——タイトルにあるダーク、ブラック、グルーヴというのは今の日本のロックシーンに強いカウンターを打つキーワードでもあると思います。それを能動的に拾いにいくという意志に満ちたアルバムで。なるほど、WHITE ASHらしいファイティングポーズだと思いました。
のび太(Vo.&Gt.)「すごくカッコいいアルバムができたと思います。あとは、今まで以上にメンバーに助けられましたね。ホントに最高のメンバーとバンドをやれてるなって」
山さん(Gt.)「ありがとう(笑)。『THE DARK BLACK GROOVE』というテーマを先に掲げて制作していって。そういう作り方をするのは初めてだったんです。グルーヴがキーワードになっているので、まずリズムを絶対的な土台にして、そこに自分はギターとしてどういうフレーズを乗せればいいのかすごく考えました。今まではボーカルに負けないくらいのメロディをギターで弾こうという意識が強かったんですけど、今回はリズムを活かしながらいかに耳に残るフレーズを作れるかがテーマだったので。試行錯誤した分、満足度も高いですね」
剛(Dr.)「ドラムにかかる比重が大きかったというのもあって、1曲1曲の制作でカッコいいノリとはどういうものなのか考え抜きました。たとえばハイハットを普通に刻むんじゃなくて、アクセントをどこにつけたら首が動くのか、スネアの音色もどういうものにしたらリスナーに刺さるのか何度ものび太と一緒に考えました」
彩(Ba.)「『THE DARK BLACK GROOVE』というテーマを聞いたときに、リズム隊としてこれまでの作品以上に重要な役割を担わなきゃいけないと思いましたね。でも、フレーズ作りに関してはそこまで苦労しなかったんですよ。というのも、普段からヒップホップなどを聴くようにしていて、ブラックミュージックにあるタイトなループ感が耳に染み込んでいたんですよね」
——1曲目の「Orpheus」からグルーヴを極めたロックならではのクールな怖さがある。その感触がすごくカッコいい。また3曲目の「King With The Bass」はマイケル・ジャクソンへのオマージュも感じさせるサウンドを展開していて。
のび太「まさに。マイケルは小さいころから憧れのアーティストでもあるので。 ブラックミュージックはリスナーとしてもずっと好きだし、それをロックバンドの方法論で昇華するのは自分がやれることでもあると思ったんですよね。純粋に今自分がカッコいいと思うことはすべてこのアルバムに注ぎ込みました」
——4月から始まるツアーもこのアルバムをどう体現するのか、とても楽しみです。
のび太「このアルバムは広い会場で鳴らせるイメージを持って作ったところもあるので。この4人の音で各会場をどれだけ大きなグルーヴで巻き込めるかが勝負だと思いますね。いままで体験したことのないようなライブの刺激や楽しみを味わってもらえたらと思ってます。そういうライブができる自信もあります。ぜひ楽しみにしていてください」
2015年4月17日(金) | 新木場Studio Coast | 17:30 開場 / 18:30 開演 | スタンディング ¥3,500(税込) |
---|
【先行先着受付期間】 受付中~4月1日(水)23:00 ※規定枚数になり次第終了 |
3rd Full Album「THE DARK BLACK GROOVE」
(VAP)
3月4日(水) SALE
DISK GARAGE.com WHITE ASH アーティストページ
WHITE ASH オフィシャルサイト
WHITE ASH (2015.3月号掲載 DI:GA interview)