昨年9月にベーシスト・松岡彩が加入、新体制で秋のワンマンツアーを成功させたSHISHAMO。シングル「君と夏フェス」「量産型彼氏」、リード曲「僕、実は」を含むニューアルバム「SHISHAMO 2」にも、さらに進化したバンド・グルーヴがダイレクトに刻み込まれている。4月からはZepp DiverCity(Tokyo)公演(4/12)を含む全国ツアー「SHISHAMO ワンマンツアー2015春『さよなら、僕のともだちと花の季節』」もスタート!
——松岡さんが加入してわずか半年でニューアルバムが完成。既に“この3人だから出せる音”がしっかり表現されていることに驚きました。
宮崎朝子(Gt,Vo)「去年のツアーを回ったのが大きいですね。松岡と会ってからの時間は短いんですけど、過ごした日々は濃かったんで。それも音に反映してるのかなと」
吉川美冴貴(Dr,)「レコーディングのときもバンド全体が前を向いている感じがあって。“松岡、大丈夫かな”ってすごい心配してたんですけど、ぜんぜん大丈夫でしたね。スタジオで寝てたし(笑)」
松岡「緊張してましたけどね(笑)。レコーディングも初めてだから“今日は何をやるんだろう”みたいな感じだったし」
宮崎「(笑)松岡のおかげでスタジオがちょっと和やかだったんですよ。“ひとり小さい子供がいる”みたいな感じで」
松岡「19歳だけどね」
吉川「知ってるよ(笑)」
宮崎「でも、よかったです。メンバーの関係性は大事だなって心底思いました」
——研ぎ澄まされたバンドサウンドも印象的でしたが、アルバム全体のテーマみたいなものはあったんですか?
宮崎「春っていうテーマはありましたけどね、薄く」
松岡「ホントに薄くだけどね」
宮崎「うん。卒業シーズンとかにも上手くかけられたらなって。個人的には(卒業式に)思い入れはないんですけどね。高校の時は友達も少なかったし」
——“好きだった先輩が卒業する”というシーンを描いた「さよならの季節」はまさに春を感じさせる曲ですよね。それにしても今回のアルバムにもハッピーなラブソングはほとんどないですが。
宮崎「……ないですね。『君と夏フェス』だけかな」
——ラブラブな恋愛を歌わないのもSHISHAMOらしさですよね。
宮崎「それも切ないですけど(笑)。ラブラブな歌詞って、そんなにおもしろいとは思えないんですよ。それよりもちょっと転んだりしてるほうがおもしろいじゃないですか。物語としておもしろいことが大事だし、そうじゃないと曲作りのモチベーションも上がらないんです。曲を楽しく作るために歌詞を書いてるので」
——4月からはワンマンツアーもスタート。
松岡「秋のツアーはすごく精神をすり減らしながらやってたイメージがあるので、今回はもっと余裕を持って、楽しく回りたいと思います!」
吉川「私は緊張するほうだし、少しずつ会場も大きくなってるので、わりと不安があるんですよ。前回のツアーと同じように自分のペースでやれるようにがんばります」
宮崎「一歩先のパフォーマンスを見せられるように尽力します!」
2015年4月4日(土) | CLUB CITTA' | 16:00 開場 / 17:00 開演 | オールスタンディング ¥2,800(税込) |
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2015年4月12日(日) | Zepp DiverCity(TOKYO) | 16:00 開場 / 17:00 開演 | スタンディング ¥2,800(税込) 2F指定席 ¥2,800(税込) |
2015年5月22日(金) | HEAVEN'S ROCK Utsunomiya | 18:30 開場 / 19:00 開演 | オールスタンディング ¥2,800(税込) |
2015年6月13日(土) | 桜坂セントラル(沖縄) | 17:30 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥2,800(税込) |
2nd ALBUM「SHISHAMO 2」
(GOOD CREATORS RECORDS)
3月4日(水) SALE
DISK GARAGE.com SHISHAMO アーティストページ
SHISHAMO オフィシャルサイト
SHISHAMO (2015.3月号掲載 DI:GA interview)