森大輔の愛用品は?
編集部:森大輔さん、愛用品を教えてください!
トラック・ボールとICレコーダー
トラック・ボール
曲を作ってるときは、PCに向かってキーボードを打ったりマウスを触ったりという手間すら省きたいくらい効率的にやりたいと思うんですよね。
何かアイデアが浮かんだら、その興奮してる状態をそのまま音に記録しておきたいと思うので、これだとすごく正確に操作できるんです。
レコーディング・スタジオでエンジニアさんが使っているのを見て、いろいろ評判も聞いて、それで4、5年前に初めて自分で買って使ってみたら、もう手放せなくなってしまいました。
マウスだと、それだけでストレスに感じるくらいなので、制作のときには必ずこれを使っています。音量を1単位で調整したいとか、そういう細かい作業もこれだとすごくやりやすいんです。
手の延長みたいな感じでやれるというか。
マウスに比べるとかなり大きいですから、すべての人におススメというわけではないですが、僕が使っている用途に限ってはこれがベストだなあと思っています。
ICレコーダー
これはベタですけど、アイディアをメモしておくのに使ってるんですが、最近はスマートフォンのアプリに外出先でも吹き込めてしまうので、外に持ち出すことはあまりないんですが、家でキーボードを弾いているのを録音する場合に、スマホだと音がグジャグジャになって、あとで聴き直してもわからなかったりすることがあるんです(笑)。
だから、ある程度いい音で録音できて、でもPCを立ち上げて態勢を整えるというほどの時間は待ってられないというときにこれが便利なんですよ。
他のメーカーにもいろいろ種類はあるんですが、録音マイクが左右に突き出てるものが多くて、それなりに持ち出して使うこともあるので、やっぱりこのコンパクトなデザインとサイズ感がちょうどいいかな、と。
音質もばっちりだし。
今回のアルバム『Music Diner』に入ってる曲も、ほとんどはこれを使って最初のアイデアを書き留めた曲たちですね。
森大輔さん、ありがとうございました!私もトラック・ボール使ってみます。