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PAPARE DI:GA

空想委員会(2013.2月号掲載 DI:GA s.p. interview)



DAMIJAW

2013.2.6 up

4.14 LIQUIDROOM。“学校では教えてくれないこと”がココにある!

NUMBER GIRL、くるり、スーパーカーなどをルーツに持つ、エッジーかつポップなバンドサウンド、そして、“恋愛下手”“生きづらさ”をテーマにした歌詞によって、ギターロック・シーンを中心に急激な注目を集めている空想委員会。3月には2ndミニアルバム「僕はまだ必要十分条件を満たしていない。」に続く新作のリリースも控えている彼らが、恵比寿LIQUIDROOMでワンマンライブ【空想トラベル推奨】「学校では教えてくれない修学旅行〜ときめかずメモリアル〜」を開催する。ふだんは隠しているやりきれない葛藤や衝動をディープに描きまくる彼らの世界観をぜひ体感してほしい。

── 日本のオルタナティブロックを継承したサウンドもめちゃくちゃカッコいいし、“生きづらさ”満載の歌詞もとても他人事だとは思えなくて。


三浦隆一(V&G) 「お、ここにも1人いましたね(笑)」


──(笑)。一昨年のCDデビュー以降、急速に知名度とライブ動員を伸ばしているわけですが、ライブにもみなさんと同じような感性の人たちが集まってるんでしょうか?


三浦「まあ、ダメ人間が仕掛けているライブですからね(笑)。“ラブラブでハッピー”っていう人はあんまりターゲットだと思ってないというか、“楽しくない人、来なよ”みたいな」


佐々木直也(Gt)「そうだね(笑)。そういうところに共感してくれる人が多いかも」


三浦「ツアーのたびにテーマを決めてるんですけど、最初は“恋愛下手の作り方”(←1stミニアルバムのタイトル)だったんですよね。去年のワンマン・ツアーのときは“生きていくのが下手な人”というか、不器用な人たちに向けてたんです。“いっしょに考えていこうよ”みたいな。…ちょっと重いですけど」


── (笑)。2ndミニアルバム「僕はまだ必要十分条件を満たしていない。」も、そういう内容でしたからね。


三浦「で、今回のLIQUIDROOMのタイトルが『学校では教えてくれない修学旅行〜ときめかずメモリアル〜』っていう。ときめいてないんですよ、ぜんぜん」


佐々木「言ってることは変わってないね(笑)」


── サウンド自体はライブでめちゃくちゃ盛り上がれそうなんだけど。


三浦「そうなんですよね」


岡田典之(B)「開き直って盛り上がるのかも(笑)」


三浦「でも、LIQUIDROOMでワンマンが出来るなんて、ありがたいですよね。“お客さん、ゼロ”っていう黒歴史もあるんで。僕以外のメンバーが全員やめたことも2回あるし」


佐々木「僕と岡田は3期メンバーです(笑)」


── モー娘。じゃないんだから。そもそも三浦さんは、どうしてバンドをやろうと思ったんですか?


三浦「NUMBER GIRLとくるりがいなかったら、バンドはやってなかったでしょうね。特にNUMBER GIRLにはビビリましたね。歌ってる内容も、向井(秀徳)さんが10代の頃のことだったりするじゃないですか。“こういうことを歌ってもいいんだ”っていう」


── ちょっと歪んだ青春というか。


三浦「そうそう。自分も10代の頃に思っていたことをずっと引きずってるところがあるんで…。それを出したくてしょうがないときもあるし」


── ちなみに青春時代は楽しかった・・・わけないですよねえ。


佐々木・岡田「ハハハハハ!」


三浦「色でいうと、灰色ですね。モテたこともないし、勉強も出来なかったし、スポーツもそんなに…。将来やりたいこともなかったですからね。こっからどうなるんだろう?って思いながら、高校の3年間と大学の4年間を過ごして」


佐々木「長いね(笑)」


三浦「でもさあ、その時期、何を考えて過ごしてたわけ?ボーッとしてたの?そっちのほうが不思議だよ」


── (笑)。いいじゃないですか。いまはそのときの感情を楽曲に置き換えて、共感してくれるオーディエンスも増え続けてるんだから。


三浦「需要があって良かったですよ。あまりにも個人的な曲が多いし、“わからなくてもしょうがないかな”ってずっと思ってたので」


佐々木「“聴いてくれてる人がいる”ってわかるのが、ライブなんですよね」


岡田「“CDだけで止まってる人をライブとリンクさせたい”という思いも強いですね」


三浦「うん。あの、もうひとついいですか。ライブの前日(4/13・土)にもイベントがあるんですよ。僕らと縁のある場所を何か所か回るツアーを準備していて」


── おお、ホントに修学旅行みたい。


三浦「そうなんです。ただし、男子用のコースと女子用のコースだけですけどね。カップル用のコースはありません!」


岡田「カップルに厳しいんですよ、三浦さんは(笑)」


インタビュー/森 朋之

空想委員会ワンマンライブ【空想トラベル推奨】「学校では教えてくれない修学旅行~ときめかずメモリアル~」

2013年4月14日(日) LIQUIDROOM 16:45 開場 / 17:30 開演 オールスタンディング :3,000円 (税込)
※高校生以下、当日学生証もしくは年齢を証明できるものを提示でキャッシュバックあり!
※4/13(土)からプレイベントあり。詳細はオフィシャルサイトへ!

GET TICKET先行受付

受付期間:受付中〜2/22(金)23:00
※規定枚数になり次第終了いたします


公演詳細はこちら
一般発売日:2/16(土) ON SALE

アーティスト情報

1st EP「空想見聞録」
(ONE EIGHT RECORDS)
●3/13 ON SALE
2nd MINI ALBUM「僕はまだ必要十分条件を満たしていない。」
(ONE EIGHT RECORDS)
●NOW ON SALE

1st SINGLE「完全犯罪彼女」
(ONE EIGHT RECORDS)
●NOW ON SALE





(空想委員会 2013.2月号掲載 DI:GA s.p. interview)

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