米倉利紀のふるさとの思い出

米倉利紀のふるさとの思い出

編集部：米倉さん、ふるさとについて教えていただけますか？

「実家の冷蔵庫」

出身は大阪府豊中市というところです。
『豊南市場』という有名な市場があるんです。その近所で生まれ育ちました。
今では、そこにいた長さよりも東京やアメリカにいる方が長い。でも、大阪に帰ると無条件に「ああ、ここだな」と地元意識がわいてきます。小さい頃歩いてた道を父親や母親と一緒に歩いくと、いろんなことを昨日のことのように思い出します。こういう感情を“ふるさと”っていうんだろうなと思います。
でも、何よりも僕がふるさとだと思うのは、家の中。家族、父親、母親、姉と過ごした時間ですね。時々4人でご飯を食べることもあるんです。そういう瞬間、感慨深くなりますよね。
ふるさとの中で、一番好きなのは実家の冷蔵庫なんです！　実家の冷蔵庫って宝箱だと思いません？　なんでもあるんですよ！　あれって母親ならではだなと思うんです。ウチの母親はすごく心配性なんで「もしかしたら？」精神で、旅行行くときも荷物がいっぱいになっちゃうタイプなんですね。冷蔵庫の中がまさにそれ。“こんな食材ある！！”“早く食べないとコレ腐るよ”っていうようなものを引っ張り出して、思いつくレシピで料理をしてみたり。それがなにより大好きです。僕の東京やアメリカの家の冷蔵庫には本当に必要なものしか入ってない。僕がふるさとを一番感じるのは実家の冷蔵庫ですね。
地元の食べ物で僕が好きなのは、“喜八洲（きやす）総本店”というお饅頭屋さんがあるんですが、 “みたらし団子”と“きんつば”がめちゃくちゃ美味しいんです！！　本当に人気で、新幹線の新大阪駅でもすぐ売り切れちゃうからなかなか買えないんですよ。でも、実家に帰ると、駅前にお店があるので並ばずいつも食べてます！！

編集部：ご家族との思い出を話される時の、米倉さんの優しい笑顔が印象的でした。
米倉さん、ありがとうございました！

■アルバム『smoky rich』収録曲「SMILE AGAIN」MV