリフで始まった最新シングル曲「しろくま」は、鋭くタイトな演奏とワタルSの絡みつくような歌声が独特の世界観を生み出す。フロアの空気を一変したのは、「8ビートはパンク少年のもの」。さらにラモーンズのカバー「電撃バップ」とパンクナンバーが続き、8ビートでフロアが揺れる!
熱気溢れる会場に汗まみれの3人。ワタルS以外のメンバーは、早々にジャケットを脱ぎ捨てており、MCでは「ご覧の通り、今日は揃いの衣装で…… って、おい!?着てるの俺だけかよ!」などとトボケたやりとりもありつつ(笑)。ただのパンク少年に戻ったような無邪気な笑顔で、「とっても気分が良いので、予定に無い曲をやります!」と即興の歌詞を乗せた「ジョニー・B.グッド」を披露。さらに最新アルバム収録の新曲「Dear My Friends」の初披露で会場を湧かせ、シングル「しろくま」に収録された「デイドリームビリーバー」のカバーで大合唱を起こすと、この空間を完全掌握。リスナーの17歳の頃の写真を集めて作ったPVも話題の新曲「17(SEVENTEEN)」では、彼らの最大の武器と言える、キラキラしたポップ感、甘く切ない歌声とメロディで観客の心を震わせる。ライブ後半戦、フロアを踊らせた「ラブコメ」からアップテンポな曲が続くと、いよいよクライマックスへ。「hello goodbye days」に続き、渾身の演奏と絞り上げるような声で歌ったラスト「MR.LONERY」でフロアを大きく沸かせて本編は終演。
鳴り止まないアンコールの声に嬉しそうな笑顔で登場した3人。「6月にアルバムが出て、その後はツアーが始まります。9月、クアトロを炎上させて下さい!」と、SISTER JETの勢いがまだまだ止まらないことを宣言し、「最後に一曲踊って帰ってくれ!」と「La La Dance」を演奏。メンバーも観客も子供のようにはしゃいで、大きな声を上げながら汗まみれで踊る光景は最高に楽しくピースフルだった。