Kouichi(ex.カメレオ)
宏一(ギルド)
いったん2人がステージを去ると、スクリーンにメンバー紹介ムービーが流れる。再びメンバーが登場し、先ほどの3人に加え、ギターにユナイトのLiNとFo’x Tailsの鳴風、ボーカルにmitsu、といった顔ぶれが揃う。ここからはバンド編成になり、メロディアスなmitsuの曲「蛍」で会場の空気に彩りを加えていく。
Takashi(ex.カメレオ)
mitsu
「今日は人数も多いですし、各メンバーの曲を1曲1曲やっていこうと思います。みなさんもWKWK PROJECTの一員として楽しんでいってください。」(mitsu)
Fo’x Tailsのアッパーな曲「GLITTER DAYS」では、Kouichiがステージ左右のポジションにいる鳴風とLiNのそばで演奏し煽る。さらに、カメレオの曲「ダメ男」では扇子を取り出すよう提案し、曲に合わせて大量の扇子が揺れる光景が見られた。
鳴風(Fo’xTails)
ここで改めてメンバー紹介。鳴風がギターのフレーズでコメントをするという技を見せ、意外なところでウケる。さらに、カメレオとユナイトに距離があった時期、KouichiがLiNとの間で緊張感のある会話をしたという話題で盛り上がる。
LiN(ユナイト)
「忘年会で会った時、“お前、カメレオだろ。俺ね、お前ら嫌いなんだよ”って言われたんですよ。」(Kouichi)
「いや、今は好感度を上げようとしているんだからやめて(笑)。」(LiN)
「今回もギルドの宏一が誘っていると聞いて、“俺、あいつ、無理なんだよね~”って言ったそうですけど?」(宏一)
「やめろよ!ハメようとして誘ったのか?当時はカメレオと喋るなと言われたの(笑)!」(LiN)
「今回はなぜ厳しいと思ったの?」(宏一)
「だって、ライブを見てて、(テンション高すぎて)あれ何?って。」(LiN)
「そんな時代を経て、LiNちゃんが鳴風君を紹介してくれて、mitsu君と出会うきっかけを作ってくれました。LiNちゃんに拍手!」(Kouichi)
爆笑の暴露エピソードの後、ギルドのナンバー「ウソじゃない」に突入。ダンサブルなビートに合わせた振り付けで会場の熱気を高めていく。
ユナイトの曲「ice」では、LiNの“いただきます!”をきっかけに激しいサウンドで飛ばしていく。シャウトするmitsu、ヘドバンを繰り返す観客の熱量がよりヒートアップした空間を作り出す。
そして、mitsuの曲「into DEEP」では観客もタオルを回しながらジャンプし続け、高いテンションを生み出した。
この後、mitsuと入れ替わりにThinking Dogsのボーカル、TSUBASAを呼び入れる。TSUBASAによると、Kouichi&宏一の2人で行ったLINE LIVEを見て興味を持ち、このイベントに自ら参加を申し込んだという。その積極性をメンバーも迎え入れ、出演が実現することになった。この日はポップなThinking Dogsの「ハートビート」を披露。明るく爽やかな曲調が会場を包む。さらに、ギルドの「Burning Love」がハードな色を加え、熱いコール&レスポンスとともに体感温度を上昇させる。
TSUBASA(Thinking Dogs)
ここにmitsuが加わり、カメレオの「ニート姫」を熱唱。この日一番の大きな歓声と激しい振り付けで会場が一体となって最高潮に達した。曲の途中には、メンバーのチェキを入れた大入り袋付きのポテトチップスの袋を大量に投げ込むなど、サービスに溢れた場面も。
最後に、メンバーが今日のイベントを振り返り、一人ずつコメントを述べる。
「Kouichiとは10代の頃から一緒にやっていますけど、前のバンドが解散してすぐに声をかけていただいて。素敵な一日になりました、ありがとうございます。」(TAKASHI)
「好感度アップ月間なんです。だから、今後一切、いじらないで(笑)。」(LiN)
「ありがとうございました。僕は(活動している)ジャンルは違うんですけど、出会えて良かったです。」(鳴風)
「今年の頭にバンドのボーカルが辞めて、ステージに立てなくなりまして。そんななか、くすぶっている僕を励ましてくれたのがKouichi君です。こういう話をいただいて、素敵なメンバー、素敵なみなさんとライブができて幸せだなと思いました。」(宏一)
「お互い、バンドをやっている中で形あるものが無くなったりしていたんですけど、笑える場所を作ろうよというKouichiさんの話を聞いて、お手伝いしたくて来ました。今後もいろんなことを巻き込んで笑顔になれる場所を作ってくれると思います。」(mitsu)
「楽しかったです、ありがとう。」(TSUBASA)
「音楽やってなかったらメンバーともみなさんとも出会えてなかったと思うと、音楽やって良かったなと思いました。音楽を通してワクワクする場所が作れたらいいなと思うので、引き続きよろしくお願いします。」(Kouichi)
ラストはWKWK PROJECTのオリジナル曲「Face to Face」。攻撃的なサウンドでたたみかけるように演奏し、エモーショナルなボーカルをぶつけ、このイベントの最後を見事に締めくくった。
手探りのまま始まったイベントだったかもしれないが、メンバー間の確かな繋がりや音楽にかける情熱を感じさせる手ごたえを残した“WKWK PROJECT Vol.1”。エンドロールで、12月29日開催のTSUTAYA O-WEST公演の告知も行われたように、これからイベントの面白さが加速していきそうだ。
セットリスト